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日本ダービー 2022 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 日本ダービー 2022
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日本ダービー 2022 各馬ふり返り 予想と結果
ドウデュース
予想➡➡➡△
結果➡➡➡1着
勝ち切ったのは、豊さんがビッグレースを勝つ時によくある「思い描いていた通り」パターンであり、それ以上でもそれ以下でもないとは思う。
ただ、3着以下2馬身、5着以下にはさらに3馬身の差、そして2分21秒9の勝ちタイムの内容のほうに脱帽という感じ。
アイビー S→朝日杯FSという使い方に、どうしても疑問を感じてしまった今回だったが、右手前好きは本当だったか、この府中でこれまでとはちょっと次元の違う走りをしてみせた。
当然、その他上位勢に対しては、持久戦でのアドバンテージもあっただろう。
これをもってしても、△ジオグリフ(7着)含む皐月掲示板組(イクイノックス、ダノンベルーガ、アスクビクターモア)との勝負付けが済んだとまでは思わないが、とりあえず世代最上位の脚力は示しての勝利。
今年の場合、『最も速い馬が勝つ』皐月賞とは程遠い結果でダービーが『最も速い馬が勝つ』レースになった格好だが、そこで見事前進した。
イクイノックス
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡2着
いわゆる今回の“3強”の中では、上り最速マークなどをみても最も強い競馬をしたとして良いだろう。
残り400m地点まではダノン、ジャスティン、ジオの壁を回避するために外へ、そこから50mでは遮るものなく外を悠々と既にスパート済みだった勝ち馬ドウデュースの外に持ち出してと、細かなロスならいくらでもあった。
それをおして、あのゴール前の猛追は、世代頂点決定戦で見せた豪脚と称していい。
最大の収穫は、さらなる距離延長への不安払拭と平坦戦をなんなくクリアしたことだろう。
ただし、菊は要注意。もちろん、「この馬のことだから……」とまた18番枠しか入っていない抽選器(苦笑)を廻す可能性もその要因のひとつだが、それ以上に厩舎関西遠征力の問題はかなり足枷になるはずで。
アスクビクターモア
予想➡➡➡△
結果➡➡➡3着
2番手から抜群の手応えで先頭に躍り出ると、1〜2着には交わされたものの出色内容で3着を死守。
これで、後半が36秒台に落ち込んで、自身2分22秒台後半(決着が22秒台半ば)とかなら疑いようもあるが、走り過ぎなくらいよくやった。もちろん、その自身の頑張りで平坦戦に持ち込んだことが、(あえてそう表現するが)「激走」を生んだことには違いないだろうが。
ここから距離が伸びてどうこうは思わないので、さすがにクラシック戦線はもう厳しいだろうが、千載一遇だった皐月(5着)からここで着を上げたのは、この馬の適性を思うと素晴らしいこと。
是非、関西輸送経験を積んでいってもらい、ゆくゆくは大阪杯、宝塚記念でその持久力×機動力を見せつけてほしいところ。
ダノンベルーガ
予想➡➡➡▲
結果➡➡➡4着
直線立ち上げで多少外に持ち出さざるをえなかったこと、最後に内を突く形になったことなど、「日本ダービーともなると、そう易々とベストな形は築かせてもらえない」が、今年のダービーではこの馬に一番降ってかかった印象もある。
JRA平地G1の1番人気11連敗ということや、そもそもこの馬の1番人気には、相手の引いた枠のことや自身の府中適性のことはあるにせよちょっと“旋風”が巻き起こり過ぎている感はあった。
ただ、それもこれも僅かな狂いに過ぎず、最大の敗因は11.8 - 11.5 - 11.7 - 12.0の平坦戦にあると考えられる。
この馬は、現状ではヨーイドンが身上だったということだろう。
2冠での人気(皐月2人+ダービー1人=3)はなんだかんだ最上位であり、ハーツ産駒とくれば古馬になってからの返り咲きも十分だろう。
さすがに、菊は人気も下げるだろうし、それでもミスマッチにしてはオッズ下がりきらずで、見合わないとは思うが。
◯デシエルト 他
◯デシエルト(15着)は、さすがに暴走に近いペースで、特に58.9秒はまだしもその後の2つで11.7-12.3というのはちょっと理解し難い運び。
馬だけではなく、鞍上までほぼ2100mくらいで諦めてしまっていては、ちょっとダービージョッキーの名が廃るというもの。
そのデシエルトペースで明暗クッキリという中で、恩恵サイドが5着以下では△キラーアビリティ、×ジオグリフ、以外は×プラダリア、×オニャンコポン、ジャスティンパレスらを筆頭に持久力勝負泣きとみていい内容。
ただ、そこはこの日の馬場では一気に平凡以下とみられる2分22秒台後半の5着以下ゾーン。
普通に、既定路線負け色が濃く、さらに距離適性が全面的に露呈したという部分も含めてジオグリフを、それらの中から見直し必至注目株としておきたい。
馬券的には、今回◎の単に肩入れし過ぎたため、2-3人気馬連には手回らず。
3複に関しては▲ダノンの4着に泣くも、どのみち1-2-3人気の組み合わせはさすがに買っていないので……、ということで完全に作戦負け。
もっとも、期待も込めた◯デシエルトが想定を打ち砕くオーバーペースを生み出し、持久戦で優位性を発揮したドウデュースに勝たれているので、狂いは馬券作戦時点ではなくそれ以前にあるのだが。