【金鯱賞 2025 レース回顧・結果】それぞれの明暗 - 競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜重賞予想と追い切り注目馬＆レース回顧】

――デシエルトとホウホウビスケッツ、クィーンズウォークとプログノーシス、注目の乗り替わり対決は“オモテ”な結末に。

3/16 金鯱賞　◯的中（◯複勝）

①重馬場で再び午後になって雨が降り出した芝コースは、通年平均比+1.0秒/1000m を超えるレベルで、若干前が優勢という状態

②デシエルトの大逃げの形で前半1000mを58.2秒で通過、12.6 - 12.7 - 12.8 - 13.1の消耗戦となっての2分01秒3で決着

③この日の馬場としては時計的にも申し分なく、上位勢は評価を与えられるG2戦となった

予想➡➡➡◎

結果➡➡➡4着

案の定というか、だいぶ票が流れた印象で3倍台、そして締め切り直前には2番人気に下げて迎えた。

抑えが利かず、オーバーペース敗戦というだけで、前後半5F比-5.0秒差戦でよく0.4秒差にもちこたえたなというところ。

今日はテン乗りでもあったし、また岩田康騎手に戻って変わらず期待が出来てよさそう。

予想➡➡➡◯

結果➡➡➡3着

最後方から大外をぶん回して追い込む、この日の馬場では到底成立しない競馬で好走を果たしたが、これは完全にデシエルトのペース様様というもの。

走破水準が低くないのが救いだが、今日は少し運が良かった部分もあったか。

そもそも、やはり見立てた通り重巧者だった部分も大きかった。

それでも、急遽の乗り替わりで、しかもこの馬（実際、騎乗予定だった佐々木騎手は2週連続で追い切りにまたがっていた）という点で、まだ上昇余地が残されている点が不気味なところ。

予想➡➡➡▲

結果➡➡➡2着

離れた2番手を選んだ、という感じの岩田康騎手の騎乗。

このあたり、ライバルであり相棒のデシエルトがどういう競馬になるかを見据えた判断だったのだろう。

褒められる水準でもあり、まだまだ活躍が続いていきそうな内容だった。

ただ、ハイペースと渋った馬場がプラスであるのは間違いのないところで、やはり良馬場のキレ味勝負に課題は残りそう。

勝ったクイーンズウォークは、やはり持久力勝負と2000mとそしてこの中京コースも合っていたか。

混合重賞は初めてのここで、しかもデシエルトのハイラップの中でこれだけ鮮やかに変わり身を見せたというのはそういうことだろう。

もちろん、中間からして状態も良く、2頭出しの状況で川田騎手をこちらに乗せてきているあたり、かなり勝負掛かっていたこともあるだろうが。