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――棲んでたね~、けどまあ2重賞デー4連チャンの最終日で、予想する側も散漫になりがちななかこの5→6→1人気決着というのはやはり「それでも荒れないレース」だったということでしょう。
目次
レース回顧 エリザベス女王杯 2021
福島記念 2021 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 福島記念 2021
レース全体のふり返り
福島記念 2021 各馬ふり返り 予想と結果
パンサラッサ
予想➡➡➡△
結果➡➡➡1着
パドックでは一番良く見せていたので直前に相手には拾うことはできたが、あそこまで着差をつけて逃げ切るとは正直想定外。
1コーナーに入る際には、「行くな(ディアンドルに行かせてしまえ)」とさえ思って見ていたくらいだったのだが。
ただ、内容としてはレース全体像のところにも記したように、後半ラップを見るにかなりラスト4つで楽をして、直線も結構落ちるだけ落ちての4馬身差だっただけに、圧倒的なパフォーマンスによる逃げ切りというよりは、後続が翻弄されるだけ翻弄されたといった印象が強い。
これで、後半も息を入れずに12.0-12.2-12.6-13.0とかでまとめていれば、文句なしの「強い逃げ馬」と言えるが。現状は、「逃げた時に良い馬」まで。
ヴァンケドミンゴ
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡6着
鞍上酒井騎手の「どうしていいか分からなくなるような流れ」が、このレースを如実に表すと同時に、この馬自身の敗因。
確かに前は飛ばしたが、一方で大きく差が開いた5番手以下は平均より遅いペースで運んでいたくらい。
中団以降のジョッキーは皆「随分飛ばしていくな」と感じていたことだろうが、その錯覚によって4番手ステイフーリッシュから離され過ぎてしまった部分があった。
上り35.8秒は単独4位でのものであり、レースの“魔物”にやられた感が強く、これでさらに妙味を増すであろう次以降の福島では面白い。
他も、その“魔物”にやられたというのが前面に出ていて、評価の上げ下げにはあまり関わらない一戦になってしまったかなとの印象。
ヒュミドール、アラタの2頭も、むしろこれまでの自身のパフォーマンスからすると下げているくらいの中での好走だったと思うし、とにかく翻弄されて仕掛け遅れ、走破時計を必要以上に遅いものにしている馬が多かった。
強いて言うなら、この流れで持ち味は全く生きなかったであろう中で、待機組の中では比較的積極的に仕掛けを開始して、直線序盤もオッと思わせたサトノエルドールだけ挙げておきたい。
ラスト1Fの手応えのなさはまさに不適性とレース中の無理によるものと思えば、ハンデG3(中山金杯など)くらいならと思えなくもない。