競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【マーチステークス 2021 レース回顧・結果】濃い競馬だったけど、あーあ...

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――タイトルは勝ち馬のことに非ず、は読んでいただければ、レースVTRを見て頂ければ、馬名を持ち出すまでもないかと。

マーチS 2021 レース結果

 

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 レピアーウィット 1:51.0 37.6
 2 ヒストリーメイカー 1:51.1 37.6
 3 メモリーコウ 1:51.6 37.8
 4 オメガレインボー 1:51.7 36.7
 5 ハヤヤッコ 1:51.8 37.7

  

ホネ的! レース回顧 / レース分析 マーチステークス 2021

 
3/28 マーチS △不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
 
雨は降ったものの一時的で稍重を維持してレースを迎える
 
稍重にしては時計は速くなく、良馬場含む平均~少し速め程度の馬場だったとみられる
 
前半1000mを59.7秒とこの日の馬場換算で1秒ほど速いペースで入り、3~4コーナーで極端に緩んで12.3 - 13.3 - 13.1 - 12.6の変則瞬発戦フィニッシュ
 
ただ、これは言わずもがな離して逃げたベストタッチダウンによるラップであり、2番手ナムラカメタロー以下は前半1分0秒5前後で、上り4F50秒程度でのレースが実態
 
3着以下はG3としては微妙も、1~2着はなかなか優秀な水準
 
 
 

マーチS 2021  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ナムラカメタロー

予想➡➡➡

結果➡➡➡6

2番手から進めたしては不甲斐ない凡走と言わざるを得ないが、前走(総武S)もあのペースでラスト1F13.6秒を要してのVだったわけで、この流れになればこうなるか。

前が早々に止まって実質消耗戦質が薄まったことで、直線でのスピード耐性で劣ってしまった印象。

いずれにしても、ラスト1Fで1秒以上減速するような流れが良く、レースの形は定まっているタイプだが流れについては選ぶ、といったところ。

 

 

スワーヴアラミス

予想➡➡➡

結果➡➡➡7

手応えが渋いのは昨年とそれほど変わらなかったが、それでも最初の1~2Fが昨年より流れたこと、内枠だったことなどでより下がってしまう格好に。

ただ、基本的にパフォーマンスが戻り切る1~2戦手前だった感は否めず、要するに(要するに)ナメられていたのではなく(ここで狙った自分の)見る目がなかったということだろう。

 

 

レピアーウィット

予想➡➡➡

結果➡➡➡1

予想編でも触れたように、馬格があるタイプ優勢なことからもそれ自体驚きはしないが、戦前から馬体増が囁かれ実際にこの馬体重で+18キロで勝ち切ってくるとは恐れ入った。

序盤に(気性面の)危なっかしさは多少見せたものの、その後は離れた外の3番手確保の鞍上の好操縦にも支えられて好パフォーマンスVとなった。

このサイズの馬なので、当然馬群や一たびブレーキを掛ければそれだけでアウトだろうし、あの位置で何も遮るものなく抜群の手応えで直線を迎えた時点で、鞍上も勝利はほぼ確信しただろう。

この馬体重まで増やしてきて、自己ベストを更新中となってくると、まだ上があっても良さそう。

今回、この馬の単を買えなかったのは、馬体重からではなく当日バタバタしていてまるで“参戦”できていなかったことにあることだけは、メモとして残しておく。

 

 

オメガレインボー

予想➡➡➡

結果➡➡➡4

痛恨のシンガリ一気4着であり、まさか、内に入れてまであの位置(1角16番手)を取ってくるとは......という。

群を抜いた直線での脚だっただけに、予想していた「中位差し」で見たかった。

あーあ、もうバレちゃったよ、カズオ~。

 

 

ヒストリーメイカー / アメリカンシード

2着ヒストリーメイカーは、「コテコテ消耗戦では少しズレるかも」という疑いをもって、恐らく2~3番人気だろうということも含め相手にしか考えなかった一頭だが、この馬まではなかなかの内容で走っている。

一応、みやこSが12.2 - 12.0 - 13.2の平坦戦でクリンチャーの2着があった馬だけに、今回の2番手以下実質平坦戦サイド決着の中ではまあ連対は納得。

こちらも▲同様に馬格もあって、その点でもこのレースには合っていた可能性。

 

問題のアメリカンシードは、そんなに激流というわけではないので、そもそもあの位置になっている時点で「何やってんだ?」というものだが、直後に明るみになった落鉄もあってのことか。

いずれにしても、後続のプレッシャーがきつくてという考え得る負けパターンにすらならなかったのだから、競馬をしていない一戦とせざるを得ない。

 

基本的に、そのアメリカンシードの件も含め、想定の先行プレッシャーが極端に薄れ、(上りスピードのある)前の組優勢決着となった一戦。

馬場も土曜から1ランク渋ったものの、基本的に差し込めるような状態ではなく、ますますその前々展開を助長した。

その中で、1~2着以外ではやはり痛恨の4着馬が、非常に濃い内容として輝いて“しまった”印象で、ちょっとぴえん(´;ω;`)