競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【紫苑ステークス 2020予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / 例年とは異なる重厚な一戦で

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――何を隠そう、人気の一角ウインマイティーが結構来ちゃいそうと思っているから、(予想は)目一杯鈍重な方向へ。

目次

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紫苑ステークス 2020 レース概要

 

 

紫苑ステークス G3

2020年9月12日 4回中山1日目

発走時間:15:45

中山 芝2000m

サラ系3歳 オープン

2019年優勝馬:パッシングスルー   牝3    1:58.3    戸崎圭太

 

紫苑ステークス 2020 枠順

 

 

1 1 ショウナンハレルヤ 牝3 丸山
1 2 マジックキャッスル 牝3 浜中
2 3 レッドルレーヴ 牝3 三浦
2 4 ホウオウエミーズ 牝3 津村
3 5 コトブキテティス 牝3 北村
3 6 ラヴユーライヴ 牝3 坂井
4 7 ストリートピアノ 牝3 武藤
4 8 ミスニューヨーク 牝3 加藤
5 9 スマートリアン 牝3 横山
5 10 マルターズディオサ 牝3 田辺
6 11 スカイグルーヴ 牝3 戸崎
6 12 クロスセル 牝3 内田
7 13 ホウオウピースフル 牝3 池添
7 14 チェーンオブラブ 牝3 石橋
7 15 フェルマーテ 牝3 吉田
8 16 シーズンズギフト 牝3 ルメール
8 17 ウインマイティー 牝3 和田
8 18 パラスアテナ 牝3

 

紫苑S ラップ適性・追い切り 

 

 

コース的に半数が瞬発戦ラップ を刻み、残りの大半を平坦戦が占めるという条件。

※ラスト4Fの各区間加速内に、0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:12.2-11.7-11.9-12.2)が定義

マジックキャッスルレッドルレーヴコトブキテティスラヴユーライヴミスニューヨークスマートリアンスカイグルーヴクロスセルシーズンズギフトウインマイティーあたりは、芝の瞬発戦・平坦戦ともに連対実績あり

 

追い切りからは、マジックキャッスルスマートリアンチェーンオブラブシーズンズギフトを評価

 

 

紫苑S 2020 過去レース傾向

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、 

 

重賞格上げ以降の近4年は、「前走重賞組はその前走時よりも今回のほうが上位人気に推されていた馬」か「前走重賞以外組ではその前走時3番人気以内で連対していた馬」が好走

該当馬➡➡➡ウインマイティー、コトブキテティス、ショウナンハレルヤ、ストリートピアノ、スマートリアン、チェーンオブラブ、ホウオウピースフル、マジックキャッスル、マルターズディオサ、ミスニューヨーク、ラヴユーライヴあたりか


レースラップが「ラスト1Fで減速なし、または0.1秒の減速ラップ」のレースを勝ち切っている馬が中心のレース

該当馬➡➡➡ショウナンハレルヤ、シーズンズギフト、スカイグルーヴ、ストリートピアノ(ダ)、パラスアテナ、ホウオウピースフル、ミスニューヨーク、レッドルレーヴ

 

といった感じ。 

 

 

紫苑ステークス レース傾向分析&考察

 

 

まだ重賞としては歴史も浅く、あわよくばと思い先週も使った「ラスト1Fで減速なし、または0.1秒の減速ラップV歴」を調べてみたら、好走馬の大半が当てはまっていてニンマリ(・´з`・)

 

ちなみに、紫苑S自体も、重賞となって以降の4年中3年で、(16年)12.0 - 12.0、(17年)11.4 - 11.4、(18年)11.5 - 11.2の悪くても減速なしラスト2Fラップフィニッシュのレースとなっていて、このあたりも興味深いところ。

 

好走馬像としては、1つ目に挙げたように、重賞で強い組とあたってここで当時よりも期待を集める組と重賞以外経由なら3番人気以内で連対してここに臨んだ組で占められているここまで。

