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――ちょいタフ馬場傾倒(想定)が、それを後押しするかなと。
目次
- フェアリーステークス 2022 レース概要
- フェアリーステークス 2022 枠順
- フェアリーS 2022 ラップ適性・追い切り
- フェアリーS 2022 過去レース傾向
- フェアリーS 2022 レース傾向分析&考察
- フェアリーS 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
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フェアリーステークス 2022 レース概要
フェアリーS G3
2022年1月10日 1回中山4日目
発走時間:15:35(予定)
中山競馬場 芝1600m
サラ系3歳 オープン
2021年優勝馬:ファインルージュ 牝3 1:34.4 C.ルメール
フェアリーステークス 2022 枠順
フェアリーS 2022 ラップ適性・追い切り
基本はあくまで、平坦戦 ※ 決着という舞台で、あとは瞬発戦が大半のこの中山マイル。
※ラスト4Fの各区間加速内に、-0.5秒以上の急加速が生じないレース(例:11.8-11.5-11.6-11.9)が定義
エバーシャドネー、スピードグラマー、ニシノラブウインク、ビジュノワール、フィールシンパシー、ポケットシンデレラ、ユキヤナギが芝の平坦戦連対実績あり。
追い切りからは、最終的にフィールシンパシーとヴァンルーラーの2頭をピックアップ。(1/9 13:20追記)
フェアリーS 2022 過去レース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※「サンデー系×ノーザンダンサー系(又はその逆)」または「サンデー系×ミスプロ系(又はその逆)」配合馬が圧倒的中心
該当馬➡➡➡ウラカワノキセキ、エバーシャドネー、エリカヴィータ、スプリットザシー、テーオーシャルマン、ビジュノワール、フィールシンパシー、ユキヤナギ、ライラック
※加えて、「前走1600m以上の芝レース」に出走し、その前走で「逃げ(4角先頭)や、追い込みなどの極端な競馬をしていない」「上がり最下位とかの失速ではない」(⇒極端な競馬、極端な失速ではない)の全てを満たすこともポイント
該当馬➡➡➡上記血統傾向を満たす馬のうち、エバーシャドネー、エリカヴィータ、スプリットザシー、フィールシンパシー、ライラックが全てクリア
※芝1600m以上での優勝経験が無い馬は苦戦傾向
該当馬➡➡➡ウラカワノキセキ、スクルトゥーラ、テーオーシャルマン、ユキヤナギ
※関連して距離延長ローテも苦戦のレースで、前走1600m未満戦を使って「マイル以上Vのない馬」「当日8番人気以下の人気薄」はさらに苦戦
該当馬➡➡➡ウラカワノキセキ、スクルトゥーラ、テーオーシャルマン、ユキヤナギ
といった感じ。
フェアリーS 2022 レース傾向分析&考察
まず、好走馬の血統傾向に注目が必要なレースで、SS×ND、ND×SS、SS×MP、MP×SSの配合馬が、近13年集計での好走馬32/39頭を占めるレース。
さらには、「前走1600m以上の芝レースに出走」していて「前走4角2~12番手」「前走上がり14位内」あたりも有効な“ふるい”で、上記血統傾向+この3つの要素であぶり出された馬は同期間中で勝率14%複勝率39%となっていて中心勢力になる。
他、全般、マイル以上での実績面というのが、意外なほど重要になっているとの印象。
近年はほぼ毎年同傾向の繰り返しとなっているレースで、昨年も回顧編に記した
・「サンデー系×ノーザンダンサー系(又はその逆)」または「サンデー系×ミスプロ系(又はその逆)」配合馬が圧倒的中心
・中でも「前走1600m以上の芝レース」に出走し、その前走で「逃げ(4角先頭)や、追い込みなどの極端な競馬をしていない」「上がり最下位とかの失速ではない」(⇒極端な競馬、極端な失速ではない)馬が4割近い好走率で、まずは該当馬をよく吟味すべし
・瞬発力タイプは最後の最後にレース質とのミスマッチが起こりやすく、持久力タイプにもっていかれるレース(逆に言えば、ここを負けた馬こそクラシックは良い)
といった傾向が色濃い一戦。
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フェアリーS 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
