競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【シンザン記念 2022 レース回顧・結果】時計ではなく、その過程と運びに注目

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シンザン記念 2022 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 マテンロウオリオン 1:34.1 34.9
2 ソリタリオ 1:34.1 34.7
3 レッドベルアーム 1:34.4 34.7
4 ビーアストニッシド 1:34.4 34.9
5 デルマグレムリン 1:34.4 34.5

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 シンザン記念 2022

 
1/9 シンザン記念 △不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
 
時計は標準から若干速めという程度だが、とにかく内ラチがますます攻勢を強める馬場状態
 
前半3F35.2秒-5F59.0秒での1分34秒1というのは、この日の馬場ではあまりハイレベルとは言えず

一番の問題は、このペースでのレース上り35.1秒の不足感

内ラチを抜け出したマテンロウオリオンが、後続を振り切ってV

 

 
 

シンザン記念 2022  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ビーアストニッシド

予想➡➡➡

結果➡➡➡4着

確かに遅い流れではあったが、マイルへの距離短縮でも折り合いが非常に厳しくなってきた。

最後、馬券内をわずかに外したのは、その序盤の力みっ放しによるところだろう。

今回、調教の時点から折り合い苦を示していたように、ちょっとここからは大変かも。

能力は(今日のレベル程度ではなく)もっと上の馬だが。

 

 

☆マテンロウオリオン

☆マテンロウオリオンは、内容どうあれ今回はここを勝ち切ったことが大きい。

予想編にも記した、「筋書き通りにいかずでの中1週2連戦」で臨んでの結果なわけで、一気にこれでそのデビュー戦時の狂いを巻き戻せた。

これは、今後に向けての段取りとして何よりで、横山典騎手が本気で勝ちにいったところにも表れていた部分。それだけ期待しているということだろう。

正直、前走でみせた末脚を封印してでも、出たなりに好位のまま(下げずに)“普通に”進めてくるとは意外だった。

この日の馬場にマッチした至極まっとうなこの“普通の”戦法を、ガチガチ人気でもないこのシーンで典さんがやってきたということが、重賞級以上というこの馬への評価に対する自信を深めさせてくれた。もちろん、談話にもある通り返し馬から馬が間隔が詰まって行く気満々だったというのはあるとは思うが。

 

 

2着▲ソリタリオは、勝ち味に遅いところがモロに出ていて、これではなかなかキレ負け必至の毎回となりそうで、単では狙いづらい。

一時は単独先頭に躍り出ようかというところから、C.デムーロの腕っぷしを持っても、勝ち馬に一瞬で差をつけられ、ゴール前では逆に再び盛り返しているあたり、鈍さ全開というところ。

 

3着△レッドなんちゃら(失礼。。レッドベルアーム(^^;)は、枠からして今の中京の馬場では苦しく、その意味でも千八からの初の距離短縮ローテも良くなかった。

今回だけ切り取ってみれば、全くもって印象の薄い内容だが、もう少しハイレベル(好時計)決着なら上があった可能性は大いにある一頭。

 

◯ラスール(7着)は、内を突こうとしたが開かず外に持ち出しているうちに「時すでに遅し」となっての惨敗。

スムーズならもっとやれていたのは事実だし、序盤には掛かってもいた。

ただ、それにしたってこの走破水準は「何なん?」という判定。早くもシャケトラ感(弱いところでひたすら強く見せる)が漂い始めた気も......。

 

内の2列目から、全く競馬が出来ずひどい詰まりっぷりのセルバーグ、この日のイン前がさらに強まった馬場で露骨に大外一気で詰め寄ったデルマグレムリン(5着)あたりは、どこかで重賞戦線で一発あっても。