まさに、格と調子といった、夏の終わりの3歳牝馬重賞である。

 

 

紫苑S 2020 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

熱帯低気圧の影響で、ただの雨模様以上の荒天となる恐れのある土曜中山。

一時的には何十mm/hにも及ぶ時間帯もあるとみて重近辺を想定する。

 

 

◎ミスニューヨーク

鞍上と、当日の直前オッズとのバランスだけ。

ラップ的にも、渋った馬場的にも申し分なく、穴人気してしまうだろうが狙いたい(…と思っていたけど、今後の雨があっても6〜7番人気すらない? ならばますますのゾッコン状態)。

当時のレースレベル自体は平凡でも、フルゲートで4F勝負の展開になれば、未勝利V時の12.4 - 12.0 - 12.1 - 12.0ラップ経験が生きるはず。

また、まとまった雨が降るなら、良でもかなり荒れた2月小倉の馬場を克服しているという点もアドバンテージに(前走で、実際に重馬場を走ってしまったことは余計ではあるが)。

 

 

◯ショウナンハレルヤ

こちらは、緩む昨年のような紫苑Sなら楽しみの広がる一頭。

何より、フラワーC(◎)での大敗が今回に関しては良い。

当時は、絶好の手応えから直線で何度もぶつけられる痛恨の不利で競馬が終わった一戦でレースはしていない。

スタミナ寄りで、上り3Fトータルの脚の速さではちょっと見劣るキズナ産駒だけに、この条件も案外爆上げの可能性を秘めているかも。

 

 

▲ウインマイティー

▲ウインマイティーが軸人気するのは妥当なところだろうが、戦績的にも休み明けいきなりからという印象ではないので3番手に。

推測だが、適性を重視して(ローズSではなく)ここを使ってきたことには非常に好感なのだが、想定以上に降って母父カコイーシーズの血が騒ぐでもしない限り正直勝ち切るイメージは全く沸かない。

 

 

☆レッドルレーヴ / △マジックキャッスル / シーズンズギフト

シーズンズギフトは、良ならバッサリまで考えている(前向きすぎる)爆弾娘。

ただ、ハイペースのマイルでも前半掛かりっ放しになるくらいの気性の馬にとって、雨やぬかるんだ馬場で脚下に気が向くのはプラスの可能性があるので、そうもいかなくなった印象。

流れたフラワーCでも抑えるのに苦労し、もう距離短縮にしか活路は無くなったかもしれないとみていたマイルのNZT。

あの展開で掛かるという、ちょっと想像以上の前向きさをまとったこの馬の2F延長は、普通の馬場状況では個人的にはとても推せない(その点、間隔が空いていることは少し良いのだろうが)。

 

そのシーズンズギフトに、フラワーCで先着を果たした☆レッドルレーヴが4番手。

そのフラワーCの内容自体も優秀だが、前走フローラSもあの“砂漠”状態となるなかで展開面で最も苦しい競馬をしていたと言ってもいい内容。

その前走で減ってしまった馬体を戻して、ここは真価発揮のシーンだろう。

 

あとは、スパーリング相手のほうが気になって仕方ないところだが自身も十分立派な動きを見せている△マジックキャッスル

普通なら差し届かないこの条件で、どういう競馬が出来るか次第だが、ハマれば突き抜けまであっていい素質はあると思っている。

 

 

マルターズディオサ / ホウオウピースフル / スカイグルーヴ

マルターズディオサは、ご存知の通りG1以外ではまだ崩れたことがない馬で、いかにもここで狙ってこそな印象のある存在だが、ラップ的には要注意。

これまでの全5連対が瞬発戦というあたりから、平坦戦の紫苑Sとなった場合にはG2以下で初めて大きく崩れるのがこことなる可能性も。

そして、このことはホウオウピースフルあたりも当てはまってくる。

もちろん、思ったよりも流れが落ち着けば話は別だが。

一方、スカイグルーヴは、京成杯をみても分かる通り、自分との戦いだけ。