競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

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【日本ダービー 2023 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / 元はといえば……

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――この言葉かなぁ、と思う今年のキーワードであり、今や一強となったその下2番手グループの見方のヒントではないかなと。

目次

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日本ダービー 2023 レース概要

 

 

日本ダービー(東京優駿) G1

2023年5月28日 2回東京12日目

発走時間:15:40

東京競馬場 芝2400m

サラ系3歳 オープン

2022年優勝馬:ドウデュース 牡3   2:21.9 武豊

 

 

日本ダービー 2023 枠順

 

 

 

1 1 ベラジオオペラ 牡3 横山和生
1 2 スキルヴィング 牡3 ルメール
2 3 ホウオウビスケッツ 牡3 丸田恭介
2 4 トップナイフ 牡3 横山典弘
3 5 ソールオリエンス 牡3 横山武史
3 6 ショウナンバシット 牡3 デムーロ
4 7 フリームファクシ 牡3 吉田隼人
4 8 メタルスピード 牡3 津村明秀
5 9 グリューネグリーン 牡3 石川裕紀
5 10 シャザーン 牡3 岩田望来
6 11 ハーツコンチェルト 牡3 松山弘平
6 12 タスティエーラ 牡3 レーン
7 13 シーズンリッチ 牡3 戸崎圭太
7 14 ファントムシーフ 牡3 武豊
7 15 ノッキングポイント 牡3 北村宏司
8 16 パクスオトマニカ 牡3 田辺裕信
8 17 ドゥラエレーデ 牡3 坂井瑠星
8 18 サトノグランツ 牡3 川田将雅

 

 

 

日本ダービー 2023 ラップ適性・追い切り 

 

 

舞台は8割がた瞬発戦ラップとなる条件。

※ラスト4Fの各区間内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:11.7-10.9-11.6-11.9)が定義

戦歴から、トップナイフショウナバシットフリームファクシシャザーンソールオリエンスタスティエーラファントムシーフあたりはラップ適性文句なしの感。

 

 

追い切りからの最終評価については、1位シャザーン、2位ファントムシーフ、3位ハーツコンチェルトとする。(5/28 9:50追記)

 

 

 

日本ダービー 2023 過去レース傾向

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

「前走皐月賞組はその前走で4人気以内、皐月賞以外なら同3人気以内」が基本

該当馬➡➡➡ファントムシーフ、ソールオリエンス、ベラジオオペラ、フリームファクシに、サトノグランツ、スキルヴィング、ノッキングポイント、ハーツコンチェルト、パクスオトマニカ

 

キャリア4戦以内は苦戦傾向で、近24年で好走を果たしたのは、全て当日4番人気以内の支持を受けていたゼンノロブロイ、ディープインパクト、サトノダイヤモンド、レイデオロ、ダノンキングリー、シャフリヤールの10頭

該当馬➡➡➡キャリア4戦以内のうち、シャザーン、ベラジオオペラ、ホウオウビスケッツといったあたりは苦戦必至か

 

「皐月賞6番人気以下かつ4着以下」「牡馬で中6週以上」の馬たちも、やはり通用厳しい

該当馬➡➡➡グリューネグリーン、シャザーン、ショウナンバシット、シーズンリッチ、トップナイフ、ドゥラエレーデ、ノッキングポイント、ホウオウビスケッツ、メタルスピード

 

穴パターンは、「①ダービートライアル連対馬」か「②1800m以上重賞への複数出走経験かつ勝利経験(もしくはタイム差なし2着)」のいずれか(過去21年単勝20倍以上で好走した馬のうち、例外は20年ヴェルトライゼンデと21年のステラヴェローチェ2頭のみ)

該当馬➡➡➡ハーツコンチェルト、パクスオトマニカの2頭に、グリューネグリーン、シーズンリッチ、トップナイフ、ドゥラエレーデ、ファントムシーフ、フリームファクシ、ベラジオオペラの9F以上重賞実績クリア勢7頭

 

といった感じ。

 

 

 

日本ダービー 2023 レース傾向分析&考察

 

 

 

「前走人気」が、例年の日本ダービー攻略切り口になってくるポイント。

「前走皐月賞組はその前走で4人気以内、皐月賞以外なら3人気以内」が、近年の3着内馬の約8割を占めていて、21年のヴェルトライゼンデをはじめ、ロジャーバローズ、コズミックフォース、マイネルフロスト、ベルシャザール、ローズキングダムなども該当している。

