【皐月賞 2020 レース回顧・結果】コントレイルサリオス強いが“雲行き怪しい”皐月賞⁈ - 競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜重賞予想と追い切り注目馬＆レース回顧】

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――「時計的判定」で面白くなってきた牡馬戦線、暫定筋でそう見ておく。

皐月賞 2020 レース結果
ホネ的! レース回顧/レース分析皐月賞 2020
- レース全体のふり返り
皐月賞 2020 各馬ふり返り予想と結果

皐月賞 2020 予想　追い切り･ラップ適性考察

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皐月賞 2020 レース結果

着順	馬名	タイム	上3F
1	コントレイル	2:00.7	34.9
2	サリオス	2:00.8	35.4
3	ガロアクリーク	2:01.4	35.7
4	ウインカーネリアン	2:01.6	36.5
5	サトノフラッグ	2:01.8	36.4

ホネ的! レース回顧/レース分析皐月賞 2020

4/19 皐月賞　×不的中

レース全体のふり返り

①前日を近年稀にみる程に悪化した不良馬場で消化し、稍重でレースを迎えた馬場は約1秒半ほど掛かる状態

②12.2 - 11.9 - 11.8 - 12.1の平坦戦フィニッシュ、馬場状態を加味しても近年のこのレースの水準からは約1.0秒ほど要した印象

③コントレイル、サリオスが後続に決定的な3馬身半差をつけたが、そんな2秒も3秒も掛かっていたわけではないことを思うと、2分00秒7の決着レベルは非常に低い可能性がある　→指数詳細解析を経て、2頭の評価を“皐月賞馬標準レベル近辺”に引き上げ（4/20 15:50追記）

④キメラヴェリテの前半59.8秒すら、皐月賞として速くない、しかも後続を離している、というのがレース像としての“大きな罪”（？）

皐月賞 2020 各馬ふり返り予想と結果

ラインベック

予想➡➡➡◎

結果➡➡➡15着

もう自分の中では、「あれ？あの三男坊、名前何だっけ？」くらいになってしまった2020皐月本命^^; 冗談はさておき、序盤はサリオスの外あたりにつけたが、3〜4コーナーで徐々に後退してしまい、直線もほとんど伸びることが出来ず15着敗退。

描いていた競馬とも違ったが、この馬の休み明けを狙ったのは失策だった。

いずれにせよ、岩田騎手のイン突きは叶わず……。

サトノフラッグ

予想➡➡➡◯

結果➡➡➡5着

馬場も決着レベルも全くこなせていいはずのところを、5着完敗。

同じようにコーナーで進出していったコントレイルには、遠く離されてしまった。

これで超ハイレベル戦とかなら問題はないのだが、恐らく凡戦での自滅競馬（指数解析前だが）。

調教も今回の中では最上位、パドックも相変わらず抜群、それでこの内容に終わるというのは、気で走るところが悪作用したのが一番か。

勝つ時は見事な推進を見せるが、今日みたいにアレ？というのがあるタイプだろう。

後半の持久力ラップが多少合わない、弥生賞（重）を4戦目で使ってのここ5戦目で迎えて案外な余力無しなどもあるのかもしれないが。

直線もサリオス、ウインカーネリアンと外へ外へと来て、前に入られたことも影響しただろう。

あとは、予想編でも触れた「弥生賞以外のOP〜重賞V歴をもたない弥生賞馬」という全くのNG臨戦部分もあったか。

いずれにしても、いろいろな面でこの馬が競馬をしていないのは確か。　☆次走注目馬☆

コルテジア

予想➡➡➡▲

結果➡➡➡7着

残念ながら、ガロアクリークが、ウインカーネリアンが、そしてこの▲コルテジアが上位にきてと、何度も指摘している凡戦様相なのだが、それでも鞍上がやはり冴えている。

予想編にも書いた、5本の指に入る「イン突き」マーク対象ジョッキーだったが、見事にそれを果たしたことと、レースレベルが低かったことで7着健闘。

ただし、ゴルシの時のように、ステイフーリッシュ@AJCC（ルメール騎手）のように、そこまでインがすっからかんというわけでもなく、加えて結果的にただ悪いところを通った格好の馬場状態。

