競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【セントライト記念 2022 レース回顧・結果】通用じゃなく、主力として

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セントライト記念 2022 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 ガイアフォース  2:11.8 34.7
 2 アスクビクターモア 2:11.8  35.0
 3 ローシャムパーク  2:12.3  35.0
 4 セイウンハーデス 2:12.7 36.0
 5 ラーグルフ 2:12.8 35.4

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 セントライト記念 2022

 
9/19 セントライト記念 ◯的中(▲◯馬単のみ)
 
 
レース全体のふり返り
 
当日は重から稍重に回復して行われ、内から乾いていく状況らしくイン伸び、時計的にはこの時期の平均比±0秒から少し速いレベルだったとみられる
 
前後半3F、5Fどの区間をとってもレース平均を上回り、2分11秒8もG1通用イヤーのトータルタイムとみられる

3番手から前2頭を交わして先頭に立ったアスクビクターモアを、直後から3番人気ガイアフォースが差し切ってV

 

 

 

セントライト記念 2022  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ガイアフォース

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

「王者の競馬」といっていい内容での、アスクビクターモア撃破。

レースレベル、ラップといったあたりからも、やはり早くから陣営が本気で菊花賞を意識していただけのことはある。

これで、胸を張ってこの世代の主力の一角として、本番に参戦できる。

使われていた強みと本気度でこちらに有利だったのは当然だが、当日馬場からすれば内を通したこのレースの“主演”のほうが理想的だった(実際、延々と粘った◎セイウンハーデスを5着以下勢は結局交わせずじまいだった)。

ゆえに、対アスクビクターモアに関して、相手が本領発揮で形勢逆転とも簡単に言えない、そのくらい高レベルパフォーマンスだったように思う。

 

 

アスクビクターモア

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

直線こちらがインを通っていたこと、てっきり直線の攻防を勝ち馬▲ガイアフォースとは前後逆で迎える形を想定していたこと(それでも、ともに番手以下での競馬からならこちらが末脚で上回れる)、などから今日のこの馬に関しては完敗も完敗だったと思っている。

絶好の形を取り、適性ラップになった中で及ばなかったというのが今日の内容。

もっとも相手が相当なレベルだった、という可能性を残しているのは救いだと思えるが。

 

 

ローシャムパーク / ◎セイウンハーデス / △ショウナンマグマ / オニャンコポン / △ボーンディスウェイ 他

3着ローシャムパークについては、可もなく不可もなくまあこのくらいなら十分でしょうという内容。

2分12秒3なら十分世代重賞級として良いだろうし、この鞍上のスタイル的にもこの日の馬場では致し方なかった。

もともと同じ稍重でも、この日よりも若干時計が出ていたとみている前走Vの時計に懐疑的だったため勝ち負け要員から最終的に下げたが、1~2着がハイレベル決着を演じる中この着差なら評価を落とすことはできない。

仮に、今日を本気で勝ちに行くなら、ルメール騎手ではなく横山武史騎手でなければならなかったところで(前への意識度合いという意味で)。

そして、これはおそらくだが、セントライト記念での1勝に必死になるようなレベルではない大器への期待がこの馬には込められている印象もある。

 

一発を狙った◎セイウンハーデス(4着)は、イメージ通りの競馬で何の悔いもない走りを見せてくれた。

正直、△ショウナンマグマに好レベル戦を演出され過ぎ、かつ後半も1~2着によって決着水準を高められてしまったことが誤算だったが、まあよくやっている。

G3と言わず、G2級活躍も今後期待して良いのでは。

 

△ショウナンマグマ(9着)は、母系のスタミナは多少不気味だったが、やはり現状では距離が長かったか。

そもそも、今日の条件でこの鞍上で、2200mの距離に何ら不安が無かったら◎はこちらであるべきところそうしなかった、ということを覚えておくべき一頭。

 

オニャンコポン(7着)は、良い瞬発力を持ち合わせている反面、この中山でもこういった持久質展開では持ち味は生きない。

むしろそれなら、府中のほうが良いとみているタイプで。

 

△ボーンディスウェイ(6着)は、枠で諦めた今回だったが、さらにほとんど追い込みの競馬になってラストは詰めてきた。

今回は状態面でも微妙だった印象だし、それでいてこれだけやれれば長距離路線で復活の時があって良さそう。

 

他では、やはりこの流れ(平坦戦)ではない中で、思った以上に走ってきた印象のラーグルフが今後侮れない存在。

尻すぼみになってしまうかとの懸念もあったが、ひと夏を越してその疑いが払しょくできており、注目どころとして挙げておきたい。 ☆次走注目馬☆