競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【NHKマイルカップ 2021 レース回顧・結果】気温の上昇とともに

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――スピード勝負、暑さ…いろいろと不可解な部分の答えがそこにあるような気がしてならない一戦。

NHKマイルC 2021 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 シュネルマイスター 1:31.6 34.0
 2 ソングライン 1:31.6 34.3
 3 グレナディアガーズ 1:32.1 35.1
 4 リッケンバッカー 1:32.2 33.9
 5 ロードマックス 1:32.3 34.5

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 NHKマイルC 2021

 
5/9 NHKマイルカップ △不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
 
馬場は午後にかけて一気に高速化していき、8R、9Rを見るにレース時点では通年平均比-1.5秒(1000m換算)レベルまで到達していた印象
 
これは、いずれのレースも逃げ馬が大敗しているように騎手心理(前半のペースが上がりやすくなっていたか)によるところも大きいが、気温の上昇(最高気温28度)での急乾燥も作用した可能性
 
前半33.7秒というレース史上最速に近いハイラップで入り、1分31秒6の高速決着
 
前傾の11.6 - 11.4 - 11.4 - 11.9平坦戦となり、馬場を考えてもハイレベルに疑いなしの好戦
 
 
 
 

NHKマイルカップ 2021  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ルークズネスト

予想➡➡➡

結果➡➡➡10

時計の壁というべきか、ホウオウアマゾンの外から抜け出してくるかに見せて伸びず不発。

スタミナも求められたのは事実だが、ちょっと伸びなさ過ぎで状態面にも疑問が残る、と同時に暑さに弱い可能性も。

「レース前からテンションが高かった」との指摘もあり、見た目以上に浪費したか。(←5/11 21:05追記)

 

 

ピクシーナイト

予想➡➡➡

結果➡➡➡12着

△バスラットレオンが落馬した瞬間には、この馬が勝つためのピースがまた1つ増えたか!? と思ったのだが。

比較的スムーズにハナを奪えたし、この馬ならあの前半でも粘ってもという淡い期待も少し持ちつつ、迎えた直線ではバテバテの12着。

結果的に、オーバーペースで全く実力を発揮できずに馬群に飲み込まれた。

逃げ馬は馬券内すら0(ただし、先行馬は残る)の特殊状況で、「逃げたことが運の尽き」は分かるものの、さすがに止まり過ぎていて、◎ともども“0.5秒ほどの余分”を解析していく必要あり。

鞍上談話として、「返し馬以降、ゲートに行くにつれ、うるさくなってしまった。」と残されており、◎同様こちらも気の良いところが裏目に出た様子。(←5/11 21:05追記)

 

 

シュネルマイスター / ソングライン / グレナディアガーズ他

勝利したシュネルマイスターとほぼ勝ちに等しい内容の2着ソングラインはもちろんのこと、好位から粘り通した3着グレナディアガーズも立派な内容。

 

シュネルマイスターは、マイルでそれほど前向きさは感じられなかったことから、今回「先行プレッシャー高めなのは承知のうえ」で前を狙っていたことからも、NHKマイルCペースになった際に“なし崩し”になるとみて軽視した馬。

前走、あれほど強気にレースを迎えた中で「皐月賞、もしくはNHKマイルCのどちらか」という談話がレース直後に出てきていた時点で、2000mが若干長いことは明白、このNHKマイルCに矛先を向けてきたのは至極当然の判断だとは思っていたが、勝ち切ってくるとは。

差し、外と噛み合うレースになったのはもちろんだが、3着以下につけた2馬身半差も含め優秀。

恐らく、この長く脚を使っての平坦戦ラップがベスト、距離は1800mジャストだとみているが。

 

ソングラインは、たしかに平坦戦型で紅梅Sの好パフォーマンスも前半33.5秒、11.5 - 11.8 - 11.7 - 12.1の平坦戦と、流れは合ったとは思う。

ただ、それにしてもあの堂々抜け出しからの粘りには驚かされた。

折り合いの面などはあるにせよ、この馬も保有するスタミナ自体は、もっと距離があっても大丈夫ということだろう。

 

個人的に、最も驚かされた3着グレナディアガーズ

急加速を伴う瞬発戦になったら危ういという見立てからは、実際に急加速伴わずのラップの中での好走であり納得も、このペースで軒並み前が沈む中で踏み止まったことは想定以上。

もっとも、このレースの4着以下となってくるとさすがにレベルが怪しく、加えて鞍上の言う通り「馬場を選んで運ぶプラン」の巧妙もあっただろうが。

 

あとは、基本的にこのレースでは内前勢が評価に値すると思っているので、筆頭としてランドオブリバティの負け方に注目しておきたい。

伸びずバテずには映るその内容だが、展開と馬場を思えば良くやっていたと思う。