競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【セントウルステークス 2024 レース回顧・結果】内容が問われる一戦

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セントウルS 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 トウシンマカオ 1:07.7 33.1
2 ママコチャ 1:07.8 33.9
3 モズメイメイ 1:07.9 34.0
4 アネゴハダ 1:08.1 34.1
5 トゥラヴェスーラ 1:08.1 33.3

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 セントウルS 2024

 

9/8 セントウルS ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

馬場は、思っていた以上に踏みとどまったもののさすがに直線もラチ沿い2頭分ほどはマイナスの、通年平均比-0.7秒/1000m あたりの状態

 

前半3F33.6秒、後半3F34.1秒のトータル1分07秒7決着

 

11.2 - 11.4 - 11.1 - 11.6(平坦戦)と、このコースの緩んだレースなりに比較的瞬発力が求められる一戦に

 

前半がそこまで速くなかったとはいえ、上り自体もそう速いものではなくG2としては大きく不満が残る水準となった

 

 

 

 

 

 

アサカラキング

予想➡➡➡

結果➡➡➡6着

読み(内を通したくないと判断したピューロマジックが逃げない)が外れた中で、3着争いからはコンマ2秒差内での6着。

その目論見についてはさておき、想定の「速くならない」「(何かに先にいかれたとしても)1,2番手の外で直線に入れる」はほぼ叶ったうえ、レースラップ的にもこの馬の持つ瞬発力を比較的生かせるものになって3勝クラス近辺という体たらくに終わる、これが実態。

もうこの馬で逃げないという手はない、今度こそオーナーサイドの逆鱗に触れても(乗り替わり)おかしくはない、そういった印象のレースだった。

 

 

トウシンマカオ

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

このペースを外中団から差し切ったことは評価に値も、特に不利などなく自分の形でパフォーマンスを出せた結果であり、その水準は決して褒められたものではないといった感じ。額面は、この馬の当たり前範疇となる(平凡G3水準)。

 

 

ママコチャ / ピューロマジック 他

決着額面で評価できないのなら……ということで、まずは2着ママコチャが何をおいても注目どころに。

半年ぶり、牝馬57キロの酷量、コース適性と、厳しい条件が揃う中であったがよく跳ねのけたと思われる。

その内容は、今日だけを見る限りでは勝ったトウシンマカオより少し上だったとみている。そして、当然次に向けての手応えは十分すぎるものに。

 

ほかでは、トゥラヴェスーラを、「外にも内にも速いのがいるほぼ最悪の並び」「当日荒れ馬場になってくれていなかった」、そして「ハイペースにもなってくれなかった」ということで、もともと他力本願(レベルが上がりきらない決着ではことごとく自身も下げて終わる)なタイプでもあることから許容敗戦としておく。

確かに、直線では伸びるところを通してはいた点は少し恩恵があったとは思うが。

 

ピューロマジック(13着)に関しては、直線でモズメイメイに内をえぐられひるんだかのように態勢を崩してもいたし、逃げて内々を回り続けたことによって疲れてしまったのだろう。

元々、この馬の競馬になるような馬場状態でなかったことは事実だし、この馬にしてみればペースを落とし過ぎて瞬発力のある先行勢にやられたという部分もあったかもしれない。