中団後ろからになった時点での判断とみられるその姿勢は良かったが、タフ馬場得意なこの馬にでも相対的マイナス面はあったか。

☆ブラックホール / ◆マイラプソディ / △コントレイル / ×サリオス / ダーリントンホール / ガロアクリーク

☆ブラックホール（9着）は、これだけ前を詰められないところを見ると、小柄な馬体も含め成長力に疑問。

◆マイラプソディ（13着）は、パドックでも全く良く見せなかったし3連勝の後の敗戦の後遺症か。

立て直しに今回は間に合わなかった感じで、この馬も競馬をしていない。

あと、1着△コントレイル、2着×サリオスともに、良で1分58秒台平均の現代皐月賞において、想定1.5秒ほどかかっていた馬場状態での2分00秒7〜8という内容は、全く価値のないもの、と評しておきたい。

繰り返すが、指数詳細解析はこの後ではあるのだが、恐らく「2頭が抜けて強かった」賛辞が大半になってくる見た目の印象だっただろうし、ここは内容よりも客観的数値（時計）をプッシュしたほうが得策と判断している。　→指数詳細解析を経て、2頭の評価を“皐月賞馬標準レベル近辺”に引き上げ（4/20 15:50追記）

加えて、2頭が離した3着以下の面々、ともに3ヶ月も4ヶ月も空いての直行パフォーマンスであったなどのあたりを見ても、2頭が「当時このレベルだったのに、あんなに着差をつけた皐月賞ってなんだったの？」となってもおかしくはないだろう。

超高速馬場でのサトノフラッグの逆転ショーとか？アドマイヤビルゴのダービー圧勝劇とか？、いろいろ想定しておきたい。

そして△コントレイルはまだしも、×サリオス。

基本的に、人気を背負った立場では出来ないイン突きの芸当が出来るのは、岩田騎手に加え、田辺騎手（ウインカーネリアン）、横山典騎手（ディープポンド）、松山騎手（コルテジア）あたりで、人気どころではレーン騎手とみている。　（予想編記事より）

嫌な予感はしていたんだ_(┐「ε:)_

レーン騎手がイン突きエスコートを見事に決め、3着以下もかなり低調だったことでの2着というのは変わらないが、やはりまだまだ言っても-2キロ程度で出てきていた中でのもの。

ここからの上積みが相当大きく隠されていることは明白。

あとはもう、例年なら10着あたりだったのではないかという（→さすがにそれは言い過ぎだった印象で、指数解析を経て「掲示板に載るか載らないかくらい」と訂正　4/20 15:50追記）水準の3着ガロアクリークも含め、「ここでいかに明確に敗れ、明白な上積みが見込める」馬にしか先はないように思うレース直後の時点だが、1頭だけ。

ダーリントンホール（6着）は、予想編でも触れようかと思ったくらい、調教としてここを使ってきていた印象（そもそも評価を落としたので、文量のこともあってカットしたが）。

「目イチに仕上げた共同通信杯の出来には及びません」と陣営から明言されちゃっていた時点で、「それって、ここ狙ってませんって言っているようなものじゃ……」と思ったのは私だけではないはず。

しかも鞍上もそれを理解してか、大味な「外を回してダメだったらごめんなさ〜い」的な競馬で。

さらに、ド瞬発戦対応力しか見せていないここまでなので、ペースが上がった時にはそもそも不安と少なくとも3重苦の状況。

超絶度外視、というか次府中ならマストバイのひと叩きだろう。　☆次走注目馬☆

3着ガロアクリークは、継続騎乗のヒューイットソン騎手が前走で「2000mが限界」との感触を得たため必要以上に慎重に後ろで運んだことで、自滅組を最後に交わせた漁夫の利だろう。

しかし、重賞だけ非常に不振。。。いや、異様に不振ʅ（◞‿◟）ʃ 長いトンネルとなってしまっている。

気負いだな、予想のし過ぎだな。

よし少しリラックスしよう。

でもねぇ、私にとって、この重賞記事は、レースの晩、いや1年後、3年後……、ビール片手に「この人こんな予想してたの〜？」とか思いながら愉しんでもらう、そういうPleasureフィールドな訳でもありまして。

仕方ないやね、誰よりもこうしてそれを愉しんでいるのが、自分なんだから。

では、また〜。