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――後半の流れを作ったのが日本人Jだったというのは少々意外でしたが、それでもやっぱりレースの主役は外人Jに見事に持っていかれましたな。
ステイヤーズS 2022 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 ステイヤーズS 2022
レース全体のふり返り
ステイヤーズS 2022 各馬ふり返り 予想と結果
ディアスティマ
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡9着
最内枠からハナを奪い切って、2週目コーナーまでまだ手応えを残しているように映ったが、苦しくなって失速9着。
その苦しい展開を演出したアイアンバローズが、得意の平坦戦でも同じように飲み込まれ、しかも自身としても(おそらく)前年よりパフォーマンスを落として圏外に散っているのだから、瞬発戦向きのこの馬にはそれも仕方なしか。
ただ、その4コーナーにかけて「ひと息入れさせてもらえなかった」のはあるにせよ、松籟Sでは(もちろん馬場差はあれど)2000mを2分03秒1のハイペース(この日は2分8秒3)で通過して残していた馬。
それを思うと、この程度の決着でのスタミナ切れには疑問が残るし、やはり本来の姿になかったという可能性もありそう。
そのことと関連しているのか、鞍上は「力みが見られた」と話していたし、長期休養明けの前走は仕方がないとしても今回も馬体を戻せていない(前走比±0の486キロ)あたりにも疑念が残った。
◯ユーキャンスマイル / ☆カウディーリョ / シルヴァーソニック 他
以下、狙ったところでは◯ユーキャンスマイル(8着)は、1~3着に比べると早めに動き出したがその分終いは脚が上がっての0.9秒差。
「伸びずバテずに」の範疇でいい上り36.6秒だったとは思うが、少し浪費が大きくなってガス欠したか。
この一戦だけで3600mが長すぎるとは言えない。☆カウディーリョ(12着)は、5番手あたりに収まる形となって掛かって終了の競馬。
骨折とか、休み明けとか関係なく、3600m戦であれだけ掛かっている時間が多くては粘れない。
他では、なんと言ってもこのレースはD.レーン騎手(シルヴァーソニック)の「内徹底策」だろう。
6度だろうか、7度だろうか、スタートしてから1コーナーまでの400mほどの間で幾度となく内に視線を投げかけチャンスをうかがい、そしてあの1週目1コーナーでの最内確保の美技完成である。
残り3000m強を残してのシーンではあるが、あれで勝負を決めたと言っても良いくらいこのレースの象徴的なプレーだった。そして、極めつけがラストのイン突き。
その最後の最内策だけならいざ知らず、レース序盤にやってのけたあの技によって楽々抜け出しの末脚が発揮されたように思う。
差し向きの流れになったとはいえ、上位では最も後ろから、最外を通す格好になった割にラストまで際立つ伸び脚をみせた2着プリュムドール、そして「走破レベルは低いが見た目以上に苦しい展開(仮)」とみて4着アイアンバローズを評価しておく。