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――それで、ホネはほろろろろ〜ですわ。
マーチS 2022 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 マーチS 2022
レース全体のふり返り
マーチS 2022 各馬ふり返り 予想と結果
まず、最後の最後に1着の座は譲ったが、2着ケンシンコウの高パフォーマンス駆けに完全にしてやられた今年のマーチS。
鞍上も言っているが、気分よく、最後まで走り切った時には本当に強いこの馬。
メイショウハリオ
予想➡➡➡抜
結果➡➡➡1着
分かり易くパイロ産駒ワンツー、昨夏のジュライSの1,2着によるワンツーと、いろいろと馬場を含むレース質としてマッチしたのはあるだろう。
ただ、この馬どころか2着ケンシンコウも含め瞬発戦には殆ど無縁の2頭によるマッチアップで、しかも3馬身以上後方に差をつけての好戦にするとはという感じ。
この日の前圧倒的有利馬場で、3.5列目大外からの差し切りは掛け値なしに強い内容で、それを57キロでやってのけるのだからG2以上級は確定的。
今回は、輸送で大きく馬体を減らしての激走だったことからも、少し回復は必要だろうが、少なくともここからG3であれば何勝も挙げてくるような馬ということが裏付けられた一戦だった。
兎にも角にも、「この馬が差し届くような日じゃなかったんだよな〜」が、最大にして唯一のトピックのような回顧録となる。
ケンシンコウ
予想➡➡➡抜
結果➡➡➡2着
まず、渋った馬場のほうが絶対的に良いと分かっていながら、「夏男だろう」と切り捨てた今回。
前が圧倒的優位な馬場とはいえ、これまで瞬発戦ラップではほぼ2桁着順しかないような馬が、それをも克服してくるというオマケ付きでやられた。
しかも、見た目にも12.5 - 12.0の部分で素晴らしい加速力を発揮して。
レースがこの日の馬場でもマーチSらしいものになったとしても時期的な部分から、こういう異質展開になって前にいたとてラップ的な部分から、個人的にはどちらにしても買えなかった。
しかも、その異質展開(瞬発戦)を自ら形成したことによって1分50秒台前半の好レベル戦にしているので、低レベルの前残りというわけでもない。お手上げ。
叩いて良いという側面もあったのかもしれないが、いつでも走る気になった時のこの馬は怖い。
◎アイオライト / ◯オメガレインボー / カデナ 他
◎アイオライト(13着)、◯オメガレインボー(7着)、▲エクレアスパークル(11着)、☆アナザートゥルース(8着)と、けんもほろろに散った今回だったが、うち3頭は冒頭にも書いたケンシンコウの前々からの高パフォーマンス駆けをまともに喰らったクチ。
前半3F35.9秒も速いし、それでいて上り37.3秒も好水準で、◎▲☆にとっては苦しいレースになってしまった印象。
◯オメガレインボーに関しては、さすがにちょっと不満が大きい。
よっぽど、このコーナーを周りながらの短直線×急流勝負が向かなかったか、状態面が下降していたか。
あとは、何と言ってもカデナ。
57.5キロを背負って東海Sに続き、オープンV~G3好走水準で駆け、東海Sレベルの疑念払拭と同時にダートでも全然走れることを本格的に証明した。
どっかの“二刀流”牝馬よりよっぽど両刀使いはこっちかもしれない。