競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【中山金杯 2022 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / 一転、割り込み可能性

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――もともとステラヴェローチェが出てくるかに注目していた東の開幕戦、出てこないとなって馬連チャンス到来かなと。

目次

1/5(水)重賞予想と追い切り注目馬はこちら

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中山金杯 2022 レース概要

 

 

中山金杯 G3

2022年1月5日 1回中山1日目

発走時間:15:35(予定)

中山競馬場 芝2000m

サラ系4歳以上 オープン

2021年優勝馬:ヒシイグアス 牡5   2:00.9 松山弘平

 

 

中山金杯 2022 枠順

 

 

1 1 オウケンムーン 牡7 菅原明
1 2 タガノディアマンテ 牡6 津村
2 3 コスモカレンドゥラ 牡6 柴田大
2 4 ヒートオンビート 牡5 横山武
3 5 アドマイヤアルバ セ7 吉田豊
3 6 ヴィクティファルス 牡4 池添
4 7 トーセンスーリヤ 牡7 横山和
4 8 レッドガラン 牡7 斎藤
5 9 ロザムール 牝6 北村宏
5 10 ブレステイキング 牡7 丸山
6 11 シャムロックヒル 牝5 団野
6 12 サトノクロニクル 牡8 内田博
7 13 アトミックフォース 牡6 戸崎圭
7 14 ジェットモーション セ6 田辺
8 15 アールスター 牡7 長岡
8 16 ウインイクシード 牡8 松岡
8 17 スカーフェイス 牡6 石橋脩

 

 

中山金杯 2022 ラップ適性・追い切り 

 

瞬発戦 ※ 発生率が5割と最も高いが、平坦戦も4割程度とバランス型の条件。。

※ラスト4Fの各区間加速内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:12.0-11.5-11.6-11.9)が定義

ロザムールレッドガランコスモカレンドゥラアドマイヤアルバアールスターあたりがコースラップ適性上位。

 

 

追い切り評価は、レッドガランアトミックフォースシャムロックヒルヒートオンビートの順。

 

 

 

中山金杯 2022 過去レース傾向

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

勝ち馬は、「55キロ以上で単勝10.0倍未満」から

該当馬➡➡➡トーセンスーリヤ、ヒートオンビート、ヴィクティファルスあたりか

 

基本的に「斤量増馬」を狙うべきレース

該当馬➡➡➡なし

 

「1~4枠に入った、前走(JRA)で前走4角5番手以内だった馬」が安定

該当馬➡➡➡トーセンスーリヤ、レッドガラン

 

といった感じ。

 

 

 

中山金杯 2022 レース傾向分析&考察

 

 

「斤量増馬」が狙い目となる東の幕開けとなるレース。

手元の資料(※近19年)では、前走比で斤量が増えていた馬は(14-7-7-26)となっていて2頭に1頭以上は走ってきている。

その確率が示す通り、斤量増馬が2頭以下の年はやはり該当馬の好走率は相当高く、昨年こそバイオスパーク、ヴァンケドミンゴの2頭が共倒れに終わったが、該当の近8年中7年で1頭もしくは2頭が必ず好走している。

 

その「斤量増」傾向とも関連してくるが、斤量別成績でも、~53kg(0-1-1-31)、53.5~55kg(3-4-5-58)、55.5~57kg(6-6-5-67)、57.5~59kg(4-2-2-11)(全て近13年集計年)と斤量を課された組の好走が顕著で、昨年はウインイクシードが56キロ以上勢から好走している。

冬場で馬場が高速化しないことも一因だろうが、もう一つ、軽量だと乗れないことの多い短期免許来日中ジョッキーが有力馬に乗っているパターンも含まれるからと考えられる。

なお、勝ち馬は「55キロ以上で単勝10.0倍未満から」というパターンが、19年まで13年連続で続いた。昨年は、これを1人気ヒシイグアスが覆して勝利した。

 

また、「1~4枠だった馬のうち、前走がJRAで4角5番手以内だった馬」というのが近12年で(7-6-5-16)となっていて、前走で先行していた馬の内枠入りは有利で、20年などは1~4着を独占(人気は順に、2→6→11→10人気)している。

 

 

 

中山金杯 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

◎ロザムール / ◯トーセンスーリヤ / ▲ヒートオンビート 他

▲ヒートオンビートは、本来平坦戦の流れで嫌いたいシーンではあるが、今の横山武Jでは正直そんなこと言っていられず。

流れ不向きで、1番人気でも、逆らうことなかれとだけ記しておこう。

 

 

あとは、コース適性に見合う能力上位どころ+内の先行馬による戦いという見立て。

馬場を見る前時点としては、力を前が上回る想定で。

 

 

一発白羽の矢は、◎ロザムール☆アトミックフォース

◎は昨年の4着馬でもあり、当時から1キロ増えるものの、適性型で恩恵さえあれば。

枠の並びとして自身より内に速いのが多くない点が、そのために良い。

☆は、◎もそうだがここに向けてじっくりと調整を積まれている点とその内容が合格点。

 

 

 

人気どころで、連軸として最も期待したいのは◯トーセンスーリヤ

函館記念でみせたパフォーマンスは十分G2級。

極端な高速馬場や、タフ馬場(差し有利)でなければ適性で弟(武史J)逆転も。

 

ヴィクティファルスは、ハンデ56キロが鍵も、最強現4歳世代。

人気は背負うだろうが共同通信杯2着馬であり、G1や距離不向きといった点を除けばここでは当然脚力上位も。

あとは、渋らないなら、追走がスムーズになるスローペースでということになってくるか。

ただ、そんな生っちょろいペースにはならないと見ていて……。

 

ウインイクシードは、枠課題で下げたが冬場の中山はベスト。

軽い馬場で、掛からずに運べれば◯。

 

レッドガランは、出来は良さそうで、あとは当初京都金杯を予定していたように若干距離が長い点。

 

シャムロックヒルは、開幕デーだけに馬場ひとつで通用しても。

自分のリズムで運べさえすれば3着ラインには届いてもいい。

 

 

全般として、中央競馬開幕デーは、東西ともに雨(雪)の心配はなさそうだが、中山に関しては北寄りの風が強く吹きそう。

昨年の有馬記念当日のように、向こう正面で追い風を受けて直線でまともにアゲインスト(差しづらい)の状況となる可能性が高い。

馬場を確認するまでは、ますます「前警報」発令中の様相。

あとは、少なくとも(馬体重含め)パドックを確認できる人はしないと……というところ。

この変則開催では、狙い馬がとんでもない姿で当日現れてくるなんてことも?