競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【札幌記念 2021 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / ラヴズオンリーユーでも、ソダシでもなく?

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――要するに、ラヴズ&ソダ以外の単勝11点買いで遊ぼうかな、どうしようかな?が今のところ最大の焦点でして。

目次

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札幌記念 2021 レース概要

 

 

札幌記念 G2

2021年8月22日 2回札幌4日目

発走時間:15:45発走

札幌 芝2000m

サラ系3歳以上 オープン

2020年優勝馬:ノームコア  牝5   1:59.4   横山典弘

 

 

札幌記念 2021 枠順

 

 

1 1 ステイフーリッシュ 牡6 坂井
2 2 サトノセシル 牝5 ルメール
3 3 マイネルウィルトス 牡5 団野
4 4 ラヴズオンリーユー 牝5 川田
4 5 トーラスジェミニ 牡5 横山和
5 6 バイオスパーク 牡6 池添
5 7 ペルシアンナイト 牡7 横山武
6 8 ユーキャンスマイル 牡6 藤岡佑
6 9 アイスバブル 牡6 水口
7 10 ディアマンミノル 牡4 泉谷
7 11 ウインキートス 牝4 丹内
8 12 ブラストワンピース 牡6 岩田康
8 13 ソダシ 牝3 吉田隼

 

 

札幌記念 2021 ラップ適性・追い切り 

 

 

コース自体が平坦戦 主流コースで、レースも同傾向(たまに瞬発戦)といった感じ。

※ラスト4Fの各区間加速内に、-0.5秒以上の加速(差)が生じないレース(例:12.1-11.8-11.5-12.2)が定義

コース適性的には、アイスバブルサトノセシルトーラスジェミニユーキャンスマイルディアマンミノルあたりが上位

 

追い切りからは、ソダシディアマンミノルの2頭を評価。

 

 

 

札幌記念 2021 過去レース傾向

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

1600m〜1800m勝ち星を持ち、かつ2000m好走数の多い馬が中心のレース

該当馬➡➡➡アイスバブル、ウインキートス、サトノセシル、バイオスパーク、ブラストワンピース、ペルシアンナイト、マイネルウィルトス、ユーキャンスマイル、ラヴズオンリーユー

 

母父ND系の好走がほとんどの年でみられる

該当馬➡➡➡ディアマンミノル、ラヴズオンリーユー

 

といった感じ。

 

 

 

札幌記念 2021 レース傾向分析&考察

 

 

 

ラップ的にはコース傾向同様に平坦戦となりやすいG2で、近3年もいずれも平坦戦決着となっている。

2000mドンと来いというタイプよりは、マイル~1800mでの勝ち鞍もありというタイプが良く、軸馬にはこの条件を満たさない馬はまず向かない印象。

少し短い距離で好走を示しつつ、2000mでも既に高い好走率を誇る馬でないと厳しいというのが、良馬場のこのレースの好走馬像となっている。

 

血統面では母父ND系の好走が目立っている。

近10年ほとんどの年で好走馬を輩出、複勝率・複回値的には頭1つ抜けているといってもいい存在。

 

 

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そしてキター!札幌記念2021注目馬↓↓
◎ラヴズオンリーユー(牝5)
今年初戦の京都記念では牡馬を一蹴した後、ドバイシーマでは3着、クイーンエリザベス2世Cでは海外G1初制覇と、近走の充実ぶりが際立つラヴズオンリーユー。これまでの経験からも順応力は抜群で、初の札幌でも不安は感じさせません。
◎ソダシ(牝3)
史上8頭目の無敗桜花賞馬ソダシ。前走のオークスでは流石に距離が長すぎたのか、8着と惨敗を喫しましたが、2歳コースレコードで制した札幌2歳Sを見れば、洋芝への適正は良いと言えるでしょう。古馬との対戦は初となりますが、14年ハープスター以来の3歳牝馬の勝利にも期待がかかります。
◎ブラストワンピース(牡6)
2018年に有馬記念を制してから、G1戦線では苦戦が強いられていますが、19年には札幌記念を、20年にはAJCCを制覇したブラストワンピース。前走の鳴尾記念では3着に食い込み、まだまだしぶとい末脚は健在。函館での調整も順調に行われているようで、いつもの休み明けよりもピリッとしているとの評価も受けており、完全復活に向け準備は万全のようです。その他、レースセンス◎ウインキートス(牝4)、スタミナ◎ユーキャンスマイル(牡6)、安定感◎ステイフーリッシュ(牡6)などなど…こちらからも目が離せませんっ!(終)
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札幌記念 2021 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

まあ、一段階上に行っている可能性もあって、しかも今回も川田騎手コンバートのラヴズオンリーユー

人気先行でも、ハナズゴールが4着に来れてしまう52キロ3歳牝馬ということでもそれはそれは有利なソダシと、普通に決まってしまうとなかなか妙味は見出し辛い一戦だろう。

ただ、そこは海外遠征帰りの休み明け、折り合い鍵の馬の大外枠。

少なくとも、レースまであと1日を残して公のものとなる読み物としては、凝り固まるよりも想像力豊かなもののほうが良いだろう(直前に、予想として凝り固まっちゃったらゴメンm(__)m)。

 

 

ラヴズオンリーユー / ソダシ / ブラストワンピース他

ラヴズオンリーユーは、この状況で鞍上に川田騎手を迎えて、「落とす気なんてさらさらないですから」参戦。このまま引退まで走り続ける意思はヒシヒシと感じる。

余談だが、一瞬「元主戦(M.デムーロ)で、今回はアタマという観点では嫌い甲斐あり」とよぎったのだが。

これで、仕掛け遅れなどは微塵もなく、ゴールはここじゃないとばかりに……と、ここまでが大衆のイメージそのものといったところだろう(「リスグラシューの後期みたい」のコメントや、雰囲気がそうさせるところか)。

