競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【エルムステークス 2022 レース回顧・結果】最後までペース低調なままに

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――3着含めここまでリステッドレベルに終わっているところを見ると、やっぱりアメリカンシードに全開パフォーマンスでかっさらっていってもらいたかったなと。

エルムS 2022 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 フルデプスリーダー 1:44.2 36.2
 2 ウェルドーン 1:44.3 36.6
 3 オメガレインボー 1:44.4 36.5
 4 ブラッティーキッド 1:44.4 36.6
 5 ロードレガリス 1:44.5 35.6

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 エルムS 2022

 
8/7 エルムS ▲不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
1000mあたり平均比+1.0秒近い状態まで鈍化して行われる
 
土日通じて逃げ0勝、外を回しての上り最速勝ち切りが増えていたように、コーナーリングで外に持ち出して前を射程圏という形がベストの馬場状態

それでも、前半1分1秒6は遅く、決着1分44秒2も低調な内容(リステッド~G3の間くらい?)

 

 

 

エルムS 2022  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ダンツキャッスル

予想➡➡➡

結果➡➡➡11着

序盤の位置取りはともかく、もう少し中盤~後半で動けるかと思ったが、状態面を見誤った感が強い。

大して前が強い競馬をしているわけではないのに、ここまで差を詰められなかったことはかなり案外だったし、昨夏のOP当時のような状態になかったということだろう。

もっとも、△スワーヴアラミス(※後述)がそれにしても凡退しているあたりや、1コーナー映像にもある通りかなり風で砂煙が舞い上がっていたことからも、後方で進めた組はキックバックなど阻害要因が見た目以上に大きかったのかもしれない。

 

 

▲フルデプスリーダー / ロードレガリス / ブラッディーキッド 他

◎の単でなく複勝勝負としていたように、ズブズブまでは描かず相手は変更前の上位◯ロードエクレール(13着)、▲フルデプスリーダー(1着)、☆アメリカンシード(12着)、△スワーヴアラミス(9着)。

このうち、勝利した▲以外は見るも無残な大敗。

ロードエクレール&アメリカンシードは自分の形を築けず、スワーヴアラミスは自身が上り36.8秒をマークするような流れではマクリ失敗も納得で終始スロー過ぎたことでの不発に終わっている。

 

▲フルデプスリーダーは、予想通り出遅れリスク発動はあったが、その後のスローな流れ&鞍上の性格も相まってうまく位置取りを挽回できたことが大きかった印象。

レースの決着レベル云々は別として、この日はスタート直後に中団にさえ取りつけないながらそこから6番手→4番手→3番手となりふり構わず押し上げていった鞍上の功績は小さくなかった。

それでも、前走時「低調なオープン初Vでも、楽なペースで逃げた力量上位だったロードエクレールを同斤量で完全に退けたあたりからは、ここから先も楽しみあり」としたその可能性部分もあって、この水準のG3程度ならという格好で封じてみせた。

 

ロードレガリス(5着)は、予想編に記したように、明確な意図をもって馬券内では自重したので、この敗退は絶好感。

レベルは低い中での届かずでも、この小回り千七から千八(Hペース)~二千に条件が替われば、重賞制覇のチャンスだろう。

 

ブラッティーキッド(4着)は、2~3走前あたりの水準からしても今回に関しては、まあこの決着レベルでもこんなものだろう。

直線で盛り返している割に3コーナーからの手応えが渋かったように、少し気の悪さを出したことが阻害していたかもしれない。

それでも、4歳夏重賞戦線で戦っていくにはまずまずの形で終えた格好。

 

2着△ウェルドーンは、ひと叩きを経て状態もパフォーマンスも上昇していたとみるが、それでも前走から少し上げたくらいのリステッドレベルでの2着だからラッキーだった。

 

今回はスタートが決まって驚きの先行策での好走だった3着オメガレインボーも、評価は上がらない。

本当に歯がゆい競馬が続くが、この馬はもともと(渋る必要性もそうだが)、上り3つで減速続きのところでばかり勝っているので、この日の良でのこの流れでは仕方ない。