競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【東京スポーツ杯2歳ステークス 2022 レース回顧・結果】レア戦でメインストリームはない?

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――『「1角崩し」~「中波乱」あたりを見込んだ戦い』という見立てが当てはまったあたりも、それを映し出している印象で。

 

東スポ杯2歳S 2022 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ガストリック 1:45.8 34.0
2 ダノンザタイガー 1:45.9 34.0
3 ハーツコンチェルト 1:46.0 33.8
4 ドゥラエレーデ 1:46.0 35.0
5 フェイト 1:46.3 34.5

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析東スポ杯2歳S 2022

 
11/19 東スポ杯2歳S ▲不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
通年平均比-1.0秒/1000mまで高速化し、内ラチも粘るが2~3頭外が最も伸びる印象のCコース替わり初日
 
前半1000m通過58.9秒はこのレースでは時々起こるペースではあるがやはり速い流れ
 
12.0 - 11.4 - 11.5 - 12.0の瞬発戦で、1分45秒8の好時計決着となったが、この日の馬場では古馬1~2勝クラス水準とみられ4年ぶりの低レベル東スポ杯となった印象(実際、雨混じりの良馬場で行われた翌日曜3R2歳未勝利は1分48秒0の好時計で決まっている)
 
ラスト2つ目が最速にならない東スポ杯というのも極めてレアで、クラシック王道舞台戦にして上位馬が“裏街道”路線へと進んでいく可能性のある一戦

 

 

 

東スポ杯2歳S 2022  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

タイセイクラージュ

予想➡➡➡

結果➡➡➡11着

序盤掛かり通しでレースにならず。制御不能に近かったとみられ、少し立て直しには時間がかかりそうだが、初戦でみせたラップ水準からは世代重賞くらいなら獲れて不思議ないものを持っている馬ということだけ覚えておきたい。

 

 

ガストリック

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

ここを12.0 - 11.8 - 11.2 - 11.9とかで勝つのと、12.0 - 11.4 - 11.5 - 12.0V(実際のレースラップ)とでは大きな違いがあったとみている東スポ杯ウィナー。

レース全体のところにもある通り、1分45秒8自体は優秀層に映るがこの日の馬場では大したものではなかった印象。

また鞍上も、ここ2週連続の重賞Vは運も合わさっているとは思うが、それでもキャリア最多タイにならぶJRA重賞年間3勝目をあげていて、そうした追い風も重なっていたか。

いずれにしても、本格的な東スポ杯2歳S水準キャラが“居留守”の状態で、上手く獲れたという格好だったとみられる。

 

 

▲シルトホルン(8着)は、ドゥラエレーデ(4着)とともに少し厳しいペースを演出し過ぎてしまった模様。

早々にバッタリと止まったわけではないし、4着ドゥラエレーデがこの決着レベルの中ではひとまずレース最注目の存在となり得る状況だけに、引き続き追いかけていきたい。

そのドゥラエレーデは、こちらも多少行きたがりながら、そしてコーナーでは押せ押せになりながら直線まで先頭譲らずの態勢でまとめていて、他同様にここでの額面パフォーマンスは低調だったが、ゆくゆくOP級前後の活躍は見込めそう。

2~3着の2頭は、これで現時点クラシック級とは呼べない立ち位置というのが確定的となったと思うが、晩成ならという望みはまだある両頭。