――ただ、現状の1番人気(ダノン)は想定の流れだと、数少ない“向く”馬になってしまいそう。
今年は、(イメージにはない馬も含めて)メンバーほとんどが、瞬発戦での実績馬ばかり。
福島牝馬S2019 過去のレース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※5歳以上馬たちの好走率と単複ともに妙味が目立つレース。
これは、時期柄牝馬の繁殖入り(引退時期)を過ぎたタイミングでもあるため、現役に残った馬たちのバリバリ感や参戦への本気度によって、期待以上に健闘していることによるか
該当馬➡➡➡ウインファビラス、カワキタエンカ、デンコウアンジュ、ビスカリア、フローレスマジック、ペルソナリテ、ミッシングリンク
※中山牝馬Sと好相性のレースだが、0.5差内がひとつの目安。
さらに「中山牝馬S上がり3位以内」や「重賞連対実績」を持つ馬は安定
該当馬➡➡➡デンコウアンジュ、フローレスマジック、ウインファビラス
※また、「前走重賞6番人気以下からの一変」というのも、約4頭に1頭の割合で起こっていてひとつのポイント
該当馬➡➡➡ウインファビラス、カワキタエンカ、デンコウアンジュ、フローレスマジック、ランドネ
といった感じ。
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考察&まとめ
3年前のように瞬発力勝負になったかと思えば、一昨年のように消耗戦になったりと、メンバーひとつといった感じで、つかみどころのない印象のレース。
だからこそ荒れる、と言えばそうなのかもしれないが。
今年は少頭数で、落ち着いた配当になりそうでもあるが、同様に頭数が揃わなかった昨年でもアタマは7番人気キンショーユキヒメが獲り、2~3番人気が飛んで小波乱決着に。
これはひとえに、4歳馬人気がそうさせている、と考える。
言葉は悪いがここを使ってくるような4歳馬と、ここに照準を合わせたベテラン勢では、オッズとのバランスを考えれば断然後者ということなのだろう。
にもかかわらずどうしてもファンの目は4歳勢に行きがちな点が、妙味面での5歳以上>4歳勢構図に拍車をかけているレース――実態はそんなところか。
特に、クラシックや中央場で切れ味を武器に好戦績を誇る4歳馬が出てきたりすると、穴チャンスパターン。
切れよりも持久力やタフさという、それまでの戦歴とは異質な適性が求められる条件設定で、老練の渋太さに屈するシーンも多い。
また、上記にある通り、中山牝馬S組は検討のうえで避けては通れない存在。
今年の同レースは、
外差し勢1〜4着のレースで、好時計決着だった。
ただ、その時計面とは裏腹に決着指数は低い。 内を突いた馬たちは結果的に逆目を引いたような印象で、次走に向けてはそれらの馬たちに食指が動く
というもの。
その意味では、ランドネ、ウインファビラスはともかく、デンコウアンジュ、フローレスマジックは、人気過剰となるなら注意しておきたい存在。
ただし、今年の同レース経由馬たちは全馬前走6番人気以下。
注目の「前走重賞6番人気以下からの一変」傾向にはどの馬も当てはまっている格好で、その意味では悩ましいところも。
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予想印は!?ホネ的注目馬!
瞬発戦実績に偏った馬が多い、というかほとんどのメンバー構成で、少頭数。
それだけに、スローで流れてよーいドンの競馬となって、4歳馬までひっくるめた人気の瞬発タイプによる堅い決着というシーンも頭をよぎる。
ただ、そこは前回やっちまったランドネと、鮫島駿騎手にスイッチして臨むカワキタエンカの2頭の存在で、お互いに今回は楽はさせてもらえず……となる可能性も。
ここは、年齢×持久戦実績で一択となる◎ミッシングリンクを狙う。
持久戦がベストという馬が少ない中で、ランドネ、カワキタエンカといったところがしっかりと引っ張ってくれれば、この馬の優位性が働く。
前走ダート組からの好走例はないが、この馬は芝でのベスト指数パフォーマンスが、この福島1800mのいわき特別という戦績。
その「前走ダート」という点が隠れ蓑になっているこのオッズなら、今年の穴(5歳以上)はココと定めたい。
◎が来る流れなら、少しでも持久戦実績のある○フローレスマジック▲ダノングレースを相手本線として期待したい。
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その他今週のレースはこちら
4/20(土)東京競馬(調教注目馬)
4/20(土)福島競馬(調教注目馬)
4/20(土)京都競馬(調教注目馬)