あと、前走オッズの観点でいくと、昨年も書いたが「日本ダービーは皐月賞3番人気以内馬が3頭揃った年は1996年を除き必ずどれか1頭は馬券に絡んでいる」レース。今年も“1議席”以上は確定的とみるべきか。

 

一方で明らかに苦戦傾向なのが、近24回で好走0の「キャリア4戦以内で当日5番人気以下」。

他に、「皐月賞6番人気以下かつ4着以下(好走1)」、「牡馬で中6週以上(好走1)」なども狙えない(いずれも近21年集計ベース)。 

 

最後の穴パターン。近年の単勝20倍以上好走馬は、「①ダービートライアル連対馬」か「②1800m以上重賞への複数出走経験かつ勝利経験(もしくはタイム差なし2着)」のいずれかに当てはまる馬が大半となっている。

もっとも、昨年のステラヴェローチェ、一昨年ヴェルトライゼンデは当てはまっておらず、トライアル非経由組や直行ローテ勢などの健闘といった昨今のトレンドに照らし合わせて使う必要がある傾向だろうが。

 

 

 

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日本ダービー 2023 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

ソールオリエンス / フリームファクシ / タスティエーラ / ファントムシーフ / ベラジオオペラ / サトノグランツ / スキルヴィング 他

まずあの1ヶ月前の圧勝劇を経て、ソールオリエンスが世代間では抜けた脚力でもって、捻じ伏せにいく戦いに様相が変わった牡馬クラシック戦線。

このあたりは先週のオークスとはだいぶ毛色が違うところだが、距離に対する不安がない点ではむしろ戦前見立てとしてはこちらのほうが安泰なくらいかも(?)と思ってみたりする。

あるとしたら、内枠を引いたりして思いのほか高い位置が取れた(を取りにいった)結果、レースがハイラップからの平坦戦決着のレアパターンになるとかで、適性負けするくらいか。

 

フリームファクシを狙う。

この世代の牡馬戦線を語るうえで、個人的に忘れてはいけない一頭だと思っているのがミッキーカプチーノ。

ホープフルS以降戦線離脱となってしまったが、当時大外18番枠ながら1番人気に推されるほどの存在だった馬であり、フリームファクシが新馬戦で2着に敗れた相手でもある。

フリームファクシが2戦目以降、前走皐月賞まで無傷できていたあたり、自身を含めデビュー戦からクラシック水準だったことは事実ではないかとみている。

京都新聞杯で2着するダノントルネード、そしてこちらも順調ならここでも人気していた可能性十分なオープンファイア(当初青葉賞に川田騎手で出走予定だった)といった面々を下してきているあたりもまぐれではないだろう。

とにかく、皐月賞でその構図が出来上がるまで群雄割拠状態だったのこの世代の牡馬戦線。

ミッキーカプチーノに、オープンファイアにと、「無事是名馬」だけの話ではないのかもしれないがつくづく順調に使えることの大切さに気付かされると同時に、無冠の帝王に後々なっていくかもしれないそれら馬たちを尻目に、彗星のごとく1強構図を築き上げてみせたのが皐月賞のソールオリエンスという情勢でもある。

その中で、今筆頭に推すべきなのが、無冠の帝王(仮)たちに土をつけてきたフリームファクシではないだろうかという見立て。

騎手変遷からは、川田騎手でも、D.レーン騎手でもいずれかが乗って出てきていてもおかしくないところ、吉田隼人騎手への乗り替わりで妙味も十分。

ここで、まさかのチーム・ソダシが再結成された経緯も含めると、先の戦線離脱組を蹴散らしてきたこの馬が、Road to Derby を(結果的に)上手く走り抜けてきたというパターンもと思う部分も。

......と、まわりくどくいろいろと書いてはみたが、実は皐月賞時点で脚力2番手筆頭キャラの左回りの瞬発条件替わりというだけだったりする話。

 

タスティエーラファントムシーフの皐月賞2~3着勢も普通に上位可能な位置にいる怖い存在だが、穴ではフリームファクシをああいう理由で挙げている以上は……というところのグリューネグリーンに注目している。

