競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

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【セントライト記念 2021 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / 求められるものと求めるもの

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――珍しく、『ハイレベルな消耗戦(=このレースで求められるもの)になって、人気勢に強い競馬を(=求めるもの)』とか思っている今年のセントライト記念(…こりゃ、大波乱起こりますぞ、きっと笑)

目次

9/18(土)追い切り注目馬はこちら

【追い切り注目馬】【初風S】【御宿特別】他 中山競馬

【追い切り注目馬】【ケフェウスS】【大府特別】他 中京競馬

9/19(日)重賞予想と追い切り注目馬はこちら

【ローズステークス 2021予想】

【追い切り注目馬】【ラジオ日本賞】【レインボーS】【浦安特別】他 中山競馬

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【追い切り注目馬】【JRAアニバーサリーS】【オルフェーヴルC】【ヤマボウシ賞】他 中京競馬

朝日杯セントライト記念 2021 レース概要

 

 

セントライト記念 G2

2021年9月20日 4回中山5日目

発走時間:15:45

中山 芝2200m

サラ系3歳 オープン

2020年優勝馬:バビット  牡3   2:15.0 内田博幸

 

 

朝日杯セントライト記念 2021 枠順

 

 

1 1 ベルウッドエオ 牡3 吉田
2 2 アサマノイタズラ 牡3 田辺
3 3 ヴィクティファルス 牡3 池添
3 4 タイムトゥヘヴン 牡3 柴田
4 5 ノースブリッジ 牡3 岩田
4 6 レインフロムヘヴン 牡3 石橋
5 7 タイトルホルダー 牡3 横山
5 8 レッドヴェロシティ 牡3 デムーロ
6 9 カレンルシェルブル 牡3 横山
6 10 オーソクレース 牡3 ルメール
7 11 ルペルカーリア 牡3 福永
7 12 ソーヴァリアント 牡3 戸崎
8 13 グラティアス 牡3 松山
8 14 ワールドリバイバル 牡3 津村

 

 

朝日杯セントライト記念 2021 ラップ適性・追い切り 

 

 

コース的に半数が瞬発戦ラップを刻み、残りの大半を平坦戦が占めるという条件。

※ラスト4Fの各区間加速内に、0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:12.2-11.7-11.9-12.2)が定義

コース適性とは少しずれるが、レースの傾向からするとルペルカーリアタイトルホルダーレッドヴェロシティノースブリッジカレンルシェルブルあたりがフィットしそう。

 

追い切りからは、グラティアスソーヴァリアントが良好。

 

 

 

セントライト記念 2021 過去レース傾向

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

勝ち馬像としては瞬発戦寄り実績を持つ父SS系というタイプがほとんどで、以外の年も父ロベルト系の人気馬が勝利している

該当馬➡➡➡オーソクレース、グラティアス、ソーヴァリアント、ワールドリバイバル、ヴィクティファルス

 

血統面ではさらに、「ノーザンテースト持ち」かつ父SS系またはロベルト系が好調なレース

該当馬➡➡➡5代内に「ノーザンテースト持ち」の父SS系またはロベルト系は、ソーヴァリアント、ノースブリッジ、ルペルカーリア(ノーザンテースト持ちだけなら、タイトルホルダー、タイムトゥヘヴン、ベルウッドエオ、レインフロムヘヴンもクリア)。

 

近5走以内に、接戦(ハナ・クビ・アタマ差)で連対している馬の好走が多いレース

該当馬➡➡➡アサマノアタズラ、オーソクレース、カレンルシェルブル、ソーヴァリアント、ヴィクティファルス

 

といった感じ。

 

 

 

セントライト記念 2021 レース傾向分析&考察

 

 

 

昨年で3年連続消耗戦決着となったこのセントライト記念。

その昨年は異様なタフ馬場開催、2年前は重だったので分からなくもないが、この消耗戦など発生率1割未満という中山二二を条件に、過去10年中4年でそれ(消耗戦)が起こっているのだから、やはりこの条件としては特殊。

前半のペースや後半の加速開始地点想定とともに、平坦戦~消耗戦イメージで予想するという手も必要な一戦だ。

何せ、昨年がノーザンテースト持ちの中で勝ち馬要件を満たす馬から「瞬発戦サイド」を突いた結果の敗退だったわけで。

 

父SS系またはロベルト系が勝ち馬を占め、さらに血統的にはノーザンテーストの血がポイントとなっているレースで、双方を満たした馬は超人気薄を除けば5割弱のアベレージで毎年のように好走馬を輩出している(2015年などは、6人気キタサンブラック→9人気ミュゼエイリアン→10人気ジュンツバサの3頭全てがこれに当てはまっていた)。

 

あとは、毎年のように好走馬を輩出しているパターンとして、近走で接戦を連対している馬。

派手に勝ったり、完敗の2着だったりというレース以外での連対歴は、このレースでは強みになっている。

 

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セントライト記念 2021 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

ソーヴァリアント / ルペルカーリア / タイトルホルダー 他

天気も天気なので、また日曜終わり以降にでも追記していくとして、金曜夜執筆時点での注目馬は以下の『2+2』の感じ。

ちなみに、馬場想定は「そういえば、今週は土曜に台風来てたっけな」と忘れ去られているくらいの、絶好良馬場をイメージ。

 

