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――流れそうで、かつ引っ張るのがマイラーサイドの組なら......というところ。
目次
- スプリングS 2023 レース概要
- スプリングS 2023 枠順
- スプリングS 2023 ラップ適性・追い切り
- スプリングS 2023 過去レース傾向
- スプリングS 2023 レース傾向分析&考察
- スプリングS 2023 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
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スプリングS 2023 レース概要
スプリングS G2
2023年3月19日 2回中山8日目
発走時間:15:45
中山競馬場 芝1800m
サラ系3歳 オープン
2022年優勝馬:ビーアストニッシド 牡3 1:48.4 岩田康誠
スプリングS 2023 枠順
スプリングS 2023 ラップ適性・追い切り
府中の世代重賞のように1.0秒を超えるような急加速に耐えうる瞬発力は不要だが、瞬発戦実績がない馬はさすがに強気にはなれない6割がた瞬発戦 ※ 条件。
※ラスト4Fの各区間内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:12.0-11.5-11.6-11.9)が定義
瞬発戦&平坦戦双方で連対歴というタイプは、アイスグリーン、アヴェッリーノ、オールパルフェ、セブンマジシャン、ジョウショーホープ、ドンデンガエシ、ハウゼ、パクスオトマニカ、ホウオウビスケッツ。
追い切りからは、そこそこ内容は他にも見られるが、ハウゼ単独指名で変更なし。(3/19 10:55追記)
スプリングS 2023 過去レース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※重賞は目立ってしまうが、1勝クラスやOP(若竹賞、ひいらぎ賞、萩S、あすなろ賞、フリージア賞……など)での高指数マーク馬は雲隠れすることがあり、レベルが高ければ絶好の狙い目
該当馬➡➡➡パクスオトマニカ、ホウオウビスケッツ、アイスグリーン、メタルスピード
※最終追い切りでの「併せ併入または先着」がほぼ好走要件となっていて、近14年の好走馬の約8割を占める
該当馬➡➡➡アヴェッリーノ、ウィステリアリヴァ、グラニット、シルトホルン、シーウィザード、ジョウショーホープ、パクスオトマニカ
※人気サイドの好走パターンは、「単勝7倍未満、かつ芝マイル以上重賞で5着以内を2度以上経験している馬」「当日3番人気以内で、芝1800m重賞で4コーナー5番手以内から連対を果たしたことのある馬」あたりで、いれば中心視妥当
該当馬➡➡➡なし
といった感じ。
スプリングS 2023 レース傾向分析&考察
適度に荒れることも多いスプリングS。
その波乱度引き上げにひと役買っているのが、1勝クラスやOPでの好レベル経験を持った馬たちである年も少なくない。
これらは重賞好戦歴組に隠れることも多く、例を挙げると昨年の6番人気3着サトノヘリオス(エリカ賞)、19年の7番人気3着ディキシーナイト(ジュニアC)などがそれ。
その19年は、高速馬場や決着時計の速さから、かなりマイル質を伴うレースとなって荒れたが、同様のマイル質決着は13年ロゴタイプの年などでもみられている。
1800mという微妙な距離ゆえ、中距離寄りのレース質となるかマイラー寄り質になるか、その見極めも重要なレースという印象。
そんな中、近年の人気薄好走の大半となっているのが、「最終追い切り、併せ併入または先着」組。
厳密には、併せるなら遅れてはいけない、遅れるくらいなら単走のほうがマシといった印象だが、「最終追い切りで、併せ併入または先着」だった馬は、手元の近14年集計で毎年必ず好走、好走馬42頭中33頭を占める結果となっている。
ここに出て皐月賞を目指すくらいの馬たちなので該当馬も多かったりするのだが、それ自体「他馬に負けないハードトレ」、直前での負荷のかけ方としてそのくらいは必要になってくるレース、を表してということだと捉えている。
あとは、人気馬の安定好走パターンとして、「単勝7倍未満、かつ芝マイル以上重賞で5着以内を2度以上経験している馬」は近16年集計で(2-5-2-1)、「当日3番人気以内で、芝1800m重賞での4コーナー5番手以内から連対を果たしたことのある馬」は近18年集計で(6-3-2-1)といったあたりが特記事項として挙げられる。
スプリングS 2023 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
アイスグリーン / セブンマジシャン / ハウゼ 他
好レベル戦だとは思うが、オールパルフェ、ベラジオオペラといったおそらく人気最上位どころに対して気楽に勝負に行けるアイスグリーンが面白い存在。
挑戦者の立場には変わりないが、脚力、距離実績、ラップ適性、鞍上などの部分から、好走以上まであってもいい。
その他の素質馬たちが今回ジョッキーの観点で人気を下げそうなのが残念だが、有力に変わりないと思うのがセブンマジシャン。
前走は超不運な競馬での3着で、しかも中2週で再輸送で臨んでの結果だけに、上方修正可能な内容だった。
それでも、初戦評価からすれば個人的下方修正中できているここ2戦なのが、ちょっと歯がゆいこの馬なのだがそれだけ期待していたことの裏返し、そのクラシック期待馬がまずは出走を賭けて真剣勝負をかけてくるシーンということなら、素直に狙っておきたい。
ただ一方で、枠と先行勢の出方次第などで、今年はかなりマイル寄り(質)の決着も見込まれる。
そうなってくると、中距離タイプが苦戦しマイル質荒れするのがこのレース、というのは先述の通りで、その場合の候補としてシルトホルンにも注目しておきたい。
ここに入るとそうは目立たないだろうが、2走前、3走前は評価に値の内容で、その決着狙いなら十分本命でもと思っている。
あとは、恐らく土曜開催中のまとまった雨は不可避、そこを経ての内から乾く途上の稍~良で迎える形を想定しているが、いずれにせよ現時点で絞りこむのは難しい。
当日を待っての判断にはなってくるが、現段階ではハウゼを挙げておく。
前に行く組の中では、唯一といっていい後傾ラップの前残り経験だけではない戦歴の馬で、締まったペースで流れた2走前は侮れず。
前走の2200mでそのスタミナも保証済みで、「前残り一途の馬場だが、先行枚数多く厳しいペースの持久力勝負」という展開で期待したい一頭。
前半が流れ過ぎて逆にコーナーで一旦緩むようなら、他にいくらでも前で狙うべき馬はいると思うが、週半ばの現時点でのイメージ通りの馬場に仕上がっているようなら。
↓↓↓以下、当日午後追記内容。
『恐らく土曜開催中のまとまった雨は不可避、そこを経ての内から乾く途上の稍~良で迎える形を想定している』(上記)が、ほぼ現実のものになっている。
ただ、前日に不良までいったのにちょっと驚きだったように、想像以上にまとまった雨で9R時点でも重を維持していて、「内から乾く」よりも「馬場ダメージ」のほうが影響大となっている模様。
◎トーセンアウローラを狙う。直前にかけて注目を集めていくであろう戦績の馬だが、前に行かない組の差し台頭一発を狙いたい状況で、この馬の複勝5倍見当はそそられる。仮にも、セブンマジシャンの新馬2着馬でもあり、荻野極騎手テン乗りでハイペースを逃げて失速した3走前以外はきっちりと能力だけは走っている印象のある馬。軸として期待する。(3/19 14:40追記)