競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【武蔵野ステークス 2021 レース回顧・結果】要車線変更レース

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武蔵野S 2021 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1  ソリストサンダー 1:35.0  36.0 
2  エアスピネル 1:35.2  36.5
3  オメガレインボー 1:35.3  35.7 
4  ブルベアイリーデ 1:35.4  36.1
5  スリーグランド 1:35.4  36.3

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 武蔵野S 2021

 
11/13 武蔵野S 的中(▲◎馬連)
 
 
レース全体のふり返り
 
 
終日稍重から回復しなかった好天の一日で、時計的には通年平均比-0.5秒(1000mあたり)まではいかない程度のやや速め馬場だったとみられる
 
レースとしてはこの日の馬場換算で特段速くない前半にも関わらず、瞬発戦にも持ち込まれなかったため、1分35秒0の平凡決着になったという印象
 
近年ではかなり低レベルな部類の武蔵野Sという位置づけ
 
ただ、直線インの各馬が渋滞、低速化の原因を作っていた感は否めず、多数力を出し切れなかった組が存在する一戦になった可能性が高い
 
 
 
 

武蔵野S 2021  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

エアスピネル

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

直線で囲まれて、ラスト300mあたりでもまだ進路を探しているような状態で、相手(▲ソリストサンダー)は枠なりに外の2列目から既に悠々のスパートを開始していては厳しかった。

強い馬が、弱い馬の後ろで付き合わされてパフォーマンスを下げて負けた、というのが色濃く、レースレベルが高くないことも合わさって絶好の“隠れ蓑”としてこの敗戦はいいかも。

このラップで、進路をなくしてこの負け方なら、ハイレベル持久戦に向けては悪くないと思っている。

 

 

ワンダーリーデル

予想➡➡➡

結果➡➡➡7着

ザ・“ダメだこりゃ~”騎乗(笑)。

ラスト300m過ぎてから「そこで外いくんかい?!!」、そして「鞭やめんのかい?!!」を見ていて、典さんの冒頭のセリフが聞こえてきたようなレースだった。

全く力を出していないし、今日と同じように一か八かを本番でやってきたら、この馬も全然浮上出来ていい。(→と思いきや、これで引退との発表あり)

 

 

ソリストサンダー

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

何といっても、人気どころでは圧倒的に優位に運んでの勝利。

それで物足りないパフォーマンスだったことが非常に不満で、今後何かその“背景”が見つかってこないようなら、フェブラリーSではやはり相当厳しい印象。

ハイレベル、高速決着なら上記◎◯とは逆転どころか相当差がつく可能性すらある。タフな超時計の掛かる馬場で行われればまた違うかもしれないが。

 

 

ブルベアイリーデ

予想➡➡➡

結果➡➡➡4着

窮屈なところはあったものの他と比べればそこそこスムーズな追い出しで、逆に内の渋滞にハマってかなり苦しい競馬になった後続勢何頭かに入れ替わられていても不思議ないレベルだった。

後方からそこそこ脚は使って上位入線は果たしたが、この馬とて前走のシリウスS内容を思えば不満の残る走破内容。

もっとも、このあたりは騎手の差とも取れる部分で、まだこちらは鞍上ひとつで上昇余地はあるかもだが。

 

 

 

オメガレインボー / タガノビューティー / スマッシャー

3着オメガレインボーは、「渋らない府中でじっくり運んでどこまで伸びてこれるかも未知と言えば未知」としたように、まず想定の馬場とも違ってプラスだったかなという印象。

さらには、この状況で1分35秒3で3着に届いてしまったというのもちょっとラッキーすぎたか。

それでも若干自身としての府中千六パフォーマンスではベスト更新だろうが、この日の馬場換算+斤量換算で、アハルテケS当時を半馬身上回る程度だったとみている。

 

あと、タガノビューティー(6着)は、一見末脚すら使えなかったくらいに映る字面が良い敗戦。

無理もない内容だったし、それでいてやっとやり過ごして外で伸ばしてきた脚はやはり良いものがあった。

そもそも、この馬は最内1番枠に入った時点で悲運だった今回で、「外に出せないリスク」さえ忘れなければこの日は全くの度外視でいい。

 

ほか、11着スマッシャーもかなり強烈に不運なレースぶりで競馬をしておらずで、全般直線で前にいたリアンヴェリテ、テイエムサウスダン、ヒロシゲゴールド+初ダ勢(バスラットレオン、ダイワキャグニー)によってもたらされた“追い越し車線持ち出し”の頻発による影響が大勢を決めたレースとなった。

 

 

◎ソリストサンダー、◯エアスピネル、▲ブルベアイリーデだった当初付けた記事タイ「前走で即挽回して迎えるここなら」のほうが最終予想よりも的を得ていたように、当日「良回復遅いな」・・・時計も出ているようだし好時計・好レベル戦ならと思ってしまって、プラス額をシュリンクさせた一戦。

しかし、当初◎◯▲1→2→4着はなかなかイイとこいってたんだけどな~。