今年は、ついに登録段階から全馬が1勝馬という事態のG3フェアリーS。
『3歳1勝クラス、もしくはG3.5として扱うべき』とは前年回顧編だが、その点において正真正銘の年である。
低調、難解、あっさりの番狂わせ、というのが目に浮かぶ状況といえる。
馬場は、5(水)はそこそこ時計が出て、Cコース替わり初日でも3分どころから外も結構伸びていた中山芝だが、その後の降雪や低温状況を経てどう変調しているか。
個人的には、一気の時計鈍化と外差しに変調をきたしての月曜馬場を想定している。
比較的タフな馬場での、中~外優勢競馬で台頭する差し馬を狙いとしたい。
エリカヴィータ / ニシノラブウインク / スプリットザシー / スクルトゥーラ 他
1~2番人気濃厚なエリカヴィータは、府中×瞬発戦の加速ラップフィニッシュを初陣V。
そのクラシックサイドの勝ち上がり方から、ここじゃない感は半端ないが……。
それだけならまだしも、今回は馬体減を気に掛けながらの加減調整となっている模様。
ますます、ここは獲りに来たレースではなさそうで下げる予定。
ニシノラブウインクは、サークルオブライフの2着した中山マイルが平坦戦かつ前傾、加速ラップフィニッシュを差して上り2位での内容。
当時は、比較的時計のかかる馬場でタフ戦なら申し分ない実績。
さらに、直線はひどい詰まりようでまともに追えたのが正味100m程度という競馬でのもの。
中山で流れてくれてスムーズなら、前走とは段違いのパフォーマンスがあっても不思議ない。
レース上り35秒台半ば~の差し競馬での筆頭候補として注目。
次点候補として考えているのが、ビジュノワール。
前走内容から、1勝馬同士の重賞なら当然の本命視ありという存在で、先行勢がそこそこいるので、2~3列目に収まって運べそうな点は想定馬場ではプラス。
あとは、その形で上りスピードが足りるかという点。
その意味で、少し想定よりも5(水)寄りの馬場になっていればというところ。
好素材スプリットザシーも、このくらいのところなら楽々まであっていい、1勝クラス突破(2勝目達成)濃厚キャラ。
小柄な馬の中2週、初関東圏輸送で、糧とする一戦という可能性もありの今回だが。
スクルトゥーラは、ただの良馬場を勝ち上がってきた組よりは、タフ馬場想定ならいい。
前走は稍重で、前が強い馬場を差している点はプラス。
厩舎×鞍上という点を考えても、人気どころでは軸として最も信頼したい。
レース傾向とは逆行して距離延長ローテ狙いとなるこの馬だが、マイル以上戦で極端な後傾ラップを勝ち上がっている組よりは、今年に関してはプラスになるとみて。
↓↓↓以下、日曜朝追記内容。
土曜を見るにタフ馬場には非ず、渋って差し傾倒に拍車も非ずという状況。
時計は、稍重でも野芝開催期を除く通年平均水準の時計が出ていたし、(内ラチ除く)インもまだまだ踏みとどまれている。乾いて、踏み固められて、引き続きイン前勢が幅を利かせてくるとみておく。
◎ビジュノワールに風が吹き、◯ニシノラブウインクがやや差しに回って苦しくなったか。
前々で粘り込みを図ってくるであろうエバーシャドネー、フィールシンパシー、ポケットシンデレラあたりをケアしつつ、最も伸びる3分どころから外を差してくる候補としては▲スクルトゥーラに注目したい。(1/9 9:50追記)
↓↓↓以下、当日昼追記内容。
月曜はフェアリーSまでに芝2鞍のみの“温存”デー。加えて、日曜に稍重から良回復を果たしワンランク高速化、見た目には茶色く傷んできているように見えるがイン前が攻勢を強めた今の中山芝。
実態として、最も伸びるのは3分どころだとみているが、それ以上に人気馬が前で粘り込みやすい状況という印象で、いわば“佳奈が笑う”、違った“スマイルカナ”的馬場だろう。
タフ馬場とも言い切れないし、当初見立てとは真逆で前への警戒を強めなければならない印象。
差し狙いなら、決壊したパターンでのオッズ妙味のあるところで、3分どころ(大外過ぎない)に乗せて伸びてこれるキャラか。
この中山マイル経験値という鞍上観点で◎は維持するつもりだが、◯フィールシンパシーを狙いたいところ。ほか、前からの粘り込みは徹底マークする。
当初▲候補のスクルトゥーラは、このオッズでは、(差し競馬想定なら......ニヤリ 実は馬場次第で前取ってくるのでは?とも想定しているが)さすがに単穴としての期待値で見合わないとみるので、確率的に下がっている決壊パターン要員として◆スプリットザシーだけ注目しておく。
ざっくり昼段階ではそんなところ。(1/10 12:25追記)