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――分かりやすく、出ていたかなと。
札幌記念 2021 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 札幌記念 2021
レース全体のふり返り
札幌記念 2021 各馬ふり返り 予想と結果
ブラストワンピース
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡5着
ちょっとやり過ぎじゃね? と思えなくもないレースぶりだが、直線インにこだわっての作戦だけにやりたいことは非常によく分かる。半分納得。
もう半分は、何も「差し」までを放棄しなくても、という思いだが。
それでも、8枠からインでじっとして直線でも最内のほうがさらに着を下げていた可能性は十分あり。
2年前Vの札幌記念は(1番枠もさることながら)上り3F36.1秒の一戦であり、今日は同35.4秒だったわけで。
何もかも、不向きなままに終わった今回だったが、それもこれもまず前半59.9秒の想定より遅いトーラスジェミニ(10着)のペースが痛かったといったところだろう(実際、当のトーラスジェミニ自身も、後半のスピードに全くついて行けない形で、見るも無残に失速10着。もっと前傾度を上げて活路を見出さねばならなかったのは明白)。
ペルシアンナイト
予想➡➡➡◯
結果➡➡➡3着
思いの外、高い位置をとり進めた。
3コーナーで、手応えが良すぎてか一瞬引いたところで少しポジションを下げかけたシーンにヒヤリとした以外は、ほとんど心配のいらない競馬だった。
休み明けへの懸念(しかも当日馬体重は+10kg)をおしてでも「狙う価値のあるオッズ」かを最大の焦点にしていたが、それを十分クリアしていたおかげで、(◎は来る時は大方勝ち切っているだろうとの目論見もあってブラストワンピースのままにしたが)複穴でこちらをシンプルに狙える状況が整ってくれていて助かった。
ラストの伸びはさすがのものがあった2着△ラヴズオンリーユーだったが、それをほとんど封じかける好内容3着だった。
ソダシ
予想➡➡➡△
結果➡➡➡1着
大外枠からでも、折り合いの心配など微塵も感じさせない競馬ぶり。
これでほぼ勝利を決めたところだろう。
自分で自分の首を締めるような浪費がなく52キロで走れば、ここは楽だった。
ただ、それでもゴール前、鞍上にも伝わってきていたようだが、結構しんどい感じの詰め寄られ方。
そんなこんなで、まだまだこの馬のマイラー資質を、時に期待し、時に不安材料として活用していきたい。
例えば府中2000mとかで、同型あり=ごまかしの利きづらい状況になれば、あっさり散ることも十分に考えられるここから。
ラヴズオンリーユー
予想➡➡➡△
結果➡➡➡2着
気になる点は、470kg(-8kg)での復帰戦になったことくらい。
レースぶりとしては、予想された苦戦展開となる中を自身としては0.5着分くらい跳ね除けて、走破水準としては好レベル札幌記念の勝ち時計近辺で走っていて優秀。
ただ、やはり機動力という弱点も何もかも補って、ここで完勝するほどの強さはまだ無かったという印象。
「一段階強くなっている可能性」は、まだ可能性のままといった感じ。
52キロVソダシとの差はまだしも、3着◯ペルシアンナイトとの僅差のほうがそれを物語っている。
しかしまあ、あの程度のことで「不利があったラヴズ」と言ってもらえるのだから、今回のこの馬に関してみななんとも寛大であり、マスコミも含めこの馬への期待の高さがうかがえる。
他では、4着マイネルウィルトスがこのレースでは「正解」という乗り方をしてもらってのものではあるが、良く伸びていた。
やはり、タイムトライアル質が濃くならなければG3好走圏の能力はあるんだなと感じた。
3走前の超絶パフォーマンスで見えにくくなっていた、(超タフ馬場適性を取り除いて見た際の)本来の能力値が今回でようやく定まった印象。
まあ、馬券(の戦い)に勝って、予想に負けたというパターンだが、そもそも“自滅”にしか注目していなかった△ソダシに勝たれたこと、1番人気△ラヴズオンリーユーに関してはやっとのやっとでの2着だったことあたりから、大いに納得の2番人気△→1番人気△決着だった。