競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【フローラステークス 2020 レース回顧・結果】“もうもうと…” 直線はダート戦ということで良いでSHOW!

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――♪あゝこの東京砂漠~(  ̄0 ̄)θ 「息苦しいし、前は見えねぇし、痛いし、何じゃこれ……」直線で各馬、そう思って驚いたことでしょう。

目次

 

フローラステークス 2020 予想 追い切り・ラップ適性考察

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フローラステークス 2020 含む、4/26(日) 東京競馬の追い切り注目馬はこちら 

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フローラS 2020 レース結果

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1  ウインマリリン  1:58.7   35.3
 2  ホウオウピースフル 1:58.7  35.3
 3  フアナ 1:58.8  35.2
 4 ショウナンハレルヤ   1:59.1   35.4
 5  スカイグルーヴ  1:59.3  35.8

 

 

ホネ的! レース回顧/レース分析 フローラS 2020

 
4/26 フローラステークス ×不的中
 
 
レース全体のふり返り
  
 
この日は砂煙がもうもうと立ち上るほどの強風(10m/s近い南風)が吹き、向こう正面追い風状況となっていた
 
 
当然、前半がペースアップしやすく、レースも前半58.6秒の通常なら暴走ペースレベルの入りとなった
 
 
ひと息入ったところから12.5 - 11.8 - 11.8 - 12.1と瞬発戦ラップを刻んで1分58秒7決着
 
 
風の影響が大きく計りづらいが、土曜時点で1秒前後速い馬場だったことを考慮してもなお、ラスト3F35.7秒で踏みとどまっている点が優秀(いくら、前半が追い風参考記録とはいえ)
 
 
以上のことから、前半59.7秒、上り36.1秒で1分59秒7決着を演じた16年チェッキーノの年に近い、好レベルフローラSという印象
 
 

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フローラS 2020  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

各馬というより、全般「直線向かい風」と「キックバック(とでも言うような状況)」の影響、これが“最重要事案”になってしまっている印象。

まさか、芝戦でこれを言うことになるとは思わなかったが、これこそが、ウインマリリンの勝因であり、レッドルレーヴ、スカイグルーヴの敗因と見ている部分(スカイグルーヴは別要因も大きいが)。

1~3着は皆、直線を向いても前に壁を作って運び、(言い方は悪いが)それらを盾にしてから抜けだしたことでラスト1Fを苦しくならずに走り切れた。

これが、向かい風だけでなく、画面越しに砂までも舞っているシーンが見られるほどの特有状況下で明暗を分けた。

ましてや、3歳牝馬では精神的に相当キツいし、ダート馬でも初戦苦労する砂被り訓練の場が突如発生したのだから、各馬にとって“試練”だったと言っていいかもしれない。

 

 

フアナ

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

さすがというか、16番枠から鞍上の好判断ですぐさま内に入れて外枠ロスを最小限にしつつ、しかも前に壁を作れた(鞍上は「詰まった」と言っているが、その点は個人的には先に指摘の通りこれは“結果オーライ”の可能性も高いとみている)ことで、ラストの伸びにつながって上り最速3着。

ただ、残念ながらこの上り最速で「差し切っていてよかったはず」が次に向けては過剰ブッシュを助長しそうで、ここで◎5番人気3着を馬券に結び付けられなかったことは痛恨。

忘れないために書いておくと、「前に壁を作れたから3着できた」のであって、「スムーズに抜けだせてしまっていたらもたなかったかもしれない」が私見。

単純に、能力的には例年のオークスで掲示板に来ていて不思議ないレベルにはあるが。

 

 

ウインマリリン / △ホウオウピースフル / ▲レッドルレーヴ / ☆スカイグルーヴ / テイエムフローラ

勝ったウインマリリンは、額面的には先に挙げたチェッキーノまでいかないにしても、サトノワルキューレ、モズカッチャン、フローレスマジック、パイオニアバイオ、シャドウディーヴァあたりよりはよっぽど上という可能性がある。

どう見ても中山向きなイメージがあるキャラクターだが、その反面距離延長には不安がなく、本番でも中穴一発の期待は高まる。

あとこの馬はムチが無いほうが良いのかもしれない(笑)

 

△ホウオウピースフル(2着)は、前に馬を置き、かつ3着◎フアナよりもインを通せていてと、勝ち馬を除き再先着を果たせて当然の競馬ではあったが、本番も普通に掲示板はあっていい水準。

行きたがる面が心配という点以外は、本番に向けて視界良好。

 

情状酌量は、やはり▲レッドルレーヴ☆スカイグルーヴの人気2頭。

特に、-14キロで出走させられた後者は、本当に可哀そうだなぁと思って見ていた中で、しかも序盤に頭を上げてこのペースでも掛かっているのに、あの競馬で掲示板を外さないのだから凄い。

はっきり言って、初戦の圧勝も含めこれまでで最も驚かされた5着だったと言ってもいいと思っている。

展開面で最も苦しい競馬をしていたのは7着レッドルレーヴのほうではあるが、それを差し引いてもスカイグルーヴは並みの馬なら12着大敗くらいの条件揃いの中で、大健闘を示している。

デビュー戦から元々スリムなのに、またさらに腹回りを細く見せての430キロで、無観客で大歓声もない中でのこの出走態勢には大きな罪があると思うが、馬には全く咎められるところはないそんな競馬。

 

他では、パドックで良く見せたテイエムフローラ

レースは14着と惨敗に終わったが、後方から外を押し上げる競馬でしかも“初モノ”も多く、仕方ないところ。

素質は高いはずで引き続きウォッチしておきたい。 

 

 

 

ウインマリリンが抜け、いくら△ホウオウ◎フアナと走ったところで敗戦必至。

そして、この馬を、横山武史騎手で最終的にヒューイットソン騎手を抜いて4番人気に押し上げた予想ファンに完敗だった。

これを見ると、本当に重賞での単勝負は現代競馬では出来ないなと思わざるを得ない。

申し訳ないが、横山武史騎手をこの舞台でこのジョッキーメンツで単勝11.4倍で買う勇気は、今振り返ってもホネにはない。

馬、騎手加味して勝率9%もないだろ~^_^;  ますます、単勝は平場に資金を・・・とか真剣に考えてしまうホネなのである。 

 

 

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先週のレース回顧はこちら

 

【マイラーズカップ 2020 レース回顧・結果】例年とは異なるインディチャンプから2馬身差以降勢の内容

 

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