競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【レパードステークス 2023 レース回顧・結果】2勝クラス狙いの間隙

■ブログランキング参加中です(記事が参考になったという方は是非クリックで応援をお願いします)

レパードS 2023 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ライオットガール 1:50.8 37.3
2 オメガギネス 1:50.8 37.1
3 ルクスフロンティア 1:50.9 37.7
4 エクロジャイト 1:51.8 38.2
5 マオノアラシ 1:51.9 38.0

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 レパードS 2023

 

8/6 レパードS ◯的中

 

レース全体のふり返り

 

含水率1%台まで下がり、夏場のパッサパサダートといった感じだったが、それでいて通年平均比±0秒~少し掛かる程度の走りやすい状態

 

前半1分00秒5はやや速め、1分50秒台にまとめた上位3頭は余裕で水準上、4着以下は低調という決着

 

12.7 - 13.2 - 12.0 - 12.4の瞬発戦ラップで、逃げ馬が粘り込んでいる通り(弱馬が早々に脱落して、強い馬が取って代わることで急加速が刻まれたわけではない)、前半の好レベルに対し一転大きく息を入れることに成功してそこでレベルを落としているが、それでもラスト2つ24.4秒と優秀な値にまとめた
 
 
 

レパードS 2023  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ルクスフロンティア

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

あそこまで行ったら、23倍台での「突き抜けたっ単」を獲らせてほしかったとも思うが、ラストは上り上位どころ向きの流れにしてしまっていたし仕方なし。

好ダッシュから楽に単騎の形を築けたとはいえ、前半1分00秒5は速かったし、そのキレ者たちの台頭を許すことに結果的につながった12.7 - 13.2の部分も、ペース配分ミスと鞍上を責められるものではない。

▲ライオットガールを含め、当日にも追記したように蓋を開けてみればとにかく「2勝クラス相当」実績勢に人気が集まり過ぎていたため、それらを回避して過去に「3勝目までは…」と評したこの馬に目を向けたが、実のところは同型懸念にかなりビクつきながらの本命視。

その不安材料を、ものの見事にスタートして10秒ほどでほとんど一掃した鞍上の功績もかなり大きい好走内容と思われる。

馬はここから、本格重賞級を目指していける器として、「4勝級」へと上方修正しておきたい。

 

 

ライオットガール

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

この馬が2番手というのも若干意外だったが、エクロジャイト他が思いのほかダッシュつかずといった感じもあって、5番枠からコーナリングも手伝って◎の単独2番手へ。

そこからは、徐々に前を射程圏に入れ、後ろからきた△オメガギネスの追撃を振り切って、堂々牡馬と互角以上にわたり合っての勝利。

正直、想定通りの少し売れていっての単勝10倍台前半程度の“最終着地”では、何度予想しても本命には据えられなかったと思うが、終わってみれば強い競馬だった。

前走(3勝クラス)、凡戦とはいえ外枠から中京コースで外々を回す厳しい競馬で崩れなかったことをもう少し高く評価しておくべきだったか。

 

 

ほか、まず△オメガギネス(2着)は、及ばなかったものの上り最速はここでも譲らず。

休み明けブッツケと、売れ過ぎ状況を思えば十分よくやっている。

世代G1級くらいの評価を与えていいとみていた馬だけに、再確認という程度にはなってしまうが、下方修正とならないところが素質の高さだろう。引き続き、前途洋々。

 

以下、4着以下はレベルとしては2勝クラスやっとというところで重賞即通用云々ではないが、マテンロウガイ(6着)だけ注目しておきたい。

前3頭を除けば、12.7 - 13.2で緩んだとこからの凡戦粘り込み決着となる中を、苦しい位置取りからよく最後まで盛り返しての6着で、それは上り37.7秒の相対的上位にも表れていた印象。

おそらく上りスピードはもたない馬だけに、価値の高い内容だったとみて3勝目に期待していきたい。