競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【阪神大賞典 2024 レース回顧・結果】軽負荷のカミソリ斬れ要求戦

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――「ナタの斬れじゃないのかー!」とディープボンドあたりが言ったとか言わなかったとか、……とだけ覚えておけばいい一戦か。

阪神大賞典 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 テーオーロイヤル 3:06.8 34.8
2 ワープスピード 3:07.6 35.4
3 ブローザホーン 3:07.6 35.3
4 プリュムドール 3:07.8 35.3
5 ゴールデンスナップ 3:08.0 35.3

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 阪神大賞典 2024

 

3/17 阪神大賞典 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

芝は昼過ぎから雨が降り出し、レース時点で通年平均より少し要す程度(±0~+0.5秒/1000m)の依然インのほうが若干有利な状態で行われた

 

前半1000m1分03秒7、同2000m2分08秒9(区間1分05秒2)と、さすがにペースが緩すぎる一戦

 

その分後半1000mは57秒9のハイラップ、平坦戦かつ加速ラップフィニッシュとなったが、それでもさすがに前年(ジャスティンパレスV)以上の評価は与えられない決勝ライン

 

特に深刻なのが、そこから5馬身差をつけられた2着ラインで、勝ち馬以外は基本得るところのないレースとなった

 

 

 

阪神大賞典 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ジャンカズマ

予想➡➡➡

結果➡➡➡9着

このペースであれば、もう少し踏みとどまってほしかったが……。

もっとも、大半のペースは楽だったとはいえ上りが高速化しすぎたこと、渋って下げた△プリュムドール(4着)がそこそこ伸びてきていたことなどから、この馬のタフ馬場耐性を発揮するには少し馬場が良すぎた可能性も。

 

 

テーオーロイヤル 他

勝ったテーオーロイヤルは、別定57キロで前走(58.5キロ)からすると実質微増くらいのパフォーマンスの判定。

これで5馬身差ついてしまったことのほうが問題なのは言うまでもないが、この路線で上り勝負にさえ持ち込めればやはり脚力G1~G2級。平坦戦決着とはいえ、これだけ頭数もそろったのにレース上り35.1秒の阪神大賞典になれば、そりゃあ大得意の流れで。

春盾に関しても、この馬の上りスピードを武器に戦える展開になるか(溜めてヨーイドンがベター)次第で扱いを決めたいところ。

 

あとは、冒頭の通りこの2着以下水準ではどうにも評価を定めることは難しく、スローな流れに相当手を焼いていたブローザホーンだけ注目しておきたい。

たしかに、直線でスムーズさを欠いていた2着ワープスピード(直線序盤前狭く追い出し遅れ、中盤も窮屈)、6着サヴォーナ(直線前半で左右からぶつけられる)あたりも「もう少し上があっても」とは言えるが、あの一部分だけでは……なところ、同馬についてはレースの半分ほどで掛かって消耗していたはずで。

前走から今回へのペースの差に戸惑った部分もあっただろう。