競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【アメリカジョッキークラブカップ 2025 レース回顧・結果】This is it!~そうよこれぞ2段ブーストよ

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AJCC 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ダノンデサイル 2:12.1 36.0
2 マテンロウレオ 2:12.2 36.3
3 コスモキュランダ 2:12.2 36.4
4 ボルドグフーシュ 2:12.6 36.1
5 ライラック 2:12.7 36.3

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 AJCC 2025

 

1/26 AJCC ◯的中

 

レース全体のふり返り

 

芝は、時計的には通年平均比±0秒近辺の、前後内外フラットに近い(北寄りの風の影響もあったか)状態で行われた

 

前半1000mを1分00秒6の締まったペースで通過し、11.7 - 11.3 - 11.8 - 12.2 - 12.6(後半5F59.6秒/同3Fは36.6秒)を刻んでの2分12秒1の標準時計決着

 

コスモキュランダの押し上げ、チャックネイトの先頭進出で2段階でかなり負荷が高まり、消耗度の高い地力要求戦で、後半水準としてもまずまずのG2となった

 

 

 

 

アメリカジョッキークラブカップ 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

マテンロウレオ

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

価値ある2着には違いないだろう。

このラップでマクりを発動させたコスモキュランダとは、正直実質的には入れ替わるところかもしれないが、1列後ろだったダノンデサイルとは展開利と斤量差で相殺してイーブンぐらいの内容だったはずとみている。

やはり、時期やらハイレベル戦でこそだったりの特性などが嚙み合って、本領が発揮できたのだろう。

とにかく、ダノンデサイルの乗り替わり理由の「先約」がこの馬だったことも含め、それで蓋を開けてみれば複勝3.3倍~というのは非常に美味しい場面だった(結局その2頭でワンツーということで、そっちも相手には拾っておけよ自分、というのはあるが)。

そして、24年中日新聞杯組自体を評価していた手前、その点でもこの馬の2着はいろいろと再確認なったというところ。

 

 

コスモキュランダ

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

この産駒で、前走中京であれだけやれていて、上記のとおりレースがハイレベルだった中で、大得意の中山に戻って見事な上昇を示した。

前半に待機していたから(温存できて向いた)とみることもできるが、道中のラップと自身が動いた後にチャックネイトの動きでさらにペースアップしていたこと、そしてラストのレースラップなどを考えると、この馬こそ今回最強の競馬だったと個人的には考えている。

鞍上も、継続騎乗でこの馬に対するアプローチを改善しながらきちんと対応していて好騎乗だったと思う。

(若干長いし、内回りがどうかも)2500mにペースなども相まって対応できるようなら、有馬記念でも面白いのだが……。

いずれにしても、中山ニニG2はいつでも勝ち切れるチャンスがある。

 

 

ダノンデサイル

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

意図的消しは言うまでもなく、清々しい予想的敗北といった今回。

最後はさすがの伸びに見えたが、ジャスティンミラノに2馬身差をつけたダービーを思うとどこか“完全復活”にはまだ疑問を残しているような感じがある。

十中八九、本音としては陣営も勝ってなお満足はできない勝利だったのではないだろうか。

 

 

エヒト

予想➡➡➡

結果➡➡➡8着

16番人気はさすがに甘く見られすぎだったと思うが、それでも1~3着を除いた上位勢と2馬身圏内には入ってきての0.8秒差敗退で、しかも漁夫の利ではない形でのものであればまずまずだろう。

この馬も、中日新聞杯での内容を評価して迎えたここだが、想像以上に厳しい道中になってよくやっていた。

もう少し高速馬場の2000m寄りのタイプでもあるし、まだG2近辺パフォーマンスの期待はできる。

 

 

基本的に、2馬身半水をあけられた4着以下はG2としては評価に値しないと思っているが、その中で◯ボーンディスウェイは着差以上に今後に期待が膨らむ敗戦だった。

やはり、強くなっているのではないだろうか。この日の流れで、正攻法の競馬をしてこれだけやれたというのは、前走ほどのパフォーマンスには至らずの中でも同等の評価を与えていい。

すなわち、チョイ強(くなった)疑惑はもう本物としてOKということに。

 

ほか、▲レーベンスティール(12着)は、馬場も合わなかったかとも思うが、鞍上談話にもある通りその馬体増強とともに若干1800m寄りにシフトしてきている様子。

得意の舞台と言ってもこれだけタフな後半になったのは初めてで、その中でまったく伸びることができなかった。