競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【クイーンステークス 2022 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / 風物詩の陰に隠れて

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――前年は同日重賞なし、今年は人気重賞アイビスSDのウラという“条件面”での違いが、思わぬ波乱を呼ぶか!?

目次

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クイーンS 2022 レース概要

 

 

クイーンS G3

2022年7月31日 1回札幌4日目

発走時間:15:35

札幌競馬場 芝1800m

サラ系3歳以上 オープン

2021年優勝馬:テルツェット 牝4 1:47.8 C.ルメール

 

 

クイーンS 2022 枠順

 

 

 

1 1 テルツェット 牝5 池添
2 2 ローザノワール 牝6 田中勝
3 3 ホウオウピースフル 牝5 横山武
3 4 サトノセシル 牝6 古川吉
4 5 マジックキャッスル 牝5 浜中
4 6 メイショウミモザ 牝5 鮫島駿
5 7 ファーストフォリオ 牝5 丸山
5 8 ラヴユーライヴ 牝5 菱田
6 9 フェアリーポルカ 牝6 吉田隼
6 10 ウォーターナビレラ 牝3 武豊
7 11 スライリー 牝4 丹内
7 12 ルビーカサブランカ 牝5 横山和
8 13 フィオリキアリ 牝5 藤岡佑
8 14 ゴルトベルク 牝5 荻野極

 

 

クイーンS 2022 ラップ適性・追い切り 

 

 

 

舞台が瞬発戦:平坦戦、ほぼ5分5分というセッティング。

※ラスト4Fの各区間内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:12.0-11.4-11.6-11.9)が定義

ルビーカサブランカフィオリキアリラヴユーライヴと適性上位のメンバー。

 

追い切りからの最終ピックアップは、メイショウミモザテルツェットの2頭とする。(7/31 11:40追記)

 

 

クイーンS 2022 過去レース傾向

 

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

間隔中4~19週で近11年(10-9-10-74)単回116複回86と、中心ではここからしか狙えないレベル

該当馬➡➡➡ホウオウピースフル、フェアリーポルカ、フィオリキアリ以外全馬

 

単勝3番人気以内の社台F&ノーザンF生産馬が猛威をふるうレースでもある

該当馬➡➡➡テルツェットのみ該当か

 

単勝50倍以上での好走は、札幌・函館芝3着経験(2勝クラス以上)ありの馬に限られる

該当馬➡➡➡ファーストフォリオ、ラヴユーライヴ、フィオリキアリ以外で単50倍以上が見込まれそうな馬は厳しいか

 

といった感じ。

 

 

 

クイーンS 2022 レース傾向分析&考察

 

 

 

昨年の函館施行を挟み、2年ぶりに札幌で行われる。

傾向論としては、昨年結果は含めずに考えていくことにする。 

基本的には、「内枠」×「1ヶ月以上の間隔を空けた馬」×「55キロ」あたりが最重要ポイントの一戦。

全てを満たした馬は、近年では、16年1着マコトブリジャール(単20.2倍)3着ダンツキャンサー(46.9倍)、17年2着トーセンビクトリー(同14.7倍)3着クインズミラーグロ(同18.7倍)、20年1着レッドアネモス(43.7倍)が該当するなど破壊力も抜群。

当日、やたらと外有利な馬場になっていたりなどがない限り、この内枠に入った余裕のあるローテに該当する馬は狙っておくべき。

関連して、先に挙げた「中4~19週」あたりを中心に、あとはだいたい5〜6歳の人気薄を絡めると奏功するレース。

 

 

 

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クイーンS 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

テルツェット / ウォーターナビレラ / ルビーカサブランカ / ホウオウピースフル / フィオリキアリ / ラヴユーライヴ / サトノセシル 他

昨年函館版のこのレースを快勝しているテルツェットは、3歳勢を除けば脚力的には今年も勝ち馬筆頭候補に位置しているとみていいだろう。

あとは、昨年が直前に降り出した雨の中でのドンピシャ鮮やか差し切りだったこと、1回函館10日目の馬場から今年1回札幌4日目の馬場であることなどがポイントに。

 

