競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【紫苑ステークス 2024 レース回顧・結果】エアポケット戦

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――最終的には、やはり予想編に書いた樫出走馬の少なさ(秋華賞路線的にはここをあまり主力が使わなかった)が最重要ポイントになってくるのでは?

紫苑S 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 クリスマスパレード 1:56.6 33.9
2 ミアネーロ 1:56.6 33.0
3 ボンドガール 1:56.8 33.0
4 レイククレセント 1:56.8 33.8
5 フォーザボーイズ 1:57.0 33.8

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 紫苑S 2024

 

9/7 紫苑S ◎的中

 

レース全体のふり返り

 

野芝平均比でも-1.5秒/1000mレベルと、「そりゃレコードも出るわ」という超速馬場

 

ただ、イン前絶対ではなくスピードにさえ対応してしまえば外差しも可能で、まさに時計対応力最優先な状態

 

レコード決着も、この日の馬場なら納得するところで、前半5Fこそ少し速めだったものの、その分馬場比で後半は若干要したぐらい

 

まさに、出たとこ勝負な馬場によって争われた、「好走した馬≠強い馬」「凡走した馬≠弱い馬」とせざるをえない一戦

 

 

 

紫苑S 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

クリスマスパレード

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

正直、オッズを見て迷ったがいつものごとく土曜重賞、迷っている暇がなくなっての結果オーライ本命V(それで奏功してしまうことを考えると、日曜重賞の不振の原因は……となってくるところだが)。

時計評価的に、指数評価的に、またしばらく買いづらい状況になってくるこの馬だろうが、まずひとつハッキリしたことは超速レベルの馬場をこなせること。

そして、重賞戦線でもここ中山なら弱くはないというところだろう。

過剰評価必至の今後で、眉唾もののこの日の額面なので、強いとは間違っても言うつもりはないが。

 

 

ミアネーロ

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

絶好枠を引き、馬券内では無視できなくなった適性型だが、この馬は3月のフラワーC当時が良でもああいう馬場状態だったことを思うとよく対応してきたという印象はあり。

この日、進路はほぼ関係ない馬場で、ラストのスピード勝負に泣きさえしない馬ならどこからでも飛んできておかしくないといった状況ではあったものの、時計対応してきたこと自体に感心した。

半信半疑だった2000mについては、これだけ走りやすい芝なのでまだ何とも言えないが、一応加速ラップ決着の入線後にすぐさま先頭に立っていたようにベストという可能性もあっていい。

タフな馬場だと持ちこたえられなくなる可能性も同時に残すが。

 

 

ボンドガール / ハミング

3着ボンドガールについては、まず外枠でも内にスッと入れてもらったことはあるにせよ折り合い面で進境が見られたことは良かった。

その一方で、こういう、人気の府中王道型が最後方からでも差し切れていいくらいの異様な高速中山で、3着止まりだった事実は見過ごせない。

たしかに、壁を作れなくなったり出していって掛かったりを懸念して、外に持ち出すのはリスキーだったためなかなかスムーズに外を伸びてくることが出来なかった分はあったので、もう少し前でゴールできていた可能性はあったとは思うが。

ここで、馬体重-10キロだったことも合わせて考えると、どうも成長が感じられない印象が残ってしまった。

 

他は、これだけ特殊レベルのスピード馬場での高速決着なので、レース全体像の部分にも記したように「好走した馬≠強い馬」「凡走した馬≠弱い馬」だと思っていて、判断保留に終始したいが、1頭だけハミングはさすがに枠ロスとあまりにも適性が無さ過ぎて可哀そうだった。

内枠でもその時計適応力からやれていたとは思わないが、そこそこ前につけて1~2角をあれだけ外を回されていては下げ分も相当大きかったはず。

距離自体も長いということなら、より次以降距離短縮で変わり身に期待が持てて良いと思われる。