競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【弥生賞ディープインパクト記念 2025 レース回顧・結果】仕掛け人リターンズ

■ブログランキング参加中です(記事が参考になったという方は是非クリックで応援をお願いします)

弥生賞ディープインパクト記念 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ファウストラーゼン 2:01.3 37.2
2 ヴィンセンシオ 2:01.3 36.9
3 アロヒアリイ 2:01.4 36.1
4 ミュージアムマイル 2:01.5 36.5
5 ガンバルマン 2:01.5 36.4

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 弥生賞ディープインパクト記念 2025

 

3/9 弥生賞ディープインパクト記念 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

芝は稍重のままレースを迎え、通年平均比±0秒からあって+0.5秒/1000m のゾーンで、回復途上の状況でも(特にコーナーで)内を避けて外に広がるシーンも見られるなど傷みも出てきたためか、イン圧倒的有利な状況にはならず

 

前半1000m通過は1分00秒9、11.7 - 12.4 - 12.1 - 12.7の平坦戦ラップ(上り37.2秒)を刻んでの2分01秒3決着

 

“前回”同様に道中からファウストラーゼンがマクリ始め中盤が高速化したのち、4角1,2番手ワンツーで決着

 

後半水準的にさすがに好レベルG2判定まではどうかも、十分クラシックにつながっていい地力戦だったとみられる(あくまで“地力”評価戦であって、高速馬場での軽い瞬発戦などでの能力とは異なる)

 

 

弥生賞ディープインパクト記念 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ジュタ

予想➡➡➡

結果➡➡➡10着

乗り替わりの誤算もあったが、さあここからという3コーナー過ぎ、外から被されたこともあって伸びてくることができず惨敗。

勝負所でスムーズさも欠いているため度外視で良いだろうが、こういう上りを要す展開ももしかしたら合わないのかもと思うところ。

タフ馬場や時計が掛かるのは歓迎だが、瞬発戦のほうが良いという、実に悩ましい適性をもった存在なのかもしれない。

 

 

ファウストラーゼン

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

このオッズなら、前回狙えていない身としても、本命視でなければOKと判断したが、その想像の上を行く最後の直線の粘りだった。

前走の再現ともいうべきマクリを発動させたあと、11.5 - 11.7 - 12.4としっかり一呼吸入れていたあたりが勝因であり、鞍上も好プレーだった。

この内容だと、多少なりとも2戦連続で同じことをやっているだけ、とみられる向きもあるだろうからその点だけは覚えておきたい。

高速上り戦などを除いたところでの脚力は、十分重賞好走級のものがあると思うし、ほか余計な勘繰りを生みやすいこの馬だけに(適性外戦以外では)、正しく「その点」の部分だけ重視してみていきたい。

 

 

ファウストラーゼン / アロヒアリイ 他

2着ヴィンセンシオは、内枠からハナを奪ってのもので、勝ち馬に比べると無理な競馬はしておらず今日のところは完敗の判定。

ただ、この馬に関しては大方バレていたとは思うが、稍重馬場に削がれていた可能性が高い(でなければ、前走のレコードVの説明はつきずらい)。

加えて、皮膚炎の影響で中間の調整に遅れもあってのもの。

さすがに、理由はあれどこの水準の2着だとクラシック級とまでは言えないだろうが、普通の重賞ではまだまだ見限れない。

 

ほか、当然分かりやすくアロヒアリイ(3着)は、いくら漁夫の利展開になったとはいえ強い競馬だが、もう少しマニアックなところではレディネスの内容を評価したい。

まずアロヒアリイは、あれだけ大外をぶん回しながら最後まで垂れないのだから、この日の地力競馬サイドでは上位だった。

もちろん、この馬はレース自体が軽いキレ味勝負とは真逆の適性を問われた一戦だったこと、渋った馬場が苦にならなかったことなどが、向いていたとは思うが。

レディネスは、瞬発力とは無縁のこの競馬の中で、今の時点でこれだけやれれば悪くないという判定。

最後までメイチで追われてのものでもなく、まさに「また、ここじゃないどこかでね」という感じの敗戦は、(特にキレ味勝負の王道路線で)中途半端に適性を見せていない点で好印象をもった。