競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【フローラステークス 2021 レース回顧・結果】スライリーが全てを物語る?

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フローラS 2021 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 クールキャット 1:59.4  33.4
 2 スライリー 1:59.6  33.8
 3 ユーバーレーベン 1:59.6  33.2
 4 メイサウザンアワー 1:59.6  33.6
 5 ウインアグライア 2:00.0  33.9

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 フローラS 2021

 
4/25 フローラS △不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
 
時計の出方はまちまちだが、差し・追い込みが決まっていたりなど前日から鈍化した様子で、通年平均-0.5秒以下(1000mあたり)の馬場レベルとみられる
 
前半1分00秒2はまずまず快調なペースだが、離して逃げたアンフィニドールのものであることを思うと後続はスロー
 
12.6 - 11.3 - 11.0 - 11.5の、このレースとしてはレアな純然たる超瞬発戦決着になる
 
 
 

フローラステークス 2021  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

スノークォーツ

予想➡➡➡

結果➡➡➡17

ゲートを出ての位置取りからして終わっていた一戦だが、それにしてもこの最下位17着というのは、戦前から言われていたソエやらで順調度を欠いて「何とか間に合った」形だったことを物語っているか。

スタートで、他馬にぶつかった影響もあったかもしれないが。

 

 

アンフィニドール

予想➡➡➡

結果➡➡➡13着

離して逃げた馬に対して言うのは極めてレアケースだが、ハッキリ「消極的過ぎる」内容。

12.6 - 11.3 の急加速部分であり、あそこまでコーナーで落とすなら前走で良い末脚を示している馬にいきなりあれだけの解き放ちっぷりは、初めからしないほうが良い。

馬自身、直線で舌を越していて集中できていなかったり、内ラチで他馬とぶつかり進路がなくなったりという部分もあったが、それ以前に「下ろされ」問題のレース内容である。

 

 

▲ルース / ☆オヌール / △パープルレディー

▲ルース(12着)は、1コーナーの入り部分で前の馬に反応して頭を上げたことから、最後方からとなってしまい、そこからは鞍上もほとんどやる気なく終戦。

この馬も前に行ってこその狙いだったので、あの位置になった時点でやむなし。

ただ、あの位置で直線に入って、あれだけ馬群から離して大外を進んだにもかかわらず上り2位の33.3秒をマーク。

勝ち馬クールキャットを上回っているし、ただ『“親子2人の競演”が楽しかった』だけではない内容だったかも、と思っている。

もしかしたら、今後牝馬中長距離重賞路線で幾度となく好走を見せてくるかも?

☆オヌール(8着)は、少頭数立てしか経験していなかった部分だろう。

ここで、この展開で、過去2戦より後ろからではまあ難しい。

当日評価を上げた△パープルレディー(6着)も基本的には同じ負け方。

これだけ、一旦緩められてヨーイドンをされては、△の位置からでは苦しい。

 

 

クールキャット / スライリー / ユーバーレーベン

勝ったクールキャットは、何不自由ない競馬で決めてみせたといった感じで、元々素質を高く評価されている馬だけにここは強い競馬を見せた。

アルテミスS当時に「クラシックサイド」「オークスが楽しみで、距離は絶対的にもっとあったほうが良い」としていた馬が、この舞台を勝ったのだからさすがに次も楽しみ。

この日も、抜け出す時にはあまり瞬時に後続を突き離せないものの、ゴール板にかけてじわじわと差をつけていくあたり、まだまだ距離が伸びて良さそう。

しかも、考えようによっては、オークスで乗り替わりとなることが過剰売れを防ぐことにも繋がるわけで、当たりがソフトな鞍上を配してくるなら非常に楽しみ。 ☆次走注目馬☆

 

スライリーは、個人的にはチョ~悔しい前走クイーンC◎馬。

その前走で、鞍上自ら失策を認めていた「この馬で下げてしまっては×」が、今回教訓として、大いにプラスに働いたように思う。

「レースラップが、このレースとしては締まったものになった中ということを思うと、もっと緩んでの好位策なら....」という前走回顧内容も、まさにこのレースで証明された格好。もちろん、『皮肉にも』ではあるのだが。

ユーバーレーベンは、当日差し馬場度合いが増していた様子だったので、前日予想時点以上に警戒は高めていたが、それでもやはり3着止まり。

そして、展開とは逆の形で良く追い込んできていたとはいえ、走破時計がこの日の馬場で1分59秒6というのが物足りない。

勝ち時計がもっと速く、それを追いこんで詰め寄ったのならいいのだが......。

 

 

しかしまあ、こうも評価した馬たちが想定の真逆の運び(◎▲→好位、◯→頑張って好位後ろ...といったセンス無し見立て)で、ド派手に散ってくれると悔しさを通り越して清々しい。

気を取り直しつつ、改めて隊列イメージを入念にしつつ、予想を組み立てていきたい。