競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【アンタレスステークス 2023 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / 重賞級とその下との差

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――1頭G1~G2級が抜け出すほかは、かなり拮抗しているはずで......。

目次

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アンタレスS 2023 レース概要

 

 

アンタレスステークス G3

2023年4月16日 2回阪神8日目

発走時間:15:30

阪神競馬場 ダ1800m

サラ系4歳以上 オープン

2022年優勝馬:オメガパフューム 牡7   1:50.5 横山和生

 

 

アンタレスS 2023 枠順

 

 

 

1 1 カフジオクタゴン 牡4 吉田隼人
2 2 メイショウカズサ 牡6 池添謙一
2 3 ゲンパチルシファー 牡7 酒井 学
3 4 キタノリューオー 牡5 松若風馬
3 5 ダイメイコリーダ 牡6 北村友一
4 6 サンライズホープ 牡6 幸 英明
4 7 ケイアイパープル 牡7 藤岡康太
5 8 フルデプスリーダー 牡6 西村淳也
5 9 ヴァンヤール 牡5 荻野 極
6 10 ゴールドハイアー 牡5 和田竜二
6 11 キングズソード 牡4 岩田康誠
7 12 プロミストウォリア 牡6 鮫島克駿
7 13 ロードブレス 牡7 川須栄彦
8 14 オセアダイナスティ 牡5 浜中 俊
8 15 パワーブローキング 牡4 大野拓弥

 

 

アンタレスS 2023 ラップ適性・追い切り 

 

 

コース的には平坦戦ラップ決着が6割、瞬発戦が残りの4割の大半を占め、ダートにしては、やや瞬発戦寄りにシフトしたセッティングといえる。

※ラスト4Fの各区間内に、-0.5秒以上の急加速が生じないレース(例:12.1-11.9-11.6-11.9)が定義

ゴールドハイアー、サンライズホープフルデプスリーダーゲンパチルシファーあたりが適性上位。

 

 

追い切りからの最終評価は、調教編と変わらずオセアダイナスティ1頭のみで。(4/16 9:35追記)

 

 

 

アンタレスS 2023 過去レース傾向

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

不振な順に、距離延長組、同距離組、距離短縮組となっていて、距離短縮組が優勢

該当馬➡➡➡ケイアイパープル、ゴールドハイアー、メイショウカズサ、ロードブレスは臨戦良し

 

平均的な流れ(良)では、好走馬の大半は36秒台〜速い時には35秒台の脚を使ってくるようなレース

該当馬➡➡➡キタノリューオー、ケイアイパープル、サンライズホープ、プロミストウォリア、ロードブレス、ヴァンヤールあたりは末脚ラインとしてはクリアか

 

といった感じ。

 

 

 

アンタレスS 2023 レース傾向分析&考察

 

 

 

距離短縮ローテが圧倒的で、阪神1800m開催の近11年で(9-5-2-43)となっていて、特に「前走名古屋大賞典(1900m)1~2番人気」勢の好走が多いレース。

ただし、距離短縮ローテ全体としてしまうと単回値、複回値ともに低く、正直妙味は(7-3-0-4)単回複回ともプラスの前走1番人気だった距離短縮ローテ組にしかない状況だが。 

 

毎年出走数の多い「前走マーチS組」は、阪神1800mでアンタレスSが行われるようになってから(0-3-4-57)と不振傾向。

これは、ほぼ持久戦~厳しい消耗戦になる中山1800mと、ダートでは比較的瞬発力を求められる阪神1800mの条件の差によるところが大きいとみられる。 

 

昨年は久しぶりに良馬場施行となったが、それまでの4年は渋った馬場で行われているこのレース。

良では好走には上がり36秒台、速い年では35秒台が必要になるようなレース像であり、対照的に稍重以上になってくるとではオーバーペース気味になって上がり37秒台(の好位勢)の好走確率が高くなる点に注意が必要。

21年(重)などはその典型ともいうべき序盤からの飛ばし具合で、脱落した組の前半ラップと途中から進出していった上位勢とでは全く別物というような決着をみている。

 

 

 

アンタレスステークス 2023 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

プロミストウォリア / カフジオクタゴン / ケイアイパープル / キングズソード 他

プロミストウォリアは、この条件で瞬発戦になった時に重い荷物を背負っている(59キロ)点でどうかというところだが、自らラップの主導権を握る脚質だけにその心配は杞憂に終わるか。

鞍上もテン乗りとはいえ信頼できるし、前走で今回のメンバー中唯一G1級でも戦える目処を立てた脚力でここは安泰のはず。

あとは出来るだけ59キロなどを理由に嫌われてくれれば。

 

カフジオクタゴンは、同世代のハピあたりとは差のないところにいるとみているので逆転のチャンスもある一頭。

ただ、それはプロミストウォリアの刻む想定ラップではなく、瞬発戦を戦えた時だと思っていて......。

 

ゴールドハイアーが穴候補。

2番手以下混戦の中で、舞台適性と渋ってむしろ前傾度が増す流れなどを味方に一発を期待したいシーン。

あとは、断然人気馬が馬券内としては嫌いづらい状況、その他重賞実績馬が実際にはリステッドくらいの水準でしかないという中でここが別定戦であること、といったあたりを理由に狙うイメージ。

 

 

サンライズホープ、ゲンパチルシファーあたりは直近重賞Vレベルが低いとみているので、ケイアイパープルキングズソードなどもいるここは好走も結構厳しいとみる。

 

ここも当日まで印は決めづらいが、タイトルにある通り2番手以下混戦のなか、どれだけ日曜当日に渋って迎えるかをキーポイントに複勝波乱を狙っていきたいと思っている。

 

 

 

↓↓↓以下、当日午前追記内容。

終日不良馬場で行われ、午後で通年平均比-0.5秒/1000m程度とそこまで高速化せず。ただしそこは不良で前残り、という具合の前日土曜だった阪神ダート。天気は回復した日曜だが、朝時点での含水率は土曜朝よりも高く出ていることからここから乾燥が進んでも重くらいまで、ちょうど土曜午前くらいの状態で行われることになるか。

20年だけは異なるが、渋って前傾度が高まった18~19、21年のイメージで◎ケイアイパープルで行く予定。

逃げ馬で勝ち切りはおろか好走すら珍しいようなレース質と、渋ってむしろ激流見通しから◯プロミストウォリアは、前走水準に敬意を表しての対抗。本当にG1級なら勝ち切って欲しいところだが......。

複勝波乱狙いとしては、▲ゴールドハイアー、☆パワーブローキング、△オセアダイナスティの3頭を。(4/16 11:20追記)