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――見た目は申し分なし、あとは穿った見方をすればラスト11.0の加速ラップが「出てしまった(?)」というところがポイントか。
府中牝馬S 2024 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 府中牝馬S 2024
レース全体のふり返り
府中牝馬S 2024 各馬ふり返り 予想と結果
モリアーナ
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡8着
後方3番手あたりから、3分どころから内を突いて末脚勝負に賭けたが不発。
多少窮屈なところに入ってしまった部分もあって全開に至らなかった部分はあっただろうが、それを差し引いても上位は厳しかっただろう。
「やはり注文がつくようですね」という鞍上談話からも、諸々今日のところは足りなかったということに。
ハーパー
予想➡➡➡◯
結果➡➡➡15着
馬体回復は、ずっと気にしていた部分でありむしろ歓迎材料とみている。
ただ、中団で回ってきて直線早々に手応えをなくしたところを見ると、さすがに体調面も疑わざるを得ない。
鞍上も、首を傾げていたくらいで、故障なども同時発生していなければいいが……。
△ブレイディヴェーグ / △マスクトディーヴァ / シンティレーション / アスコルティアーモ
勝った△ブレイディヴェーグは、11ヶ月ぶり、しかも途中に2度のとん挫(ドバイ遠征を右飛節炎症のため見送り→当初予定の新潟記念も暑さからパス)があってのこのパフォーマンスで、ひれ伏すレベル。
馬場も展開も、真ん中を突き抜けてこられるような状況ではなく、しかもそのラスト1Fは11.0をマークと文句のつけようがない。さらにさらに、57キロでもある。
これは、またこの世代から1頭牝馬という領域を超えたG1級(=斤量利を考えると実質「牡馬顔負け」クラス)が誕生することになったかもしれない。
対する△マスクトディーヴァ(3着)は、位置取り・進路取りからすると勝ち馬よりも理想的でここは完敗といった感じ。
もっとも、こちらのほうが最後まで「休み明け感がある」としきりにこぼしていたし、自信をもって送り出せるデキには遠く及んでいなかったのだろう。
次は、その上昇ぶりに大注目ということに。
そして、2着シンティレーションからは、若干疑惑のゾーンに。
完勝の勝ち馬は別として、11.9 - 11.7 - 11.4 - 11.0のラップがG2で記録されたことに対する疑念で、上り最速だけに目立つとみてG3好走もギリギリくらいの厳しめの評価にとどめておく。
何せ、前が切れ負けで不甲斐なかったと思うそのラップだし、それを見事に味方につけたのがこの馬だったと思っているので。
もちろん、馬は強くなっているとは思うが。
3着マスクトディーヴァにしても、状態面や斤量を考慮に入れなければ微妙な額面だったことを思うと、内で低調な前に蓋をされながら上々の上りをマークしていた7着アスコルティアーモは、こういう上り戦への適性は高そう。
上り上位はみな勝ち馬よりも外を通した馬たちで占められていた中で、インで満足に終えずに伸びてきていたこの馬は、直線勝負の状況でOP勝利くらいはあげられそう。