競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【札幌記念 2022 レース回顧・結果】オプション機能戦

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――その機能が付いているパンサラッサに対して、たぶん素質だけでこなして勝ってきたジャックドールの差は大きいはずで。

 

札幌記念 2022 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 ジャックドール 2:01.2 37.3
 2 パンサラッサ 2:01.2 37.7
 3 ウインマリリン 2:01.4 37.4
 4 アラタ  2:01.5 36.9
 5 ソダシ 2:01.8 37.5

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 札幌記念 2022

 
8/21 札幌記念 ◎的中
 
 
レース全体のふり返り
 
馬場は、良回復して±0~少し平均遅め程度で、前日ほどではないが前が残りやすい状態
 
逃げたパンサラッサの前半59.5秒ペースは特別速くはないが、後続も離されずに付いていったためそこからもペースは落ちず、11.8 - 12.4 - 12.6 - 12.7の後半となっての消耗戦

この日の馬場では前半7F(1分23秒5)までが上々ペースだったとみられ、2分1秒2もなかなか底力を求められた一戦
 
ただし、額面としてレースレベルが高いとは言いづらく、距離耐性や前傾度適性などオプション機能が前面に出た決着となっている

 

 

 

札幌記念 2022  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ジャックドール

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

最終的に、当初☆だったこの馬を本命◎に差し替え。

この馬自身の評価を高めたというより、予想編で「単はこちらかグローリーV」とした当初◎グローリーヴェイズに不安を感じたため。

やはり、「届かない懸念」とそれに加えて「鞍上がその届かない懸念を増長させている近況」だったことが大きい。

レース全体にもある通り、この馬としては額面はあまり優秀なものではなかった今回の勝利だったと思うが、どちらかというと「平坦戦はこなす(瞬発型)」程度のこの馬が、未知のこの流れ(完全消耗戦)を勝ち切ってきたことが大きい。

しかも、戦前から予想された「他馬のペース」で、自身が4番手になっての好位差しで。

これなら、この馬に関してはここから「大器飛躍へ」として良さそう。

左回りの好時計馬場なら、また2段くらい上のギアを発揮してG1級パフォーマンスを見せてくれるはず。

 

 

パンサラッサ

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

この馬は、勝ち馬に対して好対照。

あまり信頼していなかったこの鞍上が、非常にいい仕事をしていた。

正直、レースラップを見るまでは、後続が付いて回っていたので「もっと離して逃げないと」などと弱気ペースを心配していたが。

これだけ軽快に逃げて、かつ後半勝負まで緩めず運べば、ほぼこの馬は出し切れていただろう。

(後続にはきっちり1馬身半差もつけた)その中で、最後に差されたのは相手が一枚も二枚も上だったということ。

 

 

☆グローリーヴェイズ / ▲アンティシペイト 他

☆グローリーヴェイズ(6着)は、むしろもっと縦長になって、早々に前が脱落する流れで、2番手グループで決まる展開なら、その差し不発懸念をおしてでも本命維持とも考えたが。

結果的に、素直に「パンサラッサ・ペースなら、馬場も相まって向かない」と判断しておいて正解だった。

コースに関しては、合っていたと信じて疑わないが、瞬発型戦歴であるように後傾ラップ向きであるところと、シャティンとは直線の長さが決定的に違うあたりが、僅かなズレとなって表れていたように思う。

この馬にとって、この馬場×展開での敗退は仕方なかった。

 

他では、まず額面が低調なため、☆同様に何か決定的にズレをかかえた負け組ということになるが、そこはウインマリリン(3着)ではなくソダシを挙げたい。

個人的には、超言い訳の効きまくる今回結果だったと思っているし、これでも2000mは当然として1800mですら今後使ってこようものなら、この馬をもう本気で強くしていく気が陣営に無いのだなと判断したいと思っている。

 

あと、▲アンティシペイト(7着)は、コースはハマって(合って)いたと思うが、競馬があの形なので厳しかった。

前傾ラップでも良いが、4コーナーで団子になる形でないと苦しく、その意味でも今日のように前に格上馬が揃ったレースで上位に狙ったのは予想としてボーンヘッドだった。

馬は、この経験が良い経験となりそう。