競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【根岸ステークス 2025 レース回顧・結果】府中は府中

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根岸S 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 コスタノヴァ 1:22.6 35.9
2 ロードフォンス 1:23.3 36.5
3 アルファマム 1:23.6 35.7
4 サンライズフレイム 1:23.8 38.0
5 クロジシジョー 1:23.9 36.9

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 根岸S 2025

 

2/2 根岸S ◯的中

 

レース全体のふり返り

 

馬場は稍重で通年平均比±0のゾーンで、差しも利くバイアスの薄い状態で行われた

 

前半3F33.9秒のハイペースから、11.8 - 12.4 - 12.2 - 12.3の平坦戦となって上りを要しながら1分22秒6の上々タイム決着

 

この日の稍重馬場なら4馬身差つけられた2着馬でも時計的にはG3勝ち水準級とみられ、前半のペースを差し引いて考えても、勝ち馬はG3では明らかに上の内容を刻んだとみられる

 

 

 

根岸S 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

アルファマム

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

この脚質であっても、流れやらから勝ち切りまで狙っての本命視だったので、突き抜けた勝ち馬はともかくとして2着には来てほしかった。

ただ、コーナーで多少、それまでのペースを思うと前3頭が緩める中で、後方2番手(4角通過14番手)だったので、若干大事に行き過ぎたところはあったかもしれない。

いずれにしても、霜月S当時(12.0 - 12.0 - 12.0 - 12.3の消耗戦を後方5番手からの差仕切り)のパフォーマンスを思うと、もう少し上があっても良かったはず。

 

 

サトノルフィアン

予想➡➡➡

結果➡➡➡10着

この組み合わせだったので、てっきりいつもよりも下げて乗ってくるかと思いきや、外から一時はドンフランキーのハナを叩こうかという積極プレー。これは、ちょっと意外だった。

ともあれ、この形でドンフランキーが守りに入りまくって、スローに落としていたわけではない、となるとそれはキツい。

ハッキリ情状酌量の余地はその部分にあるし、さらには(脚はもう残っていなかっただろうが)直線は微妙にカラ馬の影響も受けていた。

 

 

フリームファクシ

予想➡➡➡

結果➡➡➡6着

過密ローテ、オールダートコース、など嫌いどころはあった1番人気馬であり、コーナーではちょうどカラ馬の直後につけるという運の悪さも今日はあった。

この一戦だけでは、ここで新星誕生を期待したのは見込み違いだった、と片付けるのは確実に早計で(実際、鞍上もゲートでうるさかったなど、過密ローテの影響と思われるような敗因を語っていた)、少なくとも東海Sに向けて変わらず期待を受けるべく存在だろう。

人気に関してはライバルにもよるが、まともなら中京千四G3は1番人気Vはおおいにある。

 

 

コスタノヴァ / ロードフォンス 他

勝ったコスタノヴァ(1着)は見事というよりほかない勝利で、まださらに上があることはゴール直前の見た目からも、一頓挫あっての休み明けローテだったあたりからも確実だろう。

そして、流れてくれさえすればマイルでさらにやれる可能性もあることから、本番も(おそらくルメさんに戻って)最有力候補となる。

今回は、想定通りのハイペースに脚を削られる可能性もあって(休み明けなども当然含む)、嫌う要素があったとみているが、中団8番手あたりになったとはいえぶっちぎりのパフォーマンスを示してこなしてきたことから、次はさらに嫌いづらくなること必至。

 

2着ロードフォンスも、後続にきっちり差をつけていた上、G3勝ち水準にまとめていることから、並みのG3なら今後いくらでもタイトルを手にするチャンスは出てくるだろう。

相手レベルが上がって、本当に今まで以上のものを見せていた(抜け出してからふわっとしていたりなどがこれまではあったことが聞かれている)。

しかも、この馬こそ直線立ち上げ部分でモロにカラ馬にカットされ大迷惑の競馬となっていたため、もう少し前で入線できていたはずでもある。

ここまでこの使われ方で、今さら右回りどうこうはない(参戦すらしてこない?)だろうが、距離に関してはマイルへの期待をしてみたいところ。

左回り千四は、チャンスは当然も旨味はないであろうことから、初マイルでの武蔵野Sなど期待をかけてみたい。

寒くなったほうが良さそうなことからも、時期的にもマッチする。

 

あとは、何と言ってもサンライズフレイムが次につながる競馬。

勝ち馬同様に順調度を欠いた一頭で、厳しい競馬になってのものと考えると悲観する必要はない敗戦だった。

今日はとにかく(「中間の練習の甲斐あって」の部分を含め)裏目に出た結果であり、むしろ評価を高めておきたいくらいの内容だった。