実際、府中での走りは評価しているし、この馬が得意とする流れを自ら作ったら、馬券的にも面白くしてくれそうという意味も込めて指名しておきたい。

 

ベラジオオペラは、馬場、上りともに高速になってなおパフォーマンスが下がらないことを前提に、連対圏有力候補。

 

サトノグランツも似たような課題を抱えつつも、やはり何と言ってもこの厩舎力に怖さあり。

鞍上には、この長距離G1で2週連続は苦しいと思ってあまり期待していないが(流石に先週は馬が別格過ぎた)。

 

スキルヴィングは、前走で記した(「いつになったら絞れんのや」)ように、大幅に絞れて出てきた時だけ警戒を高めたいと思っているが、それでも基本は押さえの一角まで。

 

 

 

ソールオリエンスがどの程度、「あれはどハマりだったから」と主に脚質面で避けられるかに注目しつつ、とりあえず軸としてフリームファクシから入ろうかという想定。

 

 

 

↓↓↓以下、当日午前追記内容。

土曜は、とりあえず外枠を気にする(マイナスする)状態ではなく、時計レベルは10R葉山特別を見るに超速(通年平均比-1.5秒/1000m)まであり得る状況。

前年に似たバイアスではあるものの、時計はワンランク速い状態で迎えると想定しておく。(5/28 9:45追記)

 

 

↓↓↓以下、当日午後追記内容。

午後2鞍を見るに、土曜の散水の影響からか多少時計は抑えられている模様。

アタマ候補は、フリームファクシタスティエーラ、ハーツコンチェルト

 

フリームファクシ。妙味十分すぎて、アタマでは自身が無くなってきた頃合いだが(苦笑)、基本的にはあの馬場でも(D.レーン騎乗だったとはいえ)皐月4人気に推され、それまで全戦1人気のこの馬が、この条件なら“影の世代最強馬”としての狙いはここで良いのではないか。

 

タスティエーラは、何だろう、直前にD.レーン騎手で加速度的に売れるのだろうが、それでも正午時点で8倍台の4番人気とは。妙味サイドの位置づけ。

たしかに、ダービーで乗り替わりの外人騎手というのはあまり好印象ではないが、皐月賞組で唯一「恩恵なく、ハッキリと強い競馬」といえるのだが、サトノクラウン産駒の距離適性でも懸念されているのだろうか。

今日の馬場なら、その点よりも上り3Fスピード不足勢を懸念するべきところだと思うが。こちらは(分かり易い)表の世代最強狙いといった感じ。

 

ハーツコンチェルトは、厩舎力的に不安だが、高速府中での上り勝負想定で大きく浮上する目が出てきた。

デビュー戦以来乗り替わりなしのタッグで、払拭できれば戴冠まであっても。

 

◯ソールオリエンス

脚力的に少し抜けているのは事実だとは思う。

ただ、思ったよりも「皐月賞ドはまりだから」を感じないオッズできている。また、週半ばに『内枠を引いたりして思いのほか高い位置が取れた(を取りにいった)結果、レースがハイラップからの平坦戦決着のレアパターンになるとか』と書いたあたりからも、勝たれて候の対抗としておく。

ただ、いろいろ噛み合わなければ圏外もあり得るとみて、印上位かつ人気薄の複は「単体でこそ」押さえておきたいと思っている。

とにかく、この馬を「1強」と結論付けてしまえば楽な戦いの一方で、そう見なければ「元々、群雄割拠世代」で重馬場皐月も輪をかけて波乱含み、が今年のダービーの様相なわけで。

 

以下、アタマで買うべきではないとは思うが、スキルヴィング(※馬体重未確認ゆえ)、ベラジオオペラグリューネグリーンシーズンリッチノッキングポイントも狙い頃との判定。

シーズンリッチ、ノッキングポイントは、鬼門ともいうべき中8週ローテで臨むここだが、ノーザン天栄組であることでそこを補完という見立てと外差し基調から、馬券の非中心かつ3着内としてなら警戒を高めたい存在。(5/28 14:05追記)

 

 

↓↓↓以下、当日午後再追記内容。

10Rむらさき賞が、あまりにもジョッキー的露骨な決まり手だったので、◎フリームファクシで。(5/28 15:15追記)

 

 

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