競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【オークス 2021 レース回顧・結果】向こう正面での作戦

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――上手くいきましたね、この舞台でミルコ。

オークス 2021 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 ユーバーレーベン 2:24.5 34.4
 2 アカイトリノムスメ 2:24.6 34.4
 3 ハギノピリナ 2:24.6 34.3
 4 タガノパッション 2:24.8 34.2
 5 アールドヴィーヴル 2:24.8 34.5

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 オークス 2021

 
5/23 オークス △不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
 
馬場は極端に速いというレベルにまでは到達せず、-0.5秒/1000m換算あたりの平均チョイ速めくらいの状態とみられる
 
近年の「時計一つ高速」馬場には至らず、その中で2分24秒5決着ならまずまずの印象
 
1000m通過後の12.6-12.6-12.4の部分こそ一度低速になるも、その後の12.1 - 11.3 - 11.7 - 11.9も含め至って標準的に流れての瞬発戦決着に
 
前が完全に崩れ、4列目で直線を迎えた組によるワンツースリー決着に
 
 
 
 

オークス 2021  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ククナ

予想➡➡➡

結果➡➡➡7

結果的に鞍上の積極性が裏目に出て飲み込まれたが、良い競馬。

そこまで遅くはならない流れから急流になると踏んで狙っただけに、直線半ばで一瞬抜け出しかけたシーンでは期待したのだが。

自身が2番手から速めにプレッシャーを掛けにいったところで12.1 - 11.3の急加速部分を生み出しており、結果論だがもう1テンポ遅らせあのまま◯クールキャットに独り旅をさせていたら、際どい勝負に持ち込めていた可能性がある。

決して弱い競馬ではなく、瞬発戦ならまた楽しめるイメージ。 ☆次走注目馬☆

 

 

ユーバーレーベン

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

向こう正面で外に持ち出して進出する小粋な策。

この距離になってもやや鈍重なくらいのゴールドシップ産駒のこの馬だけに、少しでも前を射程圏に入れて長く脚を使わせたらこっちのものーーそれを、現実のものとした鞍上の功績も大きい1勝。

もちろん、展開も良かったが、直線あの地点での抜け出し(ソダシ、ククナあたりもほぼ同じ列)から、ゴール前で詰め寄られるどころかどこまで行ってもその差を詰めさせないといった感じの伸びは、着差以上の完勝を感じさせた。

 

 

◯クールキャット / ☆アカイトリノムスメ / ハギノピリナ / ソダシ

◯クールキャット(14着)は、先行勢壊滅の流れを自ら演出してしまっていたので、度外視の一戦でいいだろう。

このレースでの時計、指数云々は別で考えておくことにしたい。

 

☆アカイトリノムスメ(2着)は、個人的にはまさかの差し競馬。で、コレが功を奏した。

当初は好位の後ろ辺りで進めていたが、徐々になだめる必要が出てきたために鞍上が手綱を引くと、外を回って押し上げ始める組の存在によってインのポケットで蓋をされる格好で下げる形に。

結果的に、ユーバーレーベンよりも後ろの位置で直線を迎え、見事にワンテンポ遅れて追い出す展開になった。

上位3頭の中で、最もラッキーだった印象は拭えず、それでいてここでは勝ち馬には完敗。

少し距離も長かったか。

 

大激走の3着ハギノピリナは、ユーバーレーベンの通った後をさらに後方から進出してコーナーを回った馬。

この競馬が、前の壊滅決着も手伝ってハマるレースだったことを物語っているとは思うが、それでも(悔しいながら)◆アールドヴィーヴル(5着)をほぼ同じ位置から差し切っての3着なのだから評価して然るべき。

しっかりと中身のある激走だったとみている。

この厩舎の育成でこれまでのこの戦歴、そしてこの決着の府中2400mでの好走と、「牡馬顔負け」「タフ」などのキーワードとともに今後穴シーンを狙っていきたい存在。

 

他では、今日のこの決着で差しに回ってそのハギノピリナに先着されている組は評価はし辛く、やはり1番人気ソダシ(8着)が評価対象に。

この馬に関しては、もっとアエロリットになっていけばいいだけだと思うし、今回のレースぶりで0.6秒差なら全く悪くなかったと思っている。

 

ダジャレで記した「(ぬいぐるみのことを指して)飛ぶように売れる(って状況は、競馬的にはダメじゃね?)」は、当日にかけてさらに拍車を掛けていくであろう単勝オッズの意味も少しだけ含ませたものであり、その点「やっぱりな」の状況であったわけで。

 

 

▲☆決着で馬連1,880円とはいえ、当日▲ではなく◯に肩入れしていってしまったため失敗。

その他のレースでも、ゴール寸前で嘘のようにひっくり返されて3複万馬券が消えたり、ここは普通に人気馬が来てくれて3複万々歳なんだよって時に1-2-4着(2人気)喰らったりと、なかなか歯車噛み合わずの状況が続く。

ただ、「桜花賞とは真逆(それは言い過ぎか?w)のことが今の府中で起こっているんだ」を胸に(シメシメ…人気の一角崩したなり!)、恐れないでみんなのためにホネパンマンは競馬の祭典に向かいたいと思っている。勇気だけが友達さ~。