ソーヴァリアントは、前走が2勝クラスとしては超級パフォーマンス。

時計的にも、見た目の楽走っぷりからも、ここは最終的に仮に1番人気にまでなっていたとしても人気より下はいけないくらいだろう。

そのくらい、前走内容だけを見れば成長が感じられた。

また、1週前などとにかく目下絶好調を顕示していて、ここに出てきているクラシック組とどうこうというより、エフフォーリアらとぶつかって今どのくらいかというところにいる印象。

血統面からみても、非常にこのレースに適したタイプ。

 

ルペルカーリアは、昨今の消耗戦色セントライト記念をイメージするなら、前走京都新聞杯内容(ラスト11.5 - 11.5 - 12.0 - 12.6)から絶好の狙いに映る存在。

消耗戦の中でいかに長く脚を使えるかが求められたレースでみせたスタミナと総合力は、ここでも上位のチャンス十分といえるもの。

ヨーイドン展開にまで落ち着かなければというところで、そこは自身の先行力を存分に生かす強気の競馬で防げるとみている。

 

 

14頭立てとやや寂しい顔ぶれとなった今年だが、そのスタミナ型強力先行馬(になっていくと思っている)ルペルカーリアに、ラジニケで波乱演出の先行勢など、まずまず序盤から流れていきそう。

そして、レースは消耗戦傾向が濃くなってきている近年ということで、消耗度の高い後半ラップを想定する。

そうなってくると、やはり道中でやり過ぎペースアップが刻まれ消耗戦決着となった皐月賞2着のタイトルホルダーは、人気でも狙わざるを得ないか。

あとは、カレンルシェルブルが近走ラップから、その厳しい流れを味方にできそう。

 

 

他、つらつらと現状メモ程度に。

アサマノイタズラは、狙う狙わないは別としてここで遂に乗り替わり。

この田辺騎手への手替わりは馬にとって大した化学反応は起きないかもだが、そうは言っても120%鞍上強化であり刮目の一戦。

そのアサマノイタズラの前走ラジオNIKKEI賞からは、先述の展開のカギを握る2頭も含め3頭が出走する。

前有利、時計的価値皆無と言っていい同レースだっただけに、今回野芝開催らしくスピードも問われるという意味では、アサマノイタズラ>ワールドリバイバル>ノースブリッジの順で評価したいところ。

とはいえ、ノースブリッジについては、これだけハッキリした血統傾向のレースゆえ、相手には押さえるつもりだが。

前走後も在厩で調整されているあたりからも、この馬はここも“一球入魂”できている。

 

 

日本ダービー勢は、当日が超速の部類(1000mあたり-1.5秒ゾーン)で、2分22秒5のダービーレコード決着。

この極軽馬場で、後半1000mだけ急速にペースアップしての11.7 - 11.4 - 11.5 - 10.8 - 11.6というレース像。

前半7Fはほとんど助走の意味合いだけ、そこからがスピード×瞬発力ともにA級品質を求められたハイレベル戦で、まずはセントライト記念がどの程度のスピード馬場で行われるかが最大のポイントに。

先週までは、野芝開催なりに速い馬場で今年はきているので、ダービー当時の馬場を苦にした鈍足タイプの一変狙いとはいかない印象だが。

その意味でも、先に挙げたタイトルホルダーが最有力、時点でグラティアスという順当な評価になってしまいそう。

覆るとしたら、馬場が壊滅的なダメージを被っているなど、現時点では想定できない状態になっている時。

その最先鋒として考えているヴィクティファルスは、時計が掛かりさえすれば。

千八に良績のここまでだが、ハーツクライ産駒だけにこの距離にも不安はなく、非根幹距離ということでも合ってくる可能性あり。

 

 

オーソクレースについては、骨折明けで、常識的にはこの馬より前で「約4ヶ月ぶり勢」が2~3頭は少なくともゴールしているのではないだろうかというシーン。

暮れのG1は、あれで4コーナーでのアクシデントによってブレーキを駆けざるを得ないシーンに足を引っ張られてのパフォーマンスだけに悪くないのだが、そもそも勝ち馬ダノンザキッドのその後を見てもいきなりここでとは思えず。

 

 

 

↓↓↓以下、日曜夜追記

 

中山も、日曜午後には良替わりを果たすなど回復は早い。

最終R(1勝クラス・芝1200m)を見ても、決着時計1分8秒3の好タイムもさることながら、内絶好感が目立った。

前後半差-1.5秒と前傾度もなかなかな展開の中で、前々しかも縦1列状態で直線を向いた1番、3番枠決着になろうかというところ、さらにその後ろでこちらも縦1列追走で回ってきたヴィクトワールメイが差し切って勝利。

しかも、逃げたルミナスラインが内を空けて粘り込みを図ろうとするところ、その内を突いての勝利だった。

俄然、ノースブリッジによる独走ショーが脳裏から離れなくなってきた、ざっくりとそんな感じで“中日”を終えた中山競馬場だった。

というわけで、▲ノースブリッジを前に置き、◎ルペルカーリア◯タイトルホルダーによる直線叩き合いが続き、☆ソーヴァリアントがそこに外から加わる中、わずかにスタミナで上回った◎がねじ伏せてゴールという線を想定中。

明日も好天→それを見越しての散水実施→それによって前半の芝3鞍あたりでは「ん?ちょっと差せるか?」と思わせつつ、からの~......メインまでに極乾燥なら言うことなし、なのだが(朝一から露骨過ぎてバレバレになってくると、前一掃の後のアサマノイタズラ狙いとなる可能性も)。 (9/19 18:50追記)