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――それで「想像以上」と言わしめたことが、函館・札幌以外での疑念を抱かせても良さそうな部分。
札幌2歳S 2023 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 札幌2歳S 2023
レース全体のふり返り
③前半1分02秒1はこの日の馬場ならマイペースの範疇、そして後半は馬場換算後で水準上の4F48.4秒の平坦戦(11.9 - 11.6 - 12.0 - 12.9)となっての1分50秒5(稍)の好レベル決着
④といっても、勝ち馬が4馬身差つけており2着以下は、例年のこのレースの2着ラインや掲示板ラインなどからは劣る
札幌2歳S 2023 各馬ふり返り 予想と結果
マーゴットソラーレ
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡4着
ただ失速していくだけの4着ではなく、終いもそこそこ来てはいたもので3着はあってもよかったか。
稍重維持はこの馬にとっては朗報だったはずだが、それはラスト100m過ぎての伸び脚だけにとどまり、ターニングポイントはもう少し前に迎えていた負け方という印象だった。
序盤は、新馬戦と比べそこまでタイトな流れでもなかった割に番手まで出していかなかったことから、鞍上(佐々木大輔騎手)にももっとやれるというところを(特に特別戦で)積極姿勢で見せていって欲しいところ。
後半が初戦と異なり平坦戦ラップになったことで、3~4番手からではついていくだけになってしまっていた。
この経験を経ての次でどんな内容を見せてくるかで、2勝目までの馬で終わるかその先があるかがハッキリしそう。
セットアップ
予想➡➡➡◯
結果➡➡➡1着
欲ボケしたぶん、この馬の本命で気持ちよく的中させることができなかったが、強い馬の強い競馬が見れたことにまず満足というところ。
この日の馬場で、逃げて上り36.5秒(大体札幌2歳Sの良馬場を含む平均レベル)を刻まれると、後続は厳しい。
それでも4馬身差は「相手にとって不足あり」過ぎた印象なのだが、そのあたりは12.7 - 11.9 - 11.6 - 12.0 - 12.9と、十分に差を付けた状態でラスト4つ目から速めスパートをし、なおかつ自身はへこたれなかったことによるものと称えたい。
上り最速がこの稍重のかなり消耗度の高い流れのみということや血統背景等から、古馬芝OP馬としての活躍イメージまでは沸かないが3歳春までなら。
少なくとも皐月賞までは、デクラレーションオブウォー産駒や馬キャラクターの妙味にかなり期待していきたい一頭。
実際、やはりというか鞍上も、「馬場が結構悪かったけど、ダートもこなせそうな走りをしているので内に行ってみようと」と話し、結果として「想像以上に強かった」というあたりも、その妙味観点で下支えする材料にまだなっていてくれるのではないかと思っている。
パワーホール
予想➡➡➡▲
結果➡➡➡2着
この馬からは、少し例年の同着順ラインと比べると下回ったかというところだが、個人的にはこんなものだろうという範疇。
やや初戦が過大評価を受けている印象のこのオッズだったし、まだ疑問視はしておいていい馬。
それでも、初戦が上り34.5秒(ラスト1F11.1)での逃げ切りV、そしてこの日が上り36.8秒での未だ後ろから来た馬には交わされたことのない戦歴できているのは非凡さゆえともとれる。
今日もゴール前では、むしろ3着馬との差は広げにかかっていた。
このくらいの敗戦では、まだ過剰売れ分が余計に乗ってきてしまうだろうが、洋芝オンリーから離れて迎える次も、引き続き要ウォッチ対象であることには変わりない。
トレミニョン
予想➡➡➡☆
結果➡➡➡5着
紅一点、こちらはこれで十分という感じの2戦目。
初洋芝が、この稍重でタフ化した状態で、初戦が中速モードの開幕週だったことを思えば悪くない。
3コーナーで一旦置かれかけたところから長く脚を使って挽回した様子は、正に予想編に記した初戦の11.7 - 11.8ラップVでみせたものは「見どころあり」の部分だったのだろう。
そうスンナリともいかないだろうが、逆に過剰に売れることもないであろう1勝クラス(世代重賞)では2勝目に期待できるシーンがあって良さそう。
ガイアメンテ(6着)は、かなりイレこんでしまい、2戦目が悪いほうにでたパターン。(休み明け以外では特に)気性面に対する懸念は当然つきまとうが、それを除けば悲観する必要はなし。
まあ、普通に札幌2歳S1人気に恥じない活躍を示してくるだろう。
3着ギャンブルルームも、ラスト2Fのあの手応えからよく圏外に沈んでいかなかったという点では気にすることのない凡走3着だったか。
ここは適性外戦、軽い芝広いコースに戻ってどれだけやれるかだけ記憶しておきたい。