競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【小倉大賞典 2021 レース回顧・結果】「3秒近く速いんだから」

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小倉大賞典 2021 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1  テリトーリアル  1:45.5  35.0
 2  ボッケリーニ  1:45.5  34.6
 3  ディアンドル  1:45.7  35.9
 4  アールスター  1:45.8  34.8
 5  デンコウアンジュ  1:45.8  34.7

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 小倉大賞典 2021

 
2/21 小倉大賞典 ◯的中
 
 
レース全体のふり返り
 
 
前半1000m通過58.0秒は、今の小倉芝の馬場状態からすると極端に速くない(実際、2番手12番人気ディアンドルも3着している)
 
加えて、内は傷んできてもここまで終始前優勢な今開催傾向も手伝って、差し勢が間に合わない決着に
 
1200mだけは外差し様相も、今の小倉芝は中距離は完全に前目から中ほどを通った組で決まる傾向強い
 
11.6 - 11.7 - 11.7 - 12.5のほぼ予想された通りの前傾、消耗戦ラップかつ1分45秒5の高速フィニッシュの一戦に
 
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小倉大賞典 2021  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

まず(タイトル起用の)×カデナが、1分46秒0(上り2位の34.7秒)で6着に終わっているあたりに、レース像としても自身の的中(予想内容)としても象徴的なパートが見てとれる今年の小倉大賞典。

個人的には、この読み通りのスピード競馬で、主にエンジンの掛かりの鈍さを“切り札”に嫌ったボッケリーニ(詳細後述↓)に、勝ちに等しい競馬を見せれたことが非常に悔しいところだが、何はともあれ◎快勝のレースを振り返っていきたい。

 

 

テリトーリアル

予想➡➡➡

結果➡➡➡1

ハナ差しのいでくれて万々歳の本命馬。

本当に理想的な展開に、絶好位からイメージ通りの競馬と、絵に描いたようだった中での勝利だった。

ただ、今回の馬場恩恵、ちょっとでも上りが速くなれば前走のようなことになるキャラ、これでハンデの示す通り実力者なんだと知れ渡る妙味面、などの背景からしばらくはまた眠っていてもらいたい(静観)馬。

ここからはそうそう勝ち切りも見込めないだろうし、よりシビアにオッズと睨めっこになってくる。

今日のパフォーマンスは、小倉大賞典勝ち馬として決して低くはないが、この時計でも極端にハイレベルではないことがポイント。

 

 

アドマイヤジャスタ

予想➡➡➡

結果➡➡➡7着

上り最速で、特にゴール直前での脚からは、一応実力の一端は示してくれたかなというところ。

予想編でも指摘した通り、◎があの競馬で勝ち切っている時点でまあこのくらい止まりだろう。

親和性がないところをあえて対抗◯に選んでいるわけで、この馬に関してはこれで十分。

というか、評価はむしろ上がって然るべき、しっかりとした中身のある内容だった。

◎、そしてこの馬含め福島記念組の出走も多かったが、◎以外(9着△ヴァンケドミンゴ、11着△バイオスパークらも)は、皆1800mのスピードラップで忙しくなっていた点が興味深いところ。

前半59.6秒-後半4F48.2秒の2000m戦・福島記念との差がよく表れていた部分。

 

 

▲フェアリーポルカ / ボッケリーニ / ディアンドル 他

▲フェアリーポルカ(8着)は、結果的にやはり中間の遅れ等々、もっと気にしておいて良かったかなと思う不発競馬。

最終追い切り(坂路)は見栄えがしていても、もともとコースで好内容を披露してくる馬で、しかもそれが結構バロメーターになるタイプと以前に認めておいたのに勿体ない判定をしてしまった。

競馬としては、この日の馬場では全くもって正解の形だったと思うし、決してこれで自身にとって大凡走指数ということではないのだが、にしても人気し過ぎだよなというところで。

 

2着ボッケリーニに関しては、案の定3コーナー過ぎから鞭が入るようなところまでは見立て通りも、そこから素晴らしい伸び。

ちょっと、この血統のもつ成長度とこの厩舎仕立ての小倉適性に上回られてしまったという印象。

同時に、これで馬としての嫌いどころはあまり無くなってしまったか。

この2着パフォーマンスは、際立ったレベルということではないが、馬自身としては高値安定且つ一戦ごとの指数上昇幅が優秀。

その点、引き続きG1戦線含む活躍に期待の一頭。

 

3着ディアンドルは、中距離で初の馬券。

得意の小倉ももちろん、もともとがスプリント路線で平坦戦ラップ~消耗戦ラップで場数を踏んできた馬。

馬場が前優勢だったことも味方しているが、そういうラップが発生しやすいからこそ、そして平坦コースであるからこそこのコースが合うともいえる。

もう少し、中距離参戦後初の平坦コースという部分に重きを置いてみても良かったかなと反省。

 

あとは、相手に対して2キロ差あったとはいえ×アールスターも、×カデナとビッシリ叩き合って最後振り切っていて優秀だし、デンコウアンジュもよく頑張ったが、次に注目という意味では△ヴァンケドミンゴの内容を見直したい。

スタート後に外からどっと来られて、うっかりしていたらあの位置になってしまったという印象が強く、3コーナー~直線にかけても理想的とは言えない進路取りになってしまっていた。

およそ想定し得る最悪の形、という意味で次は注目に値する。 ☆次走注目馬☆