競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【東海ステークス 2022 レース回顧・結果】軽快な前半も後半は要しすぎ

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東海S 2022 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1  スワーヴアラミス  1:51.7  37.2
2  オーヴェルニュ  1:51.8  37.7
3  ブルベアイリーデ  1:52.0  37.5
4  サンライズホープ  1:52.0  38.0
5  カデナ  1:52.2  37.2

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 東海S 2022

 
1/23 東海S ◯的中(▲☆馬連)
 
 
レース全体のふり返り
 
 
午後から少雨も降り出したが、タフな良(通年平均比+0.5秒/1000m以上)を維持してレースを迎える
 
想定された通り、前半3F36.2秒、同5F1分1秒0というのは重賞としても結構な良いペース

反動が表れるようにして3~4コーナーにかけ一旦多少緩み、そこからも12.8 - 12.5 - 12.5 - 12.9の低速フィニッシュ
 

いくら時計の掛かる馬場とはいえ、1分51秒台後半決着、後半5F63秒台というのは要しすぎていて、各種要因で残念ながらG3級水準にとどまった可能性が高い一戦

 

 
 

東海ステークス 2022  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

サンライズホープ

予想➡➡➡

結果➡➡➡4着

思いのほか絞れておらず(-2キロ)残念、というのがまず今回最大の印象で、馬体重発表をもって対抗に下げた。

冬場で大型馬の調整は難しいだろうが、ハッキリ言ってミス2連戦だろう。

ラスト100mから思うように伸び切れなかったのは、完全にそこに原因ありとみる。

 

 

デュードヴァン

予想➡➡➡

結果➡➡➡9着

消去法的に当日午前時点◯のこちらを本命に。

好枠から好ダッシュを決め、好位からの競馬を確実なものにして、とここまで序盤は想定通り完璧。

ただ、1コーナーの入りで外から先行勢に被されると頭を上げてしまう。

これでリズムを崩したか、直線では不発に終わって9着。

もともと環境の変化も挟んだ今回のシーンだったこともあり、スムーズさを欠いた今回は甘めに見て、引き続き注視しておきたい。

 

 

スワーヴアラミス

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

出鞭をくれても後方からになったこちらは、正直形としては誤算。

ただ、結果的に◯サンライズホープも、☆オーヴェルニュも、3着ブルベアイリーデも皆今日は大したことがなかった、それに尽きる差し切りVだった印象。

適性的にも、ちょっとタフで上り要する展開というのがピタリとハマっていた。

特に、どうこうはないレベルの勝利内容だが、とにかくこの馬のことを知り尽くした鞍上の、直線での外への持ち出しとタイミングが見事に決まっていたことは覚えておく必要あり。非常に上手くいっている。

 

 

オーヴェルニュ

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

こちらも、特に目新しいところが無い点に関しては勝ち馬スワーヴアラミス同様、その一方で◎デュードヴァン同様に1コーナーの入りでカットインされてリズムを崩しているという競馬。

ちょうど、その▲◎の2頭を足して2で割ったような状況下での2着。

レベルは低いが、後続にはしっかり着差もつけているしまあまあか。

ただ、要注意なのはここが明確なたたき台だったというわけではなく、戦前「このあとは未定」だったという部分。

大舞台を見据えての調整ではなく、このレベルで敗れているということは覚えておきたいところ。

 

 

 

3列目から3分どころを伸びて3着に食い込んできた△ブルベアイリーデは、絶好の差し切りチャンスかに見せて前も捕まえられず、後ろからも差されだったのは、ほぼ予想編で指摘した通りの懸念点が露出した結果だろう。

上手く乗ったが、タフな良だと1800mでもちょっとラストで苦しくなってしまう。

相変わらず1600mベストは当然だが、この馬の最大のチャンスシーンは案外渋った軽質1800m戦ということになってくるかもしれない(これで1800mでは勝てない、と見切られた場合は言わずもがなだが)。

 

他では、全般この時計、そしてどこからともなく「カデナに負けているようじゃあ」と聞こえてこなくもないが、この乗り替わりで苦しい中でも自分の形で格好はつけてきたプリティーチャンスに少しだけ注目としておきたい。

形が決まっている馬なので、どこかで重賞チョイ穴発動の機会に出くわしてみたいところ(ちょうどその名の通り......)。

 

 

予想としては、直前にサンライズホープの評価を下げざるを得なくなり、ちょい迷いつつの◎選定となってしまったが、その代わりに◎~☆4頭で少しワイドに構えることで何とか切り抜けたという今回。

迷った末のチョイスで▲スワーヴアラミスの単に辿り着けなかったことは何とも悔しいが、それもこれもこの怪しい後半レースレベルによるところと割り切って見ておきたい、そんな今年の東海Sだったように思う。