嫌いどころが見つからなければここからの意表を突くことたけに専念、逆に見つかれば勝負鞍、そういう存在。

個人的には、1つのポイントとして京都記念を理由に嫌ってみたい(もちろん、冒頭の海外遠征明け初戦という部分も漠然とした不安材料ではあるが)。

阪神2200m施行だったという点だ。

「京都記念」という予想フリークにとっての“パワーワード”から、ついつい京都2200mと勘違いしてしまいそうだが、ディープ産駒牝馬の絶好スポット阪神2200mを舞台に行われた中で、しかも当時はスピード馬場。

そして、同厩ステイフーリッシュが事実上の逃げとして、後半に12.2 - 11.3 - 11.5 - 12.2の瞬発戦ラップを形成した一戦。

当然、4コーナーにかけて一旦緩んで団子状態になっているので前との差は埋めやすく、実際一気にステイフーリッシュとの差を2~3馬身圏内に詰めて直線で差し切っている。しかも、直線急坂の舞台で。

“援護射撃”とは言わないまでも、恩恵は間違いなくかなりあっての勝利だった。

今回もそのステイフーリッシュが自身より内から発走するという並びではあるものの、トーラスジェミニが自身の外、ウインキートスに、ソダシ、そして実は逃げまであるのではと思っているサトノセシルらが内外にいて、後半に急加速展開というのは描きづらく。

そこに、輪をかけて平坦&コーナーを走る割合の高いこのコース形態である。

そうしたことから、要は思っているよりも「(産駒牝馬得意の阪神2200mを除き)本格的内回り戦、しかも直線に急坂はない、という状況では危ないかもよ」とみているところ。

鞍上の腕をもってしても捕まえられない、ヘタをすれば3着にもいないという可能性もあると考えている。

馬としては、京都記念当時もそうであるそうに、硬い馬場に適性ありなので、ソフトな馬場にでもなればさらに逆らい甲斐が出てくるが、日曜午後の雨予報果たしてどちら(早まる?遅れる?)に転ぶか!?

 

一方のソダシは、自滅なく終われるかそちらに課題、というかそれだけだと思っている。

このレースにおいてこの馬のマイラーぶりには注目している。

前走は、「牡馬顔負け」「タフ」がキーワードの2400m戦で、特にローカル2000m参戦に向けて気にする必要のない敗戦。

アイドルホースが、どれだけ妙味を維持して出てこれるかは不透明だが、そこは古馬初対戦。

かなりラヴズオンリーユーが吸っているなどオッズ如何では、この馬に最後の本命を打ってもとは思っている(たぶん無いとは思うが)。

札幌2歳Sの内容からも、1F伸びるとはいえ相当な舞台適性が証明されていいシーン。

 

 

現段階、馬場を見ていないので、正直何とも言えないが、このレースの成功パターン、馬混みから平坦戦ラップを手応え良く進出して直線で末脚を爆発させる、という競馬がイメージできる次の2頭にひとまず注目している。

 

2年前Vのブラストワンピースは、前走はイン突きでなんとか挽回の3着でレベル自体は高くない。

ただ、半年ぶり、展開不向き明白な中でここへ向けては悪くない。

一時的に手塚厩舎に“転厩”となって迎えるが、そもそもノーザンF生産の関東馬であり、しかも一流厩舎に“格上げ”状態でむしろプラスがあるかも。

適性証明済みだけに、人気牝馬との対戦も楽しみなところ。

本来、12番枠あたりから外は苦戦傾向にあるこのレースだが、岩田康騎手だけにどうにか内に進路を見つけてくる(それが出来なかった時は、不発=諦め時)可能性は小さくない。

 

ペルシアンナイトは、札幌での走りを見るにずば抜けた適性の可能性を感じる一頭。 

メンバーレベル、年齢、さらに走らない休み明けと厳しい情勢でもあるのは事実。人気的にも昨年よりもさらに下げることになるか。

ただし、今年は鞍上が大幅に強化される。

そこは、オッズとうまく噛み合えば複穴で非常に期待値が上がる部分だと思っている。

そもそも、一見層が厚そうで注目が集まる「上」に対して、“死角”になっている印象の「下」(いずれも、この馬から見た場合の)との結構な開き、むしろそちらに今回目を向けるべきではと考えている。

一番は、休み明けのパフォーマンスの部分をどれだけ補えるか、そしてそれをおしてでも狙う価値のあるオッズかどうかとみている。

 

 

 

 

↓↓以下、当日午前追記

 

◎ブラストワンピース◯ペルシアンナイトで、とりあえずストレートに行く。

ここまでの2頭が、舞台適性も相まって良馬場で差し込んでくるイメージ。

雨の降り出しだけ要注意だが、現時点では降らないとみて、影響は強めの南風だけとみて差し脚質サイドを徹底して狙う。▲バイオスパーク☆ユーキャンスマイル

▲バイオスパークは前走57キロと、右回り・平坦・ローカルの2点だけ評価して、☆ユーキャンスマイルは能力自体と少しでも下り坂の天候(湿潤=ノド問題緩和)が評価対象。

そして、△ラヴズオンリーユーも直線フォローの風が強く吹いているなら、文字通り追い風になりそう。 (8/22 11:30追記)