競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【福島記念 2024 レース回顧・結果】持久力勝負のG3なら

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福島記念 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 アラタ 2:00.7 36.3
2 フェアエールング 2:00.9 36.8
3 ダンディズム 2:01.0 37.2
4 クリノプレミアム 2:01.0 37.3
5 ショウナンマグマ 2:01.0 37.0

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 福島記念 2024

 

11/10 福島記念 ◯的中

 

レース全体のふり返り

 

馬場は、通年平均比+0.5秒/1000mに届くかどうかといったやや時計を要した状態で、バイアスは(直線に関しては)若干内劣勢の状況

 

前半1000m通過59.5秒は平均ペースで、後半も水準にまとめ、2分00秒7(レース上り37.2秒)の及第点決着

 

向こう正面で先団に対しプレッシャーが高まり、マクリ合い様相を呈したところから、12.0 - 12.2 - 12.4 - 12.6の消耗戦&差し決着を演出

 

 

 

福島記念 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ダンディズム

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

勝ち馬、2着馬同様に序盤最後方から、こちらはほぼ最初から終始外々を走っての1+1/2馬身差3着。

直線は外有利も、以外はラチ沿い周回がまだ良い状況(ゆえに、ラスト外差しイメージなのに、一桁枠番の活躍が目立っていた)だったため、この走破距離を思うとその差はほとんど無いに等しい。

ひとまず、今年の七夕賞で感じさせた、この路線での活躍があるのではという見立てにちょうどかなうあたりで走っていた印象を持った。

良くも悪くも、それでG3勝ち負け級だが、セン馬といえど8歳馬。

紳士たるものあんまり無茶なこと言いなさんな――と馬に怒られないよう、このくらいで良しとしておかなければならないところだろう。

 

 

アラタ

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

まず、こちらの見立てた通り(=陣営の目論見とは異なり)、いつも通りに後方からとなった点が、結果的には大きかった。

その縦位置に加えて、さらには序盤ほど内を通して、勝負所から外に持ち出してという横位置も、この日の馬場では非常に理にかなっていた。

馬としては、今年の金鯱賞が立派なもので、そことほぼ同等水準でまとめてみせたことによる勝利という感じ。

正直この好枠を引いたにもかかわらず、単勝12倍台というのは正しく「もうこの条件でのこの馬は飽きたよ」と見られていたことによるところもあったかと思うが、それゆえこちらを本命視しても良かったかなと少し後悔。

 

 

フェアエールング

ペース云々はそれ自体さほど、前にも後ろにも有利に働くことはなかったレースだったとみて、長く脚を使う(消耗戦にまで突入)展開という部分に重点を置いて、ほかでは2着フェアエールングだけ評価としておきたい。

同馬に関しては、これまで連対したレースのほとんどが瞬発戦で、唯一の瞬発戦以外連対歴が凡戦の2勝クラスVという戦歴だっただけに、この流れを差しで好走してきたことは52キロといえど価値があったと思っている。

しかも、外には持ち出さず比較的内寄りを最後まで通してのものでもあった。

札幌2000mとここ福島の中距離でしか依然好走歴はないが、ラップ的には長く脚を使い続けて対応するという豹変と言ってもいい内容を示した今回。

正直、一度そのローカル平坦2場以外で走ってみてくれないと自信はもてない現時点だが、得意なコース形態から外れても活躍を示してくることに繋がったかもしれない一戦ということに。

あとは、案外「この馬がこの流れで好走!?」よりも「52キロだったしね」と見られる(評価する向き<フロック視)、となればと願うのみ。