【デイリー杯2歳ステークス 2024 レース回顧・結果】瞬発力と伸びしろと

――1,2着とも、それぞれに手応えを感じた2歳G2関西ラウンド。

11/9 デイリー杯2歳S　◯的中

①馬場は、通年平均比-1.0秒/1000m程度の、3分どころより外有利な状態で行われた

②前半1000m通過1分00秒6はスロー、12.0 - 11.5 - 11.2 - 11.4の瞬発戦で決まった

③時計は平凡でも、古馬2.5勝クラス近辺にはあるとみられ、特に上り33秒台をマークした勝ち馬は、重賞戦線で2度,3度顔を出すような活躍があってもいい水準

予想➡➡➡◯

結果➡➡➡1着

このペースで後ろから2着馬をかわしているし、牝馬でもあるので、ここでは強かったとしていい内容だろう。

加えて、「どうせ7頭立ての凡戦でしょ」と見られそうな一戦であるのもいい（実際には、特に上り33.7秒をマークしたこの馬は悪くないレベルのデイリー杯2歳S水準にある）。

そして、この日の馬場で、直線3分どころよりインを通してのものだけに価値が高い。

予想➡➡➡◎

結果➡➡➡2着

この馬も、勝ち馬に対して全く引けを取らないと言ってしまっても良いかもしれない好内容。

こちらは、額面ではなくレースぶりを踏まえないとそうはならないところだが、とにかくラスト右ムチで外に膨れてしまったロスが響いた。

ゴール入線後に、勝ち馬よりも前に出ていた点も含めて、本来一度は前に出られたライバルをもう一度差し切っていたはずの一戦としてもいいくらいの競馬だった。

もっとも、こちらは勝ち馬よりも直線で伸びるところを通ってはいたが。

いずれにせよ、字面ほど差は感じさせない内容だったため、こちらもしばらくは重賞で好走が続いていって不思議ないところにいるとみる。

他はなかなか挙げるような存在は見当たらないが、予想からしてもそれこそが見立て通りということで、喜ばしい結果と受け止めておきたい。