競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【エリザベス女王杯 2025 レース回顧・結果】さすがに“3度目”はなし

――ジューンブレア、エリカエクスプレスと2度はうまく行きましたが、(散ったメイショウタバルのスローも含めると)この秋4度目ともなると、後続の動き出も早まったという感じに。



目次

 

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エリザベス女王杯 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 レガレイラ 2:11.0 34.2
2 パラディレーヌ 2:11.3 34.7
3 ライラック 2:11.4 34.2
4 リンクスティップ 2:11.4 35.0
5 ココナッツブラウン 2:11.5 34.6

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 エリザベス女王杯 2025

 

11/16 エリザベス女王杯 ◯的中

 

レース全体のふり返り

 

芝は、まず大外一気状態までは行かないが完全に3分どころより外が(道中含め)有利なバイアスで、時計面では通年平均比-1.2秒/1000m 近辺のなかなかの高速状態(当日朝時点クッション値11.3/含水率G前9.2%4角8.8%)

 

前半1000m通過は59秒9と馬場状態を思えばスローではないが速くもないといった感じのペースから、後半1000mが59秒0(同4Fは11.8-11.6-11.6-11.7ラップの平坦戦)となっての2分11秒0決着

 

前年を若干スケールダウンさせた感じの決着水準だが、牝馬限定の長距離G1としては上々

 

その前年と比べ、道中のラップからも持久力が問われたことは明白な流れで、瞬発力勝負向きのタイプが苦戦する一戦となった

 

 

 

エリザベス女王杯 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ライラック

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

まず(スムーズに発揮できた際の)▲レガレイラは別として、上り2位以下にきっちり差をつけての末脚はさすがだった。

外をブロックされていたこともあったかもしれないが、4角にかけてヘタにマクっていかずに直線勝負に賭けた鞍上も好判断で、その甲斐あっての4年連続でのエリ女時計ベスト更新なったといったところだろう。

正直、思いのほか今週になって高速化(≒硬化)していたことは、この馬にとっての元凶になるかとも少し懸念したが(バイアスは外へ外へで歓迎だったが)、それを跳ねのける地味な超ファインプレー騎乗だったと思う。

状態もおそらくベストに近く、もう少しパフォーマンスが跳ね上げられる可能性はあったと思うが、それにはちょっと全体時計が速くなり過ぎた印象で、この決まり方になった中では殊勲の3着で良いのではないだろうか。

 

 

リンクスティップ

予想➡➡➡

結果➡➡➡4着

結果論だが、C.デムーロ騎手の早仕掛けが仇となった、という解釈で良い敗戦だろう。

弱くないところは示したし、脚を余すことはなく終えられたとは思うが、それにしてはちょっと(この馬にしては)不甲斐なかった印象。

また、この馬も少し硬く速すぎた馬場にミスマッチだったかもしれず、京都ならこの開催よりは1〜2回とかのほうがやはり良いのかも。

 

 

レガレイラ

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

スタートで大きく出遅れることなく、その後もゴチャつくこともなく荒れた内に押し込められることなく外寄りを確保して、スムーズに運べたのでまあ楽だっただろう。

額面としては、思ったほど高くならなかったが、直線平坦での上りスピード的にこのくらいというところなのだろう。

また、自身のパフォーマンスを高めるには、ちょっと相手が軽すぎた部分もあったかもしれない。

その意味では、中山でもう少し上りが掛かる展開で上が見込めそう。

 

 

パラディレーヌ / ココナッツブラウン / ヴェルミセル 他

2着したパラディレーヌは、個人的には買えない一頭だった中で、ただただ「足りないで終わってくれ」と願うばかりだった今回。

“秋華賞組の最有望株”かも、というのは承知の上で、今度こそ(前回の時点で「リカバリー重点の調整」で、2戦連続の手ぬるい坂路オンリーでのここ)に賭けたが……。

ただ、逆に言うとこの状態で初古馬G1に挑戦してこれだけやれたこの馬は、ここからどれだけ強くなるのかという楽しみもある。

初戦、2戦目で重賞級を意識させた馬であり嬉しいところではあるが、その調整過程から「コケていても不思議ないところで、(無理に? 無理して?)頑張ってしまった馬」感のほうが個人的には大きいところ。

あと、やはりこれだけ京都で安定して走られると、「尖った適性」疑念の排除も今後少し必要になってくる印象。

 

5着ココナッツブラウンも、ハッキリとした敗因がある中で健闘した部類。

すなわち、この馬は気性的な部分でやはり距離が長かったのだろう。

外枠で壁を作れず、終始力みっ放しにもかかわらず、この水準にまとめるのだからやはり強いと感じた。

キタサンブラック産駒と考えればもってもおかしくないが、母系と気性面で2000mまでの現状だろう。

 

あとは、そうは言っても2着以下は決してハイレベルではなく、時計がある程度求められた持久戦だったという観点から、まず分かりやすくヴェルミセル(8着)は適性外だっただろう。

この馬にとっては、若干忙しく、スピード不足、距離不足の一戦となった感じ。

もっとも、この持久力勝負は向いていたクチだとは思うが。

 

一方で、サフィラは、ラストあの進路取りでじわじわと伸び続けていたことも含め、流れ不向きな中でよくやっていた印象。

やはり京都の長距離も良く、まだまだ成長していけそう。

高速決着への対応力はあったとは思うが、本来瞬発力勝負で後続を突き放す競馬で戦歴を踏んできたタイプが、この日の形でここまでやれていれば十分だろう。

おそらく路線転換するとみられ、ここから楽しみなところ。

ちなみに、◎ライラックとは対極のパターンで「緩んで前残りの瞬発戦にでもなるようなら、個人的に狙う馬は決まっている」とした馬がこの馬だった。