競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【弥生賞ディープインパクト記念 2021 レース回顧・結果】追い風不要

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――…なくらいにホネには風が吹いているんだ!・・・ではなく、そういうペースだったという(^-^;

弥生賞ディープインパクト記念 2021 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 タイトルホルダー 2:02.0 34.5
 2 シュネルマイスター 2:02.2 34.5
 3 ダノンザキッド 2:02.3 34.2
 4 ソーヴァリアント 2:02.5 34.2
 5 テンバガー 2:02.5 34.6

 

ホネ的! レース回顧 / 弥生賞ディープインパクト記念 2021

 
3/7 弥生賞ディープインパクト記念 ◯的中
 
 
レース全体のふり返り
 
 
当日良馬場に回復したこの日だが、時計の出方のほうは顕著なものではなくマイルドな良化といった感じで、前日(稍重)からほとんど変化はなく、ほぼ野芝開催期を除く年間平均水準の時計がマークされる馬場
 
前半1分2秒6の超スローレベルからの、12.3 - 11.6 - 11.0 - 11.9の瞬発戦
 
レベルは上がらず、少頭数なり、馬場傾向なりの差し勢圧倒的不利決着
 
 
 

弥生賞ディープインパクト記念 2021  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

タイトルホルダー

予想➡➡➡

結果➡➡➡1

結果的に、風が強く吹かなかったことで(誰が見てもあからさまな前圧倒状況誘発→オッズ急落、とならず)妙味を維持したまま逃げ切りVを果たした。

ただ、そのオッズ動向が示す通り、当日朝時点での見立てほど逃げ有利ではなかった(注:先行有利ではないということはなく、前有利は事実も逃げ圧倒ではないという状況)なかで、前半超スローの逃げに恵まれた。

予想的には運があったし、競馬としては先行・差しイーブンの馬場でもおそらくこのペースの逃げであれば残さなければいけないといったところだろう。

レベルは決して高くなく、ここを勝ったからといって真のG2ウィナーとするにはまだ尚早。

再び、タイトルホールドしてきても不思議ない馬であることは否定しないが、しばらく“眠って”からが基本線。

少し間隔を空けて、制御が効いた状態かつ展開に恵まれたG3で、2ndタイトルのチャンスが出てくる馬という見立て。

 

 

ダノンザキッド

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

前半にずいぶんとやんちゃな素振りを見せていたこと、やはりそれほどの瞬発力は感じさせないことなどが印象として強く残った敗戦。

おそらく鞍上もそう思っていることだろうが、あの前半の様子では本来の位置取りで競馬をしようにも出来なかったと思うし、直線をイメージから1列以上後ろで回って、脚を余すだけ余してレースを終えた。

俄然、タイムフライヤー臭が漂い始めたところ。

 

 

▲ゴールデンシロップ / ☆ワンデイモア / シュネルマイスター

▲ゴールデンシロップ(8着)は、ホームストレッチでのテンバガーの動きによってレースが終了してしまっており、かわいそうな一戦。

☆ワンデイモア(7着)は、この急加速が入りかつ12.3 - 11.6 - 11.0 - 11.9の上りスピードを求められては前との差を詰められなくて当然。

上り2位をマークしているだけ立派な内容ととって差支えないだろう。

2着シュネルマイスターはあの位置から、タイトルホルダーとの差を詰められないあたり、やはりこのペースでも2000mはギリギリ、すなわち本領は1800mまでということなのだろう。

あくまで個人的見解だが、あれほど強気にレースを迎えた手塚調教師から「(皐月賞、もしくは)NHKマイルCのどちらか」という談話がレース直後に聞かれている時点で、今後2000m以上に使ってきた場合「“無理強い”して出てきている」と断定したい。

 

 

全般、的中ゆえ放っておいても文量が嵩むといったことがないように、このレースにあまり特筆すべき内容はない。

ただ、4着病を断ち切るためにちょい置き気味にいった◎が、3着内堅守どころか勝ち切ってくれたことは個人的に収穫だった。