競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【京都記念 2022 レース回顧・結果】遅すぎて残り1000mからのよーいドン

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京都記念 2022 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1  アフリカンゴールド  2:11.9  34.5
2 タガノディアマンテ   2:12.1    34.3 
3 サンレイポケット  2:12.2  33.8
4 ジェラルディーナ  2:12.2  33.6
5 ユーバーレーベン  2:12.3  34.5

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 京都記念 2022

 
2/13 京都記念 △不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
 
当日含めこの週は少頭立ても多く馬場レベルが計りにくい状況だが、稍重でも通年平均比-0.5秒/1000m近辺(野芝開催期除く)の速い状態だったと推察
 
準OP程度の前半1000mペースから、後半ロングスパート展開で時計を短縮したものの、決着時計2分11秒9はこの日がよほど時計を要していたと判断できない限りはG2として評価できない凡戦

後半5Fは11.6 - 11.4 - 11.4 - 11.0 - 12.1となっており、4F勝負を通り越し5F勝負展開に
 
 
 

京都記念 2022  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

マリアエレーナ

予想➡➡➡

結果➡➡➡️8着

11.4 - 11.4 - 11.0 - 12.1の平坦戦、この馬以下がピッタリとくっついて来てプレッシャーがきつくしかも前記ラップを自分のペースでもない形でと、この馬にとって肝心の後半で楽をさせてもらえなかった。

縦長隊列イメージが崩れた段階で、まあ今回に関してはこんなものだろう。

前々で運び、自らも凡退したユーバーレーベンを憎むべきこの日だったか。

 

 

アフリカンゴールド / タガノディアマンテ / ◯ラーゴム / ▲ジェラルディーナ 他

勝ったアフリカンゴールドは、キャリア初の逃げと、稍重でも高速、イン前攻防濃厚な馬場状態で、上手く持ち味を出せたことが大きい。

人気上位が自滅しているとはいえ、自身としてはここにきての充実度には目を見張るものがあるというところ。

渋っても、この日のように開幕週で時計のそこそこ出る状態ならこなせることも分かった一戦。

 

2着タガノディアマンテは、この距離で後半3~4コーナーにかけてかなり速い流れでも、好位で直線に入れたことが大きい。

位置取りで決めた部分は勝ち馬と同様だが、それもこれも序盤から「やけに行きっぷりが良いな」と感じさせていたその好調によるところだろう。

低レベル戦ながら見どころはなかなかあった前走(中山金杯)もそうだが、寒い時期が非常に良いタイプ。

それでも、このレベルで、アフリカンゴールドを捉えきれていないあたり、どちらかというと勝手に決着ラインが下がってきた賜物だと見ておきたい内容だが。

 

 

◯ラーゴム(9着)は、1コーナーで痛恨の悪癖(他馬起因による引っかかり)発動。

それでも、なんとか直線序盤までは伸びてこれるかにも見えたが追って弾けず。

もっとも、折り合いを欠くことなく運んでも、11.4 - 11.0 - 12.1ではこの馬には上りが速すぎたかもしれないが。

 

▲ジェラルディーナ(4着)は、グイグイと伸びて迫ったがそもそもこの決まり手。

しかも、13頭立てで4コーナー11番手と近走では最も位置取りが悪くなっており、苦しいのは当然。

この馬も、物理的に届かない競馬になってしまった主因である、前半が遅く、レース上りが34.5秒とこの条件としては超高速化した展開に泣いた。

さすがに上り最速はマークしてきてはいたが。

 

大外を追ってこそ味があるユーバーレーベンは、走破レベルまでも微妙となったが、内容としては全く悪くない。

鞍上もまた、追って(差し競馬で)こそなのに、内回りを意識して、さすがにどうかと思うあの先行策で、不憫な競馬だった。

(この形になってしまえばという)予定調和的敗戦であり、次走は条件替わりで挽回必至だろう。