競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【シリウスステークス 2023 レース回顧・結果】前には結構きつかったスローの一戦

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シリウスS 2023 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ハギノアレグリアス 2:04.4 36.9
2 アイコンテーラー 2:04.6 37.6
3 ヴァンヤール 2:05.2 37.9
4 フルヴォート 2:05.2 37.2
5 カフジオクタゴン 2:05.4 37.6

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 シリウスS 2023

 

9/30 シリウスS ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

通年平均比で、+0.3~+0.5秒/1000m程度のやや遅め、バイアス的にも顕著なところのないオーソドックス馬場

 

前半1分02秒4はスロー、そこから12.1 - 12.3 - 12.3 - 12.3 - 13.0と消耗戦ラップを刻んでの2分04秒4、平凡ラインでの決着

 

3着ラインは3勝クラス水準と低い中、早め先頭のアイコンテーラーがよく踏みとどまり、58.5キロを克服したハギノアレグリアスが差し切る決着となり、結果からみても前半スローにもかかわらず後半の動き出しが早まったことで、かなり前の組の脚が上がった印象の一戦(前崩れ戦)

 

 

 

シリウスS 2023  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ヘラルドバローズ

予想➡➡➡

結果➡➡➡11着

◯サンライズホープに、内のヴャンヤール、キリンジらが出して行ったため、想定より1〜1.5列ほど後ろに。

その序盤の攻防で砂を被り、後半早めスパートの最中押し上げながらもう一度キックバックを浴び続けて終戦。

この馬にとって、決して出し切ったものではないことだけは事実で、変わらずどこかでG3圏内を狙える存在。

 

 

ハギノアレグリアス

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

G3複数勝利級だと見ていた馬がようやく初勝利をあげたというだけで、58.5キロだったこと以外は特筆すべき点は特にない。

要は、もともとがハイクラス評価の馬。

変わらず、この路線の大将格と鎬を削って強くなっていってもらえれば。

予想としては、この馬が差し届かないくらいのスロー〜瞬発戦寄りを描いていたので◎◯を上にとったというだけ(実際のレースは、後半が早めスパートになって前には結構キツイ前半スロー戦になった)。

 

 

◯サンライズホープ / ヴァンヤール / アイコンテーラー / フルヴォート

◯サンライズホープ(8着)は、あの出だし(番手確保のシーン)を見てオオッと期待を募らせたが、外のアイコンテーラーにあの競馬をされると……。

自身が上手くいく時はそのアイコンテーラーの競馬の形で、外から被されたのが痛かった。それでも、結構激走のピース(タフ馬場、外枠、先行手薄…)は揃っていたが、実際のレースでお株を奪われた格好。

 

ヴァンヤール(3着)は、前が垂れてきた分だけ3着に浮上できたという内容。

終いの止まり方からしても、平安Sの好内容からしても、良馬場では微妙に2000mは長いか。

 

2着アイコンテーラーが強い内容。

前後半5F比で見ると-0.4秒とバイアスも加味すれば全然前残りに映ってしまう額面だが、再三指摘の通り5F通過後の12.1 - 12.3 - 12.3 - 12.3はかなり速く前にはキツい流れ。

そこを、3番手から自らペースUPプレッシャーを作り出しながら、4角先頭をほぼ実現して完全抜け出しの体勢を築いたこの馬は、いよいよ本物感。

この日も、早々に外3番手の位置を確保してからは全く揉まれることなく競馬ができているので、どこかで内枠に入って飛ばしてきそうだが、それ以外G3以下では毎回軸級だろう。

自身が内、外に速いのが複数という組み合わせだけは嫌えても。

 

フルヴォート(4着)は、まさかこの血統で適性距離とは思えないので、今後マイルあたりでの活躍に期待したい。

今日は、3勝クラス勝ち上がり直後ということでのハンデも作用しただろうし、あまりダ中長距離でこそとは思わないでおきたいが。