競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【フローラステークス 2024 レース回顧・結果】前半1分切りでも、後半やや不足感

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――当日だけだともしかした目立たない部分かもしれませんが、やはり前日・新緑賞の時計の出方などを見ても1分58秒台後半くらいは欲しかったかなと。

フローラS 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 アドマイヤベル 1:59.0 34.2
2 ラヴァンダ 1:59.1 34.6
3 カニキュル 1:59.3 34.0
4 クリスマスパレード 1:59.3 35.1
5 トロピカルティー 1:59.3 34.3

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 フローラS 2024

 

4/21 フローラS ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

通年平均比-1.0秒/1000m の直線3分どころまでが伸びる(ラチ沿い断然ではない)馬場状態で行われた

 

前半1000m通過59秒7、上り35秒0、トータル1分59秒0(12.0 - 11.6 - 11.6 - 11.8の持久戦)で決着

 

レベルとしては低調で、オークスにつながるフローラSになったかどうかは微妙

 

 

 

フローラステークス 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

バロネッサ

予想➡➡➡

結果➡➡➡7着

2000m戦で中団後ろからになって脚すら使えずの敗北と、これでルメール騎手で先行した未勝利勝ち以外は重賞では箸にも棒にも掛からずの水準となってしまった。

ただ、陣営談話からも気性面への警戒が聞かれつつ、レースでも序盤にスムーズさを欠いていたので、この日は津村騎手が御せなかったということだろう。

ちなみに、その序盤の問題点については、行こうとしてラヴァンダ(2着)に若干先へ行かれ馬体を接触させた場面で、同馬の今回の扱い(『人気してもらってコケて欲しいのがラヴァンダ。「ちょっとこの馬にはうるさいですよ」といったところのここだが、適性から下げてくるはずの府中2000m替わり。』)を考えても、相当皮肉なところ。

おそらく、あちらが前かこちらが前かだけ(逆なら、ラヴァンダのほうが前に馬をおいて掛かったかも?)だったのではないだろうか。

 

 

ラヴァンダ / アドマイヤベル / ☆ユキワリザクラ 他

その2着ラヴァンダだが、こちらの目論見とは裏腹に好位のインでピタッと折り合っての好走(苦笑)。

思っていたほどのスローからの瞬発力勝負(2走前のこぶし賞など)にはならなかったことも向いたとは思うが、参ってしまう。

このまま折り合い難を見せなくなるようなら或いは…とは思うが、まだまだ怪しいとみており、当面は路線選択も含め彷徨ってもらってまたスプリント路線に戻ってくる時を待ちたい、と今日の時点では判断せざるを得ない。

 

勝ったアドマイヤベルは、中団から3着カニキュルとともに外に持ち出して伸びて、内の各馬を差し切っての勝利。

これまでも、そしてここも正直そんなに目立つパフォーマンスはマークできていない馬だとは思うが、とりあえずここまで牝馬には先着を許さずにきていることは事実。

 

ただ、このレースでの注目どころクリスマスパレードだけは、相当変わり身が見込めるこの日の内容だったはずで、脚力面でまだこちら優位の可能性がありそう。

ペースと位置関係、そして何より直線でのあの場面などを考えても、「アドマイヤベル牝馬相手に無敗継続」は結構半信半疑なところだと思っている。

いずれにしても、スムーズに競馬をして「?」といった感じのパフォーマンスにとどまったアドマイヤベル以上に、敗れたこちらに脈ありと見ておきたい。

 

☆ユキワリザクラ(12着)は、直線半ばまで見せ場を作ってはいたが……。

2,4着馬の間に挟まれ接触する場面もあり、そこからはもう抵抗する力は残っていなかった。

もっとも、人気薄が前で一発を成し遂げられるようなスローな流れでもなかったし、想像以上に軽快なペースにどのみち残せてはいなかったとは思うが。