競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【マーメイドステークス 2023 レース回顧・結果】分かり易く決壊の一戦

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――ホウオウエミーズが、(位置取りのことは抜きにしても)良馬場で上り3位で3着しているあたりがよく表している部分。

マーメイドS 2023 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ビッグリボン 1:58.5 36.2
2 ウインマイティー 1:58.6 36.1
3 ホウオウエミーズ 1:58.9 36.4
4 ゴールドエクリプス 1:59.1 36.6
5 シンシアウィッシュ 1:59.1 36.9

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 マーメイドS 2023

 

6/18 マーメイドS ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

馬場は測りにくいが、あって通年平均比-0.5秒/1000mまでといった感じで極端に高速化せず

 

この日の朝時点のクッション値が10.0にもかかわらずその程度の馬場に収まったという点を含め、想像以上にラチ沿いの傷みが進行しているとみられる(ベストは直線3分どころから中ほどにかけてか)

 

前半33.8秒、57.3秒の暴挙的入りが全ての一戦で、12.4 - 12.1 - 12.1 - 12.3と近年のこのレースで断トツ上りを要して1分58秒5で決着

 

前半完全に3つに分かれた隊列の中の「第3集団」から進めた3頭による漁夫の利決着だが、特に55~56キロでワンツーした上位2頭は混合G3でも好走級の走破タイムで、(時計より一枚劣る)ラップ的評価を加味してもこのレースの平均(混合OP近辺)水準にはあるとみられる
 
 
 
 



マーメイドS 2023  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

シンシアウィッシュ

予想➡➡➡

結果➡➡➡5着

掲示板勢の中では最も頑張ったように映る、唯一「第2集団」で進めての5着だが、51キロでもありコンマ5秒ぐらい割り引いて考えるべきだろう。

ゲート直後は行く気を見せたが、他が速いとみるや下げて運んだのも好判断だった。

斤量換算後で自己条件(3勝クラス)勝ち負けまではきているとみられるので、今日はちょっとこの特殊展開による好タイム決着に跳ね返された格好で良いだろう。

 

 

これほどまでに「決壊」が分かり易いレースだけに、勝ち馬ビッグリボン、2着ウインマイティーに関しての額面評価と、以外は位置取りだけ見ておけばいいだろう。

「強いて言うなら」枠としては、☆ストーリア(7着)、ビジン(6着)について触れておく。

☆ストーリアは、鞍上も言っていたが3~4コーナーにかけて仕掛けていったが、内に勝ち馬を置き、外には2着馬の進出という態勢の中で完全に競り合い負けをしている。

頭を上げるところも見られたそのシーンが響いた。

ビジンは、第2集団をけん引する位置から早め先頭で53キロであったことは評価できる。

もっとも、スタミナ型のこの馬にとっては、真逆の瞬発力勝負よりはよっぽどこの展開を前々というほうが「助かった」可能性は十分だろうが。

 

 

レース全体としては、初ブリンカーもあって行き過ぎの◯シャーレイポピーを引き金に、▲ヒヅルジョウ、ハギノメーテルもペースに関係なく下げる手を考えていなかったことが招いた、ある種“惨劇”の一戦ということに。