競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【七夕賞 2023 レース回顧・結果】消極競馬

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七夕賞 2023 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 セイウンハーデス 1:59.8 34.9
2 ククナ 2:00.0 34.9
3 ホウオウエミーズ 2:00.0 34.6
4 バトルボーン 2:00.1 35.3
5 レッドランメルト 2:00.2 34.9

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 七夕賞 2023

 

7/9 七夕賞 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

通年平均比±0秒のイン優勢状況を、前半1分00秒7の超スローで入り1分59秒8の水準時計で決着

 

6F目も12.4の低速だったことを思うと、11.7 - 11.6 - 11.4 - 12.0の後半4つはなかなかではあるが、3コーナー前半分の組で決まっているあたりからも平凡レベルにとどまったとみられる

 

フェーングロッテンが行かなかったこともあるが、この先行枚数で随分とけん制し合って低速ペースに落ち込んだというのも特色のひとつ

 

 

 

七夕賞 2023  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

テーオーソラネル

予想➡➡➡

結果➡➡➡10着

勝ったセイウンハーデスの内2番手の位置から直線失速の競馬で10着。

不可思議な部分を残すこの大敗だが、初の関東圏輸送なども悪影響だったか。

いずれにしても、この馬の脚力がこのレベルではないことだけはたしかというレースになった。

 

 

レッドランメルト

予想➡➡➡

結果➡➡➡5着

(鞍上もそう感じたことだろうが、)結果的にこのメンバーでこれだけ低速ペースになって「これなら、行ってしまえばよかった」というレースに。

このメンバーで、ここまでのスローになるというのは誤算だった。

それでも、その後半4つだけ戦を外々からマクって、上り2位でジワジワ詰めてきており、見た目にはラスト1Fで差し切るのではと思わせた内容はそう悲観するものではなかった。

決着レベル自体が至って平凡なハンデ戦(自身56キロ)ではあるが、その理由が6F目までの低調ペースにあるだけに次走も注目株筆頭となり得る。 ☆次走注目馬☆

 

 

セイウンハーデス / ククナ / ホウオウエミーズ 他

他では、まず▲エヒトが次に向けてメドの立つ内容。

この馬も、想定外の序盤どスローには割を食ったクチだと思うし、直線でもスムーズに捌けないながらもラストは力を示す伸び。

事前に聞かされていたよりも絞れていなかった様子だし、いろいろな意味でここからサマー2000シリーズを使いながら上向くことは必至だろう。

 

勝ったセイウンハーデスは、この15番枠をこなしたという点以外特に見どころはなく、しかも早々に2列目を確保しロスも最小限に抑えられてのもの。

そもそも脚力上位馬がスムーズに運んでの勝利というだけで、このレースの勝ちっぷり自体にはそう大きな意義は無いか。

 

2着ククナは、枠の恩恵こそ大きかったがこの瞬発戦型が平坦戦をこなしたことが収穫で、ちょっと本格化気配も漂い始めた。

 

3着ホウオウエミーズも、内の偶数枠から同様にロスなく乗られての一発。

調教で好調は伝わってきていたが、まさか良の混合G3で好走してくるとはちょっと意外だった。

レースの前後半配分を見れば明らかなとおり、前走は展開に恵まれての良馬場好走だったが、今回は意味合いがだいぶ異なる。

 

最後にフェーングロッテン(14着)は、本当に馬がかわいそう。

持てる能力は優にG2勝ち負け級なのに、この日は自分の競馬すらさせてもらえなかった。

戦前から「逃げなくても競馬はできる」的な談話があったので嫌な予感はしていたが......。

これで、馬に(熱中症などの)異常もみられず、「無理をさせられなかった」ということが確認されない限りこれはさすがに乗り替わりだろう(「馬に気が全然乗らず、進んでいかず」との談話はあったが、それだけでは「いやいやいや......」というもので)。

そして、それは馬にとって最大のチャンスになるかもしれない。