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――JC前から楽しみにしているわけですよ、このレースを(と言いつつ、さすがに現代競馬では1人気はないと思っていますし、むしろ本当に1人気なら逆に怖いと思っています)。
目次
- チャンピオンズカップ 2021 レース概要
- チャンピオンズカップ 2021 枠順
- チャンピオンズC 2021 ラップ適性・追い切り
- チャンピオンズC 2021 過去レース傾向
- チャンピオンズC 2021 レース傾向分析&考察
- チャンピオンズカップ 2021 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
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チャンピオンズカップ 2021 レース概要
チャンピオンズカップ G1
2021年12月5日 6回中京2日目
発走時間:15:30
中京競馬場 ダ1800m
サラ系3歳以上 オープン
2020年優勝馬:チュウワウィザード 牡5 1:49.3 戸崎圭太
チャンピオンズカップ 2021 枠順
チャンピオンズC 2021 ラップ適性・追い切り
瞬発戦 ※ 5割セッティングで残りの大部分が平坦戦と、ダートとしてはかなり瞬発力を求められる条件。
※ラスト4Fの各区間加速内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:12.2-11.7-11.6-11.9)が定義
実績の額面上からは、チュウワウィザード、アナザートゥルース、インティ、カフェファラオと上位に来るメンバー構成。
追い切り評価は、サンライズホープ、インティ、エアスピネルと調教編既出の3頭に、ソダシを追加した4頭を上位に。(12/5 10:00追記)
チャンピオンズC 2021 過去レース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※今年の地方交流重賞で、G1・3着以内またはG2勝ちがある馬がやはり中心
該当馬➡➡➡インティ、カジノフォンテン、クリンチャー、サンライズノヴァ、ダノンファラオ、チュウワウィザード、テーオーケインズ
※ダートにしては瞬発戦になりやすい傾向があって、5割ほどの確率で瞬発戦ラップが構成される
該当馬➡➡➡先の瞬発戦連対実績比率による判定に加え最大瞬発度も加味すると、チュウワウィザード、カフェファラオ、アナザートゥルース、インティに、春のアンタレスS内容からテーオーケインズあたりが該当してくるか
※前走5番人気以下はかなりハードルが高く、過去10年では複勝率10%未満
該当馬➡➡➡アナザートゥルース、インティ、カジノフォンテン、ケイティブレイブ、サンライズノヴァ、メイショウハリオ
といった感じ。
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チャンピオンズC 2021 レース傾向分析&考察
前哨戦というと、やはりJRAのG3武蔵野S、みやこSとなってくるのだが、実際にはJBCなど地方交流重賞を使ってきている組が毎年幅をきかせている印象が強いこのチャンピオンズC。
このあたり、地方(の砂、時計)と中央で比較がしづらいところもあって、指数使い泣かせのレースでもある。
ラップ的には、当初この中京1800mは坂下スタートということもあってか「スローになりやすい」と言われていたように記憶していて、実際“初年度”14年は前半62.3秒からのどスロー前残り決着。
ただ、そこからこの中京ダート自体、徐々にペースアップ傾向が見え始め、15〜16年には一転ハイペースの前傾戦決着となっている。
過去7年をみても、前半の流れもそうだがラスト1Fなどは全て良馬場施行なのに、11.9〜13.0秒まで幅広い。
そんな状況もあってか、一筋縄ではいかない印象で、良くいえば大魚も眠っているレースといえる。
ただ、1つなんとなく見えてきていることは、「1頭くらい、4コーナーにかけてバラけた内からショートカット気味にワープして突っ込んでくる差し・追い込みのシーンがよく見られる」ということ。
伏兵扱いされた差し馬には、大いに注目しておきたいところだし、その意味で各馬の使える上がりは重要。
また、リピーター色が濃いというのも特徴だろう。
このコースで激変して、アスカノロマンやインティが穴を空けている。
チャンピオンズCでの善戦経験馬や、同舞台の東海Sでのハイレベル実績を持つ組などには十分に警戒を払いたいし、それだけ特殊なコース形態というところが表れているのだろう。
ほか、前走人気傾向にハッキリとした傾向があり、「前走5番人気以下で5着以下」だった馬は手元の近19年まで遡ってみても(0-0-1-67)。
