競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【函館記念 2024 レース回顧・結果】内伸びは目論見通りも、馬場は一進一退で……

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函館記念 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ホウオウビスケッツ 1:59.2 35.3
2 グランディア 1:59.8 35.3
3 アウスヴァール 1:59.9 36.4
4 サヴォーナ 1:59.9 35.2
5 プラチナトレジャー 2:00.1 35.3

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 函館記念 2024

 

7/14 函館記念 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

馬場は、メインのこのレースの時点で通年平均から少し要した状態だが、ラチ沿いを含むイン優勢が顕著な状態で行われた

 

前半1000m59秒6で、後半も59秒6のイーブンペースを刻んでの1分59秒2決着

 

3馬身半差つけた勝ち馬はG2水準としても良い上々ラインであり、3馬身半差つけられたとはいえ2~3着ラインもG3であれば十分勝ち負けが見込める額面だったとみられる
 
 

函館記念 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

リカンカブール

予想➡➡➡

結果➡➡➡8着

最終Rを見ても、残念ながら高速化の一途シナリオが崩れてしまっていた。

乾燥してスピード馬場に仕上がる以上に、レースを使い続けてのダメージのほうが大きく出てしまった結果だろう。

直線では、ササって、その後には内からアタックされてとかなりチグハグにもなってしまっていた。

言っても、断トツ好時計持ちの、未知の初洋芝戦。

(それでも、当日高速化予想と想定よりも甘いオッズもあって狙ったわけだが、)若干要し始めた≒荒れてきてしまった洋芝も合わず、発揮を阻害されたことによるものだろう。

 

 

グランディア / サヴォーナ / チャックネイト / ▲アウスヴァール 他

2着グランディアは、前向きさと(内枠もあって)馬群で密集したところを割って抜けてくるベストな形を取れたことによる好走だろう。

56キロでもあり悪くはないが、やはりこの馬なら57.5キロのサヴォーナ(4着)のほうが上の内容で、むしろハービンジャー産駒はやっぱり洋芝でよく走るんだなという血統的印象のほうが強い一戦だった。

そのサヴォーナと、58.5キロチャックネイト(6着)に関しては、後方から外を回してのものでもあったし、当然悲観無しの内容。

 

3着▲アウスヴァールは、ペース的には決して楽ではなかったと思うが、全体水準とラチ沿いが伸びる馬場状態を味方につけての好走。

フロック視に近い見方をしておかなければならない、単勝58倍での激走だろう(これが、妥当な単勝20倍前後とかだったら、目立ち過ぎないと思うので“フロック視”とはしないが、過小評価→激走に見えてしまう、はこちらとしては次に向けても大誤算)。

あとは、「番手でホウオウBが折り合いに手を焼いて後続に蓋を~」のほぼ見立て通りに、気分良く走った賜物だろう。

 

勝ち馬ホウオウビスケッツは、明確に嫌った人気馬。

ここに勝たれていて本命不発ではいくら▲アウスヴァールが粘り通したとて敗戦やむなし、そういう先行かつ意図的消し馬。

やはり、距離延長ローテでのこの気性というのが嫌い甲斐のあるところで、ここは上手くしてやられたが、ここから先いくらでも自滅で馬券作戦に貢献してくれる馬だと思っておく。

脚力はG2級だが、やはりこのペースのコーナー4つ競馬でも危なっかしさしか感じないこの日の競馬だった。

 

他では、やはり枠なりに外々を回される競馬が響いたとみて◯マイネルクリソーラ(9着)には、情状酌量加点を与えておきたい。

当日になっても、外が伸びだすどころかイン絶好状態だった今年の函館最終週の芝は相当厳しかったはず。

☆エンパイアウエストが大誤算、かつ全く発揮できなかった一頭として注目馬に挙げておきたい。

当日馬場を思えば、このオッズで買えるというのは非常に美味しく、あとはその馬場にかなうこの馬の競馬が出来れば面白かったと思うのだが、残念ながらそれを最初の1Fで阻害されてしまった。

直線どころか、もう3角前くらいで鞍上も実質諦めていただろう。こんな敗戦なら無かったことにしていいし、まずはG3での複穴に期待したい。