 

スライリーは、脚力としては近走の伸びも目立つし、十分頂点に立てていい。

高レベル戦だった3走前中山牝馬Sで4着というのも今回に向けては強調材料。

瞬発型という点だけ少し疑問も、馬券内に期待の一頭には変わらず。

 

 

ウォーターナビレラに関しては、この世代ということもあって、通常なら厄介な人気筋ということになる3歳参戦。

たしかに外回りよりは内回りのほうが良いだろうし、マイルG1実績があるのでローカル1800mならとは思う。

ただ、個人的に阪神C路線での活躍を楽しみにしている馬だけに距離的なズレと、あくまで瞬発型のここまでという持久力勝負へのズレから、頭で嫌うとというのは結構現実味なのではないかと考えている。

 

 

ルビーカサブランカは、ラップ適性と脚力からは十分アタマ圏内。

ただ、それは当然少頭数か長い直線コースでということになる、分かり易いキャラ。

実際に、北海道戦は全て3番人気以内に推されて全敗という状況で、まずレースが大きくフルゲート割れしなかった時点で勝ち切りは厳しいか。

 

 

ホウオウピースフルは、お世辞にもレベルが高かったとは言えない巴賞ウィナーとしての参戦。

しかも、よほど出していってもらわない限り、多頭数では差しになることが濃厚で、前走も12頭立てにも救われている。

洋芝2戦2勝で牝馬限定ではあるが、あまりそそられない。

 

 

フィオリキアリの前走(五稜郭S)も、特に評価するようなところのない額面。

ただ、1コーナーのロス(前の馬の故障のアオリを受けて外回し、位置取り下げる)を思うと悪くないかもしれないもの。

ラップ適性も合いノーチャンスではないとは思うが、夏場のローカル2000mで走るイメージからもこの1F短縮も少し距離が足りない可能性も。

 

 

適性面から、ここは実績上位勢逆転の大いなるチャンスなのがラヴユーライヴ

実際に、札幌の2戦では長く脚を使う展開を自ら演出して好内容で勝ち切っている。

あとは、その2戦が逃げでの好パフォーマンスだけに同型の存在が鍵に。

 

 

……と、どこもかしこも単狙いではイマイチ推せない感じ。

ここは、昨年も上位に評価した◎サトノセシルで一発狙ってみたいと一考中。昨年からは、まだ差しやすい札幌に替わっての枠好転状況(もっとも、昨年はこの馬にとっても直前の雨恩恵がありましたが)、そしてそもそも牝馬限定戦使い自体レアなこの馬の鞍上弱化シーンを積極的に狙うという公算で。

 

 

↓↓↓以下、当日午前追記内容。

単純に、前と直線内ラチということではないが、ロスなく運ぶことが絶対という印象の平均からは少し速めの好状態馬場とのイメージ。

前が取れること以上に、やはり内の枠が大きなメリットになる(相当流れるなら、コーナーを長く走るコース形態らしく、外を回しての進出でも通用可能だが)。

(土曜時点で)馬場がここまでとんでもない仕上がりとは想定していなかったので、その部分で多少出し入れは必要(日曜は馬場硬化が進んでさらに内有利顕著の可能性も)。

変則的だが、何にしても①②③④のボックスという馬券の話からが先になる、そのくらいの事態ということで(苦笑)。

印とかもう結構どうでも良くなってきつつあるが(^^;、◎サトノセシルはせっかくなので維持しておき、◯ホウオウピースフルの3着を応援しておきたい。

前でも差しでも、腹を括ってインベタでジッとしていれば3着でまかり間違う可能性はあるので、メイショウミモザ、ラヴユーライヴ、スライリーあたりは、まだ望みは捨てていないが。

あと、特にハイペースになる要因は見出せていないが、もしその方向が見込めれば波乱の目も。(7/31 11:40追記)

 

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