また、前走5番人気以下からチャンピオンズC(旧JCダート)で馬券に絡んだ7頭全てが「前走武蔵野SかJBCクラシック4着以内」馬と、レースに加え4着以内という着順まで“選ぶ”という状況になっている。これを覆して好走したのが、先述のリピーター・インティ(20年)である。
カジノフォンテン、ケイティブレイブにとっては、傾向面からは厳しい戦いになるか。
チャンピオンズカップ 2021 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
チュウワウィザード
前年は十分ハイレベルな勝利内容。
前走は、陣営も言っての通り不得手な右回り×小回りコースで持ち味を削がれた中でのものと考えれば悪くない。
(詳しいところは“管轄外”につき分からないが、)この日の外枠勢好成績印象からも、1番枠で直線も上位4頭の中では最内を伸びてのもの、さらには序盤に掛かり気味に行ってのものだけに強い内容で良いのでは。
テーオーケインズ
こちらも、小回り戦は合う印象はないので、金沢2100mでオメガパフューム、チュウワウィザードらと好戦を演じたことは評価に値。
ただ、チュウワウィザードとはまだこの条件では差があるかなという印象も。
仮に、右回りの広いコースで渋った状態で戦えば、まとめて面倒をみれてもいいところにはいるとは思うが。
ソダシ
確かに、血統的にダートは良い可能性はあるが、それでもやはりフェブラリーSだろう。
それにそもそも、今年も「3歳56キロ(12/2より前なら3歳馬は55キロ出走のルール)」イヤーで不可能度は極めて高い。
カフェファラオ / エアスピネル / インティ / サンライズホープ
カフェファラオの昨年(6着)は、3歳56キロという時点で苦しいのは当然で、情状酌量十分の一戦。
加えて、揉まれずに外枠から、マイル以下での渋った馬場でのスピード勝負がベストのタイプが、中枠(7番枠)からの競馬でもあった。
相変わらずマイルがベストなのだとは思うが、中央の砂であれば力をつけた今年は戴冠も十分。
大外16番枠も1~2枠とかに入るよりはよっぽどいいだろうし、このG1初Bも非常に不気味。
エアスピネルの前走、武蔵野Sは凡戦。ただ、同レースは内で弱い馬たちが渋滞原因を作ってのもので、それらを交わすために“進路変更”を余儀なくされたこの馬などは、必要以上にパフォーマンスを落としているので注意が必要。
好枠からショートカットして突っ込んでこれていいだけの、前年パフォーマンスでもある。
インティは、このレースだけに渋って時計を求められない状況であれば連下注目だろう。
同型の出方にもよるが、瞬発戦になればさらにチャンスは広がる。
差し候補では、本来、平坦戦実績に偏るメイショウハリオよりも、瞬発戦になっても対応力のあるタガノビューティーをと考えていたが、残念。
それなら、狙いを前に戻して、乾いたダートでの舞台適性を評価してのサンライズホープを上位に取りたい。
今のところは、ソダシがいるので本命◎はなんでもいいくらいなのだが(オイ、アイドルホースにやめいっ!(;^ω^))、前提条件と考えていた「外枠」を引いたカフェファラオに注目したい。
そのソダシを嫌う最大の理由(3歳56キロ)でもって度外視戦だった昨年のここと、その前のシリウスSでのあの強い競馬(相手関係はともかく)を思えば、この舞台の外枠で個人的には必然級の本命予定馬ということで。
そして、当然の注目ゾーンとして、チュウワウィザード、インティの名が真っ先に挙がってくるかなという感じ。では、また馬場などを見て当日にでも!
↓↓↓以下、当日午後追記内容。
標準的な時計が出ていた土曜から、日曜は若干乾燥が進んで時計を要し始めた印象。そして、それに伴い差しも届き始めている。基本はそれでも、このコースらしく前半分にいないと厳しい状況だとは思うが、ペースとこの後の馬場状態変化によっては、極端に差し傾倒する可能性も視野に入れておきたい。
どこまでペースが上がるか次第、その読みに尽きると思うが、枠の並びも含め今回は「並々ならない」「ゴール前逆転」競馬に賭けたい。
◎エアスピネル、◯カフェファラオ、▲チュウワウィザード、☆インティ、△サンライズノヴァとする。
想定の流れなら◎エアスピネルのイン差しが届くとみて。去年(7着)以上に状態が良いことは間違いないだろうし、その去年は思った以上に前半3Fがゆったりした流れになってのもの。今年は最初から流れ、後半も緩まない想定で、さらに向く可能性が高い。終始淀みない流れを10番手あたりのインから直線を向き、鬼脚炸裂に期待する。上り最速をマークできれば、馬券内突入はかなり堅いはず。
4番手とした☆インティについては、周囲の出方次第だろうが、想定の激流気配を察知してスッと下げての最終的には中位差し要員としての評価。
あと1頭強いて追加するなら、人気のテーオーケインズというところ。(12